『真・女神転生3 NOCTURNE』の魅力は何と言っても合体です。
低レベルの悪魔同士を合体させ、高レベルの悪魔を作り出す。
そうやってパーティを強化していくわけです。
今回はその悪魔合体について、詳しいところをお話します。
☆合体の基本
合体は基本的に2体の悪魔で行います。
悪魔Aと悪魔Bを合体させ、悪魔Cを作るわけです。
悪魔A+悪魔B = 悪魔C
この時、悪魔Cが何になるかは悪魔A・Bの種族とレベルによって決まります。
・種族
悪魔Cの種族は、悪魔A・Bの種族の組み合わせで決まります。
例えば「 天使+妖精=女神 」のような感じです。
影響するのは種族だけで、Lv11天使エンジェルでもLv64天使ソロネでも、妖精と合体させれば女神ができます。
・レベル
上の例だと「天使+妖精=女神」になるのは分かりますが、
でも女神にもLv18アメノウズメからLv64スカアハまで色々います。
これを決定するのがレベルです。
その種族内で、悪魔Cがどのレベルの悪魔になるかは、
(悪魔Aのレベル+悪魔Bのレベル)/2+1以上 で最もレベルの近い悪魔
という式で決定されます。
つまりは元になった悪魔の平均レベルより強い悪魔になるという事です。
例えば、Lv15とLv18の悪魔を合体させた場合、
上記の式から悪魔Cのレベルは17.5以上のものが選ばれます。
これを悪魔A・Bの種族の組み合わせから導き出されたCの種族と照らし合わせ、結果が出ます。
例えば、悪魔Cが魔獣になる場合、
魔獣のレベル順位は以下のようになっていますから、
Lv13イヌガミ Lv18ネコマタ Lv23バイブカハ
レベル17.5以上で最もレベルの近い、Lv18ネコマタが合体結果として完成するわけです。
☆合体のデメリット
合体すれば素材に使った悪魔よりも強い悪魔ができるのですが、良い事ばかりではありません。
悪魔合体は飽くまで2体以上の悪魔を使って1体を作り出すわけですから、
パーティーの人数が減ります。 それがデメリットです。
例えば、
パーティにいる仲魔が3人だけの場合、
バトルには主人公+3人まで出せますから、バトルにはフルメンバーで参加する事になります。
この状態で合体をすると、仲魔の数が減り、
以降新しい仲魔を加えるまで、バトルメンバーが2人以下に減ってしまうわけです。
☆合体の効率の良し悪し
合体は、仲魔の数を減らして新たな仲魔を作り出すわけですから、
もちろん合体後の悪魔は人数が減った穴を埋めるくらい強い悪魔である方が良いです。
例えば、再びLv15+Lv18=Lv17.5の場合ですが、
悪魔Cの種族が 「 魔獣 」 の場合、
Lv18ネコマタが結果として登場します。
しかしこれでは Lv15+Lv18=Lv18 なので、数字だけを見ればLv15を失っただけです。
効率の良い合体とは言えません。
しかし悪魔Cの種族が 「 龍王 」 の場合は、
龍王のレベル順位が以下のようになっていますから、
Lv14ノズチ Lv28ナーガ Lv34ミズチ
Lv17.5以上で最も近いLv28ナーガができます。
Lv15+Lv18=Lv28 ですから、元の悪魔よりレベル10以上も高い悪魔が仲魔になっているわけです。
素材に使った悪魔よりもできるだけレベルの高い悪魔を作るのが、効率の良い合体という事になります。
スキルの継承
合体の恩恵は高レベルの悪魔を作り出すだけではありません。
素材になる悪魔が持っていたスキルは、合体後の悪魔にも持たせる事ができます。 これが継承です。
たくさんいる悪魔の中には、
レベルは高いけど、良いスキルを習得しない っていう悪魔もいます。
しかしそんな悪魔にも合体でスキルを継承してやれば、
レベルは高いし、良いスキルも持っている っていう優秀な悪魔に早変わり。
「良いスキルを習得するかどうか」を気にしなくて良くなるので、
ますます高レベルの悪魔を作り出す意義が高まるわけです。
ですが、スキルは何でもかんでも継承できるわけではありません。
キバの無い悪魔に「かみつき系」スキルは継承できない、などは以前にも書いたとおりです。
他にも幾つか法則があって、
・継承されるスキルの数は材料になった悪魔の合計スキル数で決まる
