エミリア編 巨獣を倒さないエンド

ディーヴァとの激しい戦闘に勝利したエミリアたち。
しかし朽ち果てつつあった礼拝堂はその戦闘に耐え切れず、崩壊してしまいます。

運良く瓦礫の下敷きにならずに済んだエミリアはフラフラと立ち上がりますが、
周りを見回してもルーファスたちの姿はない。
……まさか、この瓦礫の下敷きに?

エミリア 「みんな、返事をして……」


と、そこに現れるジョーカー。

エミリアは咄嗟に銃を構えるのですが――、


ジョーカー 「君に撃てるのかな?」

「この身体は、君のフィアンセのものだぞ?」

エミリア 「どういう意味!?」

ジョーカーの仮面がひときわニタリと笑ったように見えた。

レン 「エミリア……、撃て…」

男の口元から僅かに聞こえた声。
忘れもしない。それはまさしくエミリアの恋人、レンの声だった。


「君には撃てない」
そう確信しているかのように、ジョーカーはゆっくりとエミリアの方へ近づいてくる。

ジョーカー 「さぁ、君がモンドから聞いた情報を教えてもらおう。
それから何か物を受け取ったはずだ。それもこちらに寄越せ」

エミリア 「情報なんて無いし、貰ったのもただのお守りよ」


ジョーカー 「では君には用はない。死んでもらおう」

エミリア 「――!?」




レン 「やめろ…、ジョーカー……!
エミリアには…、手を、出す…な……!!」

ジョーカー 「なんだ!? ただのボディのくせに、私に逆らうというのか!?」

レン 「エミリ、ア…!
仮面を…、破壊、しろ……!
撃て…!!」



エミリア 「レン! レン――!!」


バンッ!!




そして最後に、一枚の写真が登場してエミリア編は終わる。

写真にはウェディングドレス姿のエミリア
タキシードを着たレン、
そして二人を祝福するグラディウスの面々が写っている。

そう、エミリアはレンを仮面の呪縛から救うことができたのだ。




勢い余ってアヴドゥルみたいにならなくて良かったね♪
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「仮面が無ければ即死だった。皮肉なものだな」(微笑