東方MMD動画 「神めーりん」 製作後の感想(1)

(画像クリックでニコニコ動画へ飛びます)
  

 
 
これまでコツコツと作っておりました東方MMD動画。
ついに先週土曜日に完成し、無事に投稿することができました。
  皆さん、いつも応援ありがとうございます(*´ω`*)もう見てくれたかな?w
 
今回は動画投稿後に“完成記念トーク”として、
ニコニコ、そしてyoutubeで生放送配信を行いました。
  AviUtlの編集方法についてや、ストーリーの裏話などについてですね。
 
  前回「小悪魔ごはん」の投稿後にこのブログで書いたあれやこれや
  今回は生放送配信で行ったという感じですね(´▽`;)
 
Youtubeアーカイブ動画が残っておりますので、興味のある方は暇つぶしがてら見てみてくださいw
 
 
  

 
 AviUtlの編集については、上記のアーカイブ動画を見ていただいた方が分かりやすいと思いますので、このブログでは割愛させていただくのですが、
 
ストーリーの裏話については上記動画を長々見ていただくより、ここにパパッと書いちゃった方が読みやすいと思いますので、
それを今回はブログ内で書き留めていきたいと思います。
 
 
 
私がいつもお話を作るにあたって意識していることは2つ。
 
 ・前フリとオチ
 ・対比関係    です。
 
「前フチとオチ」というのはお笑い用語っぽいですが、
実際はお笑い以外のお話にも重要なことで、もっと分かりやすい言葉で言えば、
「原因と結果」というものになります。
 
○○があるから、その結果として△△が起こる。
  その△△が起こったから、次に□□が起こる。
 
というように、前フリとその後の展開、さらにそこから次の展開、と次々に話が進んでいくという、いわゆる「話の流れ」です。
 
これがあると見ている方も話を理解しやすく、スムーズに内容を受け入れることができます。
さらに言えば「さっきアレがあったから、今こうなっちゃったんだなw」という、直前のストーリーが思い起こされるスッキリ感、因果関係に気付いたときのキュピーン感を視聴者さんに味わってもらうことができるのです
 
逆にこの流れができていないお話は、ただ細かい話が支離滅裂に分散しているだけ。
その瞬間瞬間は面白いとしても、全体の流れがないためすぐに飽きてしまうのです。
 
 
――ということを以前ある方に教えてもらったことがあるので、
拙いながらもそれを実践しようと頑張っているのが私ですw (´ω`;)ムズイっすわ…
 
 
「対比関係」というのも、まぁ、上記と同じですね。
その直前に出た○○と比べて、△△はどう展開していくのか。その違いを楽しむ。
 
まぁ、言い方を変えればこれも○○が△△にとっての“前フリ”となっているわけですから、「前フリとオチ」の関係の一種であると言えます。
  
 

 
 というのを踏まえて見ていただきたいのがコチラ。
 

 まじかるパチュリー・ドリルパンチw
 
前作「小悪魔ごはん」でも冒頭に使ったネタですw
唐突にここから始まったことで、前作が思い起こされた視聴者さんもいらっしゃるかと思います。
前作が前フリになっているわけですな(*´ω`*)
 
つまり、次回作る動画もこのネタ使うぞw
これ見た瞬間わたしの動画だと思え。分かったな?w
 
果たしてパチュリーのドリルパンチが完成する日は来るのでしょうか?(来ない)
 

 
続いて登場するのは――、
 

この動画のトップバッターを務めたのは、さなえさん。(withてんぐ友人フレンズ)
 
動画の1発目ですから、あまり複雑なネタはできない。
シンプルで、それでいて視聴者さんの印象に残る感じ。
 
なおかつ、唐突に変なことを始めてもおかしくない人物。
嵐のように来て、嵐のように去っていく。
 
そんな突拍子もなく竜巻のような人物と言えばもう、さなえさんしかいないw
 
彼女がいなければこの動画は始まらなかったと言っても過言ではありませんw
 
 
このさなえさんモデル。
作者はkaoru様。
 
表情の自由度が非常に高く、
特に“漫画のような顔表現”をできるのが素晴らしかったです。
MMDでありながら2Dイラストのような雰囲気を併せ持つことができました。
 

             スマホ… まじメキョる…
 
頭の上の双葉をサイズ調整できる機能もあって超おもしろいw
 

 
 つづいては、
 

秋姉妹(静葉&穣子)!
 
