さて、今日こそ1日5分のブラウザ三国志を始めていきましょう。
前回はブラ三の扉を開けようとしただけで2名もの尊い犠牲を払ってしまった。
相手の正体さえ掴めないままの圧倒的なリタイアッ!
まるでDIOの棺を開けたときの"ヌケサク"のような気分だッ!!
しかし大丈夫。見上げた窓の外に犠牲になった彼らの魂が見えている。
と言うか単に追い出しただけなので呼び戻すのは簡単なのだが、
きっと彼らも『これがさよならを言う私なんだ』と言って雲になってくれるだろう。
あぁ、『私には悲しい友情運があるぜ』。
そう言っている間に、マンダムさんがブラ三のユーザー登録を済ませてくれた。
ユーザー名はもちろん 『 漢の道 』 。
なぜだ。 異常なほど三国志の世界観にフィットしている。
「PCとは便利なものだな。このDIOのいた時代にはなかった」
さて、ユーザー登録するのに5分経った。 今日はここで終了。
――というのはさすがにどうかと思うので、もうちょっと進めよう。
そう、今日この時間は言ってみれば0日目0時間。
メガテンプレイヤーでもある管理人に目覚めた能力 『 影時間 』 なのだ。
(管理人は重度の中二病患者)
というわけで、全ての雑務処理を0秒で行う。
まぁ、所属サーバと初期武将を選ぶだけだからあともう少しだ。
初期武将には、こんな企画なので足の速いUC夏侯惇を選ぶ。
普通なら内政官に使える周瑜を選ぶところだが、
5分しか活動できないこの企画では恐らく翌日までの23時間55分の間に資源が
溢れて倉庫が大爆発するはず。 内政官は必要ない。
いよいよ始まりだよ
-1日目
さて、やっと1日目。
まずはチュートリアルだ。
――と、その前に。 チュートリアルの手順を確認しておこう。
私たちの大切な5分を迷いや思考で削られるわけにはいかない。
事前に情報を収集し、全てを計画的に遂行する。
几帳面な性格でね。5分を始める前にはきちんと計画を立てておきたいんだ。
おまえはブラ三で失敗したくないとき、キチッとwikiを見てからから次の行動
を起こすだろ? 誰だってそーする。おれもそーする。
【チュートリアル】
1. 武将をデッキにセット
2. ブショーダスを引く
3. 武将を内政にセット
4. 畑
5. 伐採所
6. 石切場・製鉄所
7. 畑・伐採・石切・製鉄所の2個目
8. 倉庫
9. 練兵所
10. 剣兵を1人作成
私 「既に5分越えそうじゃね?」
マンダム 「しかもまだまだあるぞ。項目21まである……」
DIO 「『サカナクション』聞きたいから帰ろう」
私 「落ち着け。 いま外に出たら、ディアボロさんと
プッチ神父にボコられるぞ」
そして時は動き出す……ッ
さぁ、いよいよ本当の本当にプレイしていくぞ。
マンダムさんは腕時計を見て5分を測ってくれ。
何? 手が震えて針が読めない? 負けるな。漢の道について考えろ。
-0秒
「1.武将セット」と「2.ブショーダスを引く」を完了。
何が起きたか分からないと思うが、さっそくDIO様に動いてもらった。
私 「何のカードが出ましたか?」
DIO 「カード? 決まっている。21番、『世界』のカード」
良く見ろ。 それはタロットカードじゃない。
1021番、「UC周倉」だ。
1枚目でいきなりUCを引くのを幸運と言うべきか、
周倉なのを不運と呼ぶべきか、すごく迷った。
-まだ0秒
「3.武将を内政セット」「4.畑を建設」 も0秒でザ・ワールドしてもらう。
畑Lv1の建設時間は……、2分ッ!?
いつもなら「畑、超速い! チョッパヤ!w」と大好きな畑なのに、
今日ほど畑の建設を長いと感じたことはない。
いきなりこちらの体力を半分削りとられた気分だ。 左半身失調だ。
まぁ、仕方ない。 大人しく2分待とう。
-2分00秒
畑が完成。 すぐに次の「5.伐採所の建設」も発注する。
伐採所Lv1の建設時間は……、2分15秒ッ!?
今2分だから、ほとんど終わっちまうぞ、オイ!
-4分15秒
あと45秒だ。 何ができる?
とりあえず次にすべき行動は 「6.石切場・製鉄所の建設」 だ。
この2件の建設を発注して今日はもう終わりなのか?
MAN - DAM
―― 漢道ッ!! ――
そのときマンダムさんが動いた。
時刻はッ!?
-0秒 「1.武将セット」 完了
「2.ブショーダスを引く」 未完了
未完了ッ!
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド……
漢 「最初に引くカードは……、必ずUC周倉でなければいけないのか?」
ゴクリ……
UC孫権、だと……
そうだ。
1枚目にUC孫権を引いていれば、
呉の治世の効果でもう1件くらい建設をねじ込めるんじゃないのか!?
-0秒 「2.ブショーダスを引く」
DIO 「なんだ? もう1回引いて良いのか? どれ……」
⇒UC孫翊
―― 漢道ッ!! ――
-0秒 「2.ブショーダスを引く」
DIO 「なんだ? また引いて良いのか? どれ……」
⇒UC張飛
―― 漢道ッ!! ――
-0秒 「2.ブショーダスを引く」
DIO 「なんだ? まだ引けるのか? どれ……」
⇒C楽進
―― 漢道ッ!! ――
-0秒 「2.ブショーダスを引く」
DIO 「なんだ? 引き放題なのか? どれ……」
⇒C孫翊
―― 漢道ッ!! ――
-0秒 「2.ブショーダスを引く」
DIO 「なんだ? もはや引きゲーだな。 どれ……」
⇒C張飛
―― 漢道ッヽ(TдT)ノ!! ――
-0秒 「2.ブショーダスを引く」
DIO 「そろそろ飽きたな。
そもそもUC孫権なんて便利なもの、このDIOのいた時代にはなかった。
そんなもの無くても普通に終われば良いだろう」
私 「テメェ! ブラ三運営局もビックリの不正行為を繰り返してるってのに、
なんだその引き運はッ! 空気読めよ!
マンダムさんが力尽きて泣いてるぞ! 震えてるぞ!」
私 「 しかも引くカード、引くカード、全て豪傑持ち。近距離パワー型ですか?」
DIO 「つ、次! 次で引くからッ! マジでッ!!」
⇒ UC…… 孫…… 策……
トゥルーン!
―― バイツァ・ダストッッ!! ――
追い詰められたDIO様が、他人の能力を発現、
「UC孫策を引くという運命」を爆破して時間を元に戻した。
あとで吉良吉影氏には謝罪と使用料を払うというが、本当だろうか。
吉良氏は夜9時には寝るという超良い子。
DIO様の活動時間帯に、彼が寝ている可能性は高く、恐らく会えない。
その後、UC孫権を引くまでマンダム・アンド・ザ・ワールドに頑張ってもらった。
その間まさに “0秒” の出来事。
凡人には認識すらできないが、スタンド使いがブラ三をやるとこうなる。
-0秒 「3.武将を内政セット」「4.畑を建設」
よし、さっそくUC孫権をセットだ。
呉の治世を使い、建設時間を13.5%短縮させる。
これで、畑Lv1の2分が "1分44秒" になった。
-1分44秒 「5.伐採所の建設」「6.石切場・製鉄所の建設」
この3施設はどれも2分15秒。
呉の治世の効果が続いていればこれも13.5%短縮で、 ――1分57秒!
-3分41秒 伐採所完成
よし、前回はここで石切・製鉄を発注して終了だったが、
しかし今はUC孫権がある!
石切場が完成した時点で次の建設を発注! 一件ぶん多く明日に回せるぞ!
キングクリムゾン――ッ!!
-5分 石切場完成 ――まで、あと38秒
Σ(TдT )!?!?
普通にムリだった
UC孫権を過信してた
いや、仮にR孫権やR荀彧だったとしても全然ムリだった
だって3分41秒の時点で残りは1分19秒
2分15秒を1分19秒にするには60%近い短縮率が必要なんだ
DIO 「何か言い残すことはないか……?(怒」
私 「……右の「無駄ァ!」ですか? 左の「無駄ァ!」ですか?」
私 「もしかして、「無駄無駄」ですかァァァッ!?」
マンダム 「Yes! Yes! Yes! オーマイゴッド」
⇒to be continued?