攻撃力とダメージについての豆知識 (デモンズソウル攻略)

攻撃力・ダメージに関する豆知識いろいろ

 
○両手持ち

武器の両手持ち攻撃は、筋力ステータスが1.5倍で計算され、与えるダメージが増える。

そのため、ついこのダメージ増加は筋力1.5倍によるものだと思い込みがちで、それゆえに“欠月の”強化した武器など筋力が攻撃力に関わらない武器は両手持ちしても意味がないと勘違いしがち。
  (少なくとも管理人はそう思い込んでいたw)

しかし、両手持ちによるダメージUPは筋力1.5倍とは全く別で、“欠月の”のような筋力に関係ない武器でもダメージは上がる。

つまり、どんな武器でも両手持ちは高い攻撃力を得られる重要なアクションということだ。


 
○ソウル体
 
生身のときよりHPが減ってしまうソウル体だが、実はそのぶん攻撃力が少し上がっている。




○エリアのソウル傾向
 
これは自分の攻撃力ではないが、
エリアのソウル傾向が黒くなるほど敵の攻撃力・HPが増減する。

敵のHPが増えることにより、倒すまでに必要な攻撃回数が増え、
実質的に自分の攻撃力が減ったように感じるだろう。



○盾防御で体勢を崩された敵
 
これもある意味、自分の攻撃力ではないが、
敵の攻撃を盾防御したときなど、敵が体勢を崩したときに攻撃するとダメージボーナスが発生する。




○複数の属性を持つ武器について
 
このゲームでは全ての攻撃は必ず何らかの属性に分類される。
物理系属性の「標準」「打撃」「斬撃」「刺突」と、「炎」属性、「魔法」属性だ。

(また、防御側もこの属性それぞれに個別の防御力が設定されている。)

特に、“竜の”改造した武器は、武器本来の物理属性+炎属性という複数の攻撃属性を持つ武器になる。
“祝福の”や“欠月の”、“月の”などは物理と魔法の複合属性武器だ。


このような複合属性の武器は、
 ・物理攻撃力70+炎攻撃力70 =合計攻撃力140  という風にゲーム画面では表示される。

しかしこれが必ずしも物理攻撃力120の武器より強いかと言えばそうではないのが少々難しいところ。

例えばこんな風に考えると分かりやすい。
「物理70・炎70」の武器Aと、「物理120」の武器Bで、
物理防御50・炎防御30の敵を攻撃するとしたら――、

 A: 物理攻撃70-敵の物理防御50 + 炎攻撃70-敵の炎防御30 =ダメージ60

 B: 物理攻撃120-敵の物理防御50   =ダメージ70

というように、攻撃側の属性が複数なら、防御側もそれに対応する複数の属性防御が関わってくる。
(※実際のダメージ計算は単純な攻撃-防御ではないのだが、大雑把にはそんな感じ)

合計攻撃力では武器Aの方が勝っていても、実際のダメージは武器Bの方が強い場合があるということだ。
(敵の防御力は一見炎防御の方が低く、炎に弱いように見えるのに、だ)

武器は見かけの数字だけに騙されず、実際使って試してみるのも大事だと言えるだろう。
特に複数属性の武器と、単一属性の武器の攻撃力にそれほど差がない場合は攻撃力とダメージの逆転が起きる可能性が非常に高い。

また、上記の例で言うなら、敵の炎防御力がもっと低ければやはり武器Aの方がダメージが高いということになってくる。
結局は敵の防御力との相性次第ということなのだが、
大雑把に言うなら、ちょっと炎に弱いくらいの相手には複合属性武器でムリに弱点を突いてもあまