ガルガスタン人の野望
「俺たちが多数派だ! 俺たちが島の支配者になるんだー!w」
「助っ人とかズルい! 主人公補正とかマジでズルい!
なんでガルガスタンには誰も助けに来てくれないのヨォーーッ!?」
ガルガスタン人は島民の7割を占める多数派民族です。
「俺たちが多数派なんだから、俺たちが島を支配するべきだろ、常識的に考えてー!」
と、元貴族階級であったバクラム人に対して反抗を開始。
ガルガスタンのリーダーである「バルバトス枢機卿」を中心にして『ガルガスタン王国』を建国して、バクラム人に全面戦争を挑みました。
で、よせば良いのに少数民族ウォルスタ人に対しても弾圧を加えますw
どうやら彼らはバクラム人の支配から独立したいというよりも、今度は自分たちがかつてのバクラム人のようにこの島を支配して、他の民族を従属させたいようです。
それが理由で自分たちが反乱を起こしているというのに、
その虐げた他民族が同じように反乱するとは思わなかったのでしょうか?w
ガルガスタン 「多数派だからイケる! たぶん抑え込める! (*~▽~)ノ 」
人数はパワー!とばかりにゴリ押しで勝てるかと思ったガルガスタン人でしたが、
しかし事態はそれほど上手くいきません。
もともと貴族階級であったバクラム人は、その人脈を使って大陸から『暗黒騎士団』を召喚!
さらに、簡単に捻り潰せると思っていたウォルスタ人にも『ゼノビア聖騎士団』や、何よりも“ゲームの都合上、絶対に負けない『主人公』”が現れますw
バクラム・ウォルスタの両陣営に強力な助っ人が加わり、
しかも両陣営を同時に敵に回すというアホな戦い方をしていたせいで、
ガルガスタン人は今、微妙に困った立場へと追い込まれているのでしたw
ガルガスタン 「人数多いからイケると思ったw 油断したわーw (ノ 3`)ペチッ 」
バルバトス枢機卿
現在のガルガスタン人のリーダーと言える人物が、この「バルバトス枢機卿」。
前述のとおり、ガルガスタンの思惑は
「バクラム倒そうぜ! 他の民族も家来にしちゃおうぜ! 俺たちがこの島の王さまだー!w ヽ(~▽~*)ノ イェーィ」
という、“ガルガスタン独尊主義”ともいえるもの。
この政治思想は、ゲーム内では「民族浄化策」と呼ばれています。
民族浄化。他の民族をお掃除(排除)して、ガルガスタンだけで支配しよう。
ってことですね。
この政策を提唱したのが、このバルバトス枢機卿です。
現代の私たちの感覚からすると、かなりぶっ飛んだ過激思想なのですが、
やはり民族紛争が長く続いた状況だと話は違うのでしょう、
ついには『ガルガスタン王国』の建国まで成し遂げてしまうのです。
王国なので、厳密には彼は枢機卿ではなく「国王」と呼ぶべきかもしれません。
でもゲーム内での彼の呼び名は「枢機卿」で統一されています。
恐らく、国王という呼び名を使うと、単なる“国同士の戦争”というイメージが濃くなってしまい、
このゲームの特色、“民族紛争”らしさが伝わりづらくなるとスタッフは思ったのかもしれません。
実際、3つの陣営の指導者は誰も国王という呼び名は使っていません。
一応、バルバトス枢機卿に反対する人もいる
もちろん、「民族浄化策は冷酷すぎる」とガルガスタン内にも反対派はいます。
でもかなり少数派なようです。
バルバトス枢機卿はそういった反対派も弾圧しているので、怖くて反対できないだけかもしれませんが、
しかし、後にデニムの仲間になるキャラの中にも「民族浄化策が平和に繋がると信じていた」と言う人物がいたり、
かなり多くのガルガスタン人がバルバトス枢機卿の考えを支持していたようです。
それだけこの島では民族間の対立が根深く、他民族に対する恨みや敵対心が既に拭い去れないものになっていたのでしょうね。
「もう、それくらい過激なことしないと、この戦争終わらないよね……」っていう悲壮感が、バルバトスウ枢機卿への支持率に転化されていたのだと思われます。
バルバトス 「ん? 今、わし死ぬって言った?? (~ー~;) 」
主人公を敵に回して、最後まで生き残れると思うなよw
これがガルガスタンだッ!