・もちろん結果悪魔Cのスキル枠の空き枠個数以上には継承できない
となっています。
継承スキル数を算出する式は以下のとおり。
(悪魔Aのスキル数+悪魔Bのスキル数+2.6)/3.7 *小数点以下切り捨て
目当ての悪魔を逆算して作り出す
さて、ここまでで悪魔Aと悪魔Bからできる悪魔Cが
『 どんな種族で どんなレベルで どんなスキルを何個継承するか 』
が分かるようになりました。
しかしこれだけでは、なかなか合体を冒険の役に立てることができません。
なぜなら「 Lv2妖精ピクシー+Lv11天使エンジェル 」が「= Lv18女神アメノウズメ」になるのが分かっても、
「= Lv39鬼神オオクニヌシ」を作るための組み合わせが分からないのでは、
攻略に必要な仲魔を意図的に集めることができないからです。
よって、「 悪魔C = 悪魔A+悪魔B」と逆算できるようになると攻略がすこぶる楽になります。
例えば、先ほど例にだした Lv39鬼神オオクニヌシ ですが、
・まずは合体結果が「鬼神」になる種族の組み合わせを探します。
→魔神+龍王 女神+妖魔 妖鬼+夜魔 鬼女+龍王 などなど
どの組み合わせでも良いのですが、魔神や女神などのLight悪魔を使うのは面倒です。
(その魔神を作るためにまた逆算しないといけないので)
そこで、「妖鬼+夜魔」か「鬼女+龍王」が妥当な候補になってきます。
・次にレベルを逆算します。
鬼神という種族は、オオクニヌシの前後は
Lv33コウモクテン Lv39オオクニヌシ Lv45タケミカヅチ と並んでいます。
悪魔A+悪魔B=悪魔Cで、 (Aのレベル+Bのレベル)/2+1≦Cレベル ですから、
悪魔A・Bの平均レベルが32以下なら コウモクテン になり、
32より大きければ オオクニヌシ ができ、
38より大きければ タケミカヅチ になってしまいます。
つまり、 32 < (悪魔A+B)/2 ≦ 38 です。
・これに当てはまるレベルの悪魔を「妖鬼+夜魔」か「鬼女+龍王」の中から探します。
当然、合体後に出来上がるLv39オオクニヌシよりレベルの高い悪魔を材料にしても効率が悪いだけ。
合体の効率を考えれば、「Lv32+Lv33」などが理想になります。
妖鬼・夜魔・鬼女・龍王でこの辺りのレベルの悪魔は、
妖鬼: Lv25オニ Lv44ヨモツイクサ
夜魔: Lv25インキュバス Lv37サキュバス
鬼女: Lv20ターラカ Lv32ヨモツシコメ Lv43ヤクシニー
龍王: Lv28ナーガ Lv34ミズチ Lv37ナーガラジャ などになります。
「妖鬼+夜魔」の組み合わせでLv39オオクニヌシになるのは、
ヨモツイクサ+サキュバス ヨモツイクサ+インキュバス だけです。
Lv44ヨモツイクサを使って、Lv39オオクニヌシを作るのは明らかにレベルダウンなので微妙。
「鬼女+龍王」ならば ヨモツシコメ+ミズチ という超理想的な組み合わせがあります。
組み合わせはこれで決定です。
・継承スキルを考える
次にどんなスキルを継承したいか考えます。
ヨモツシコメもミズチも初期所持スキル数は3個ずつなので、
(3+3+2.7)/3.7 = 2.35… となり、継承できるスキル数は2個です。
ミズチから「マハブフーラ」、ヨモツシコメから「マハザンマ」を継承してちょうど2個。
他にも継承したいスキルがある場合、例えばミズチから「マカカジャ」も欲しい時は、
(X+2.7)/3=3以上になれば良いわけですから、
X=8.7以上 となり、ミズチとヨモツシコメで合計スキル数9個になるように調整すれば、
継承できるスキルが3個になります。
合体レシピを考える時はこんな感じです。
行き当たりバッタリで合体していると、なかなか良い悪魔に辿り着きませんし、
手間も必要以上にかかってしまい、「合体すると仲魔が減る」というデメリットが重くのしかかってきます。
主人公がレベル○○になったら、即座に同レベル○○の悪魔を作る。
そのくらい計画的に合体をしていくとシナリオ攻略も楽になります。
材料になる悪魔を集めるのも、マッカやアイテムを貢いだり、少なくない元手がかかってしまいますので、
破産しないためにも計画は大事です (笑