こちらも、さなえさんと同じ「私たちは神さまです。何か願いは?」というネタをやります。
 
当然、
「あれ? さっきと同じネタだぞ?」と視聴者さんは気付くわけで、
さらに、「ははぁ~ん、同じネタを違うキャラがやったらどうなるか。そういうバリエーションの変化を楽しませようっていう動画だな?(゚∀゚)」ということまで気付いてくれますw
 
さなえさんがシンプルでストレートな前フリをしてくれているからこそ、
続く秋姉妹が変化球のネタを使える。
そういう流れになっております。
 
ちなみに秋姉妹のネタでは、扉に貼りつけた“ふきだし”がめくれたり、扉が急に閉まったりしていますが、
これはすべて右の穣子が操作しています。
該当のシーンでは穣子ちゃんの左手にご注目ください。何かを引っ張るように左手がクイッと動いていますw
 
 
秋姉妹のMMDモデルは、にむ様の作。
 
ちんまりとしたミニ感がかわいいモデルです(*´▽`*)
 手とか足も小さくてかわいいw
ミニキャラにデフォルメされた体型(頭が大きく、手足が小さい)なので、一見ポーズを作るのが難しそうにも見えるのですが、
実際使ってみるとそんなことはなく、ポーズ作りは非常にしやすかったですね♪
  
 

 
 

続いては、守矢神社の神奈子・諏訪子コンビ。
 
ここで、このあと動画全編を通して続く「野球コント」が登場しますw
 
実はこの直前、秋姉妹が自分たちの出し物の最期で「コント『野球』」という言葉を発しまています。
美鈴が止めてしまったので秋姉妹の野球コントは動画内に登場しませんが、その直後にこのかなすわコンビが野球のコントをやることで、
視聴者さんには「あぁ、これが野球コントか(*´ω`*)」と分かってもらえるというわけです。
  前述のとおり、野球コントはこのあと動画内にたびたび登場します。
  事前に秋姉妹に「野球」というキーワードを言わせておくことで、
  視聴者さんへの印象付けになっているというわけです。
 
さなえさんの神さまコントと同様、
野球コントのトップバッターですから、あまり複雑な内容にはできません。
シンプルで、このあとのスタンダードとなるネタにする必要があります。
 
この役にかなすわコンビを選んだ理由は、主に神奈子さまですね。
 
簡単なネタをパッとやって、パッと帰る。
つまりこの「美鈴を楽しませよう」企画にそれほど熱くなっていない、落ち着いた心持ちの人物が適任なのです。
 
その点、神奈子さまは守矢神社の主神。
ゆったり堂々と構えているのはもちろんのこと、
お正月の忙しいときに自分の神社を留守にはしたくない。
でも、さなえや諏訪子が盛り上がっているので、その気持ちも汲んであげたい。
 
そういう優しいジェントルメン的な落ち着きを表現できるのは神奈子さまで決まりだな、と思ったというわけです(*´ω`*)
 
  落ち着いた態度ながらも、
  「自慢の娘だ♪」と言ったときの身内にだけ見せるお茶目なところ。
  ぜひ視聴者さんにはキュンと来ていただきたいw
 
ちなみに、ここで登場するさなえが忘れていった守矢神社のお守り。

動画内では「家内安全」の文字がありましたが、
背景のデザインには守矢の三柱神を象徴する、ヘビ(神奈子)、カエル(諏訪子)、さなえ(さなえ)が描かれていますw 気付きましたか?
(私が自分で描きましたw)
 
一応設定としては、これは本来、
さなえがいつも門番をがんばる美鈴に渡そうと考えて用意したもの。
でも、さなえさんはテンション上がり過ぎて玄関に忘れてきちゃったんですねw
 
だからそれに気付いた諏訪子がこのお守りを持ってきていて、
さなえの考えを察して美鈴にネタとお守りをプレゼントしたという流れになっています。
 
おっちょこちょいだけど実は優しいさなえさんを表すアイテムですw
 
 
神奈子モデルはメイ=ジン様、
諏訪子モデルはmin様の作。
 
神奈子にはオンバシラも付いているのが嬉しいですね。
オンバシラはそれぞれ個別に動かすこともできますし、オンバシラのみのモデルも同梱されています。
なので、この動画のように武器っぽく持たせることもできるので便利ですw
 
諏訪子モデルは、帽子の目玉も諏訪子の表情と連動して動かせるのが面白いですねw
あと、子どもっぽい外見に見えますが、意外と足が長くてスタイルが良い。
ポーズがかっこよく決まります(*´▽`*)
 

 