バルバトス枢機卿
ガルガスタン人の指導者にして、ガルガスタン王国の最高権力者。
実質的には「国王」を名乗って良い立場だが、ゲーム中では枢機卿と呼ばれている。
臆病そうな顔グラフィックをしているが、バクラム人の支配から逃れるべく立ち上がったり、あるいはウォルスタ人を弾圧するような政策を唱えたりなど、意外にも急進的かつ過激な思想の持ち主。
しかしそのせいでウォルスタ人の反乱を招いたり、またバクラム人が「暗黒騎士団」と手を組んで勢いを覆してきたときにもこれといって有効な手を打てていないことから、政治的・戦略的な才能には正直それほど優れていないように見える。
でもカリスマw
騎士ザエボス
バルバトス枢機卿の側近を務める騎士。
バルバトスに対して狂信的ともいえる忠誠心を向けており、バルバトスが死に、ガルガスタンの敗北がほぼ決定的になった後も彼の意思を継いで戦い続けたほど彼のことを信じている。
“民族のリーダー”と“側近の騎士”、という意味では、ウォルスタ陣営のロンウェー公爵と騎士レオナールの関係に似ている。
しかし、ザエボスの場合は、レオナールと違ってあまり政治や戦略について語るイベントが無い。
もしかしたら脳筋タイプなのかも?
屍術師ニバス
ガルガスタン軍一の変わり者。
かなりの実力を持つ魔術師なのだが、不老不死の研究に没頭しており、それ以外のことについてはまるで興味がない様子。
一応、ガルガスタン軍に所属してはいるものの、真面目に戦うつもりは全くなく、研究さえできればガルガスタンが勝とうが負けようがどうでも良いっぽい。
きっとガルガスタン軍にいるのも、研究費を援助すると言われたとか、軍にいれば死体の調達に困らないとかそんな理由なのだろう。
かなりキャラの濃いおっさんなのだが、
以上のとおり戦争に積極的に絡んでくるつもりがないので、普通にストーリーを進めているだけだと意外と影が薄いかも?
Nルートだと彼の子どもである、デボルド・オリアスの兄妹が主人公の仲間に入るが、
ぶっちゃけ初見のとき私は、
オリアス 「父、ニバスを探しているんです…。 復讐のために! (#~皿~)ノ 」
デニム(管理人) 「……ニバスって、誰だっけ? (~▽~;) 」
みたいな感じになったw
ストーリーの進め方によっては一度も出会わないこともありうるw
まぁ、マニアなファンの多いおっさんですw
島では圧倒的多数派を誇るガルガスタン軍。
でも、ゲーム中では意外と影が薄いですw
っていうか、他の陣営が濃すぎるんですよね (~▽~;)
ウォルスタは主人公のいる陣営だからイベント多いし、
イケメンゲス騎士レオナール兄さんもいるw
アロセールやプレザンスなど序盤で仲間になるキャラも多い。
バクラム陣営には、いかにも強そうでカッコイイ「暗黒騎士」がいる。
デニムやカチュアの出生の秘密に関わる、フォリナー四姉妹なども
バクラム人出身のキャラ。
このゲームでは、ストーリー終盤はバクラム人、っていうか「暗黒騎士団」がラスボスになるので、
どうしてもガルガスタンはゲーム前半の敵、いわゆる“中ボス”くらいの存在感しかありません (~▽~;)
ストーリー設定としては人数が多いというガルガスタンの特徴も、
1回の戦闘マップに登場できる敵の数は決まってますので、プレイ中の実感としてはそんなに人数の多さも感じませんねw
むしろプレイヤー軍より少ないことの方が多いですw
また、今回ガルガスタン陣営の人物関係をまとめていて思ったのですが、
ストーリー上では大きな支持を集めているバルバトス枢機卿も、このゲームに登場する主要人物たちからはほとんど支持されてないってことですw
バルバトス枢機卿に対して忠誠心を見せているのは騎士ザエボスだけで、
それ以外は枢機卿に反対しているか、
あるいはニバスやその子供たちのように、この島の戦争とは別の目的で行動している人物が多いです。
魔獣使いガンプも一応、ガルガスタン軍に所属してはいますが、生きるために仕方なく戦っているだけで、軍内でイジメにもあっているようですし、枢機卿やガルガスタンのために戦っているという意識は薄いでしょうね。
なんか、そんな感じでね。
ガルガスタン軍には真面目に戦っている人が全然いないw (~▽~;)
「ガルガスタンの未来のためにー! ウォォーーー!!」な人がいないのですw
バルバトスさんは本当にカリスマなのでしょうか?w
そして、その枢機卿や騎士ザエボスも、暗黒騎士団と手を組んだバクラム人や、快進撃を続ける主人公軍(ウォルスタ)に対して、
特にこれといって印象的で見事な戦略を披露してくれるわけでもありません。
わりと劣勢になったらそのまま負けますw それがガルガスタンクオリティw
そういう意味で、
飽くまでプレイヤーにとってはストーリー前半のやられ役的な地味な勢力です。
数の多いガルガスタンだけに、文字どおり “その他大勢” というわけですw
以上、ガルガスタン陣営の解説でした (~▽~*)
(前回の記事と合わせて、ここまで3分で読んでね!)