続いては輝針城組♪
 
登場人物も多い、前半の大ネタですねw
 
神さまコント、野球コントというシンプルなコントが続く中、
「いえいえ、がっつりボリュームのあるコントをやるチームもいますよ」というのを視聴者さんに分かってもらうためのパート。
 
  仮にここでまた神さまコントや野球コントを続けると、
  さすがにもう見慣れた展開、そしてこれからもこの感じで続くのかなと、
  視聴者さんがダレてしまうかもしれません。
  動画に新鮮さを呼び戻すため、ここに新しいネタが必要というわけです。
 
内容はもう正邪の天邪鬼要素(なんでも反対のことをしてしまう)をイジり倒しただけですねw
 
ネタとは別の見どころとしては、九十九姉妹のお姉ちゃん「弁々」に注目していただきたい。
「やっちゃん(妹・八橋)、わたしより先に撃たれてね?」など、妹より1秒でも長く生き延びようと必死ですw
 
 
また、このチームの設定としては、天邪鬼の正邪が発起人。
神としては弱小な正邪。しかしこの美鈴を楽しませる勝負ならば、他の有力な神にも勝てるチャンスがある。
そう思って本気で優勝を狙いに来ているのがこの正邪です。(優勝とか無いけどなw)
  ネタも正邪が考えましたw
 
しかし天邪鬼な正邪のこと、雷鼓や九十九姉妹をどうやって誘ったんでしょうか?
きっと素直じゃない誘い方したんでしょうねw
九十九姉妹には1回普通に断られてそうw でも雷鼓ねぇが良い人なので、正邪の気持ちを察して皆に協力を呼び掛けてくれたんでしょうねw
――とかいうことを想像してニヤニヤするのが正しい楽しみ方です(ぇw
 
最後は雷鼓ねぇの呼びかけで、みんなで初詣に行きました。
なんやかんやで仲良しチームですw
 
 

モデルは、
正邪はキノコル様。
雷鼓と針妙ちゃんがschwarz様。
弁々と八橋がトモリ様です。
 
ちなみに、各人の身長差は上図のように調整しています。
私的にこの5人はこんなイメージですねw 正邪は小さい(確信)
 
 
正邪は、無表情だとわりと細面のキリっとした顔をしています。
私としては若干こどもっぽい表情で撮影したかったので、ポーズや表情、カメラアングルなどで上手く調整し、イメージどおりの見え方になるようにしました。
口元の表情が動かしやすかったので、表情づくりはやりやすかったです(*´▽`*)
 
雷鼓ねんは、ジャケットスカート着用&白色(膨張色)なせいか、ウエスト~腰回りがどうしても太めに見えてしまいますねw
  九十九姉妹や正邪がウエストの細い服を着ているせいもあるかな?w
まぁ、原作衣装なので仕方ない(*´ω`*)
雷鼓ねぇは目元の表情モーフが豊富で、キリっとした表情から優しげな眼差しまで細かく調整することができます。
あと、帽子が同梱されているのが嬉しいですね。
今回の動画では保安官役をする場面がありましたが、この帽子のおかげで役柄にドハマりしてましたw
 
針妙丸は、モデルのサイズをデフォルトよりかなり小さくしました。
デフォの40%くらいかな。
そのためどうしても他のキャラクターとの辛みが難しく、動画内ではほぼプラカードを上げ下げするだけの役目になっちゃいましたね(´▽`;)
  美鈴の目の前で演技することで他のキャラと同じ大きさに見える、
  ――という遠近法を利用した演出も考えましたが、それだとカメラアングル
  が固定されてしまうので断念しました(´・ω・`)
正直、使い心地が分かるほどまだ使ってないというのが実情なのですが、
まぁ、でも表情のバリエーションは多そうだし、衣装が着物というのも面白いところ。
着物は振袖が物理エンジンに干渉して調整が難しそうだなと思いましたが、使ってみるとそんなことは全くなく、袖をぐるぐると回せるので物理干渉は簡単に解消することができました。地味ながらめっちゃ重要な機能だと思います(`・ω・´)ウン
 
九十九姉妹は、比較的シンプルな操作系。
スカートやリボンの材質がしっかりしており、物理エンジンの干渉を受けにくく(=必要以上にスカートばたばたしない)、撮影しやすくて助かりました。
  動画内でも八橋がかなり深く座り込むシーンがありますが、
  スカートが暴れず楽に撮影できています。
弁々はデフォルトだと琵琶持ち。琵琶なしモデルは無いので自分で取り外しました。結構大変だった(´ω`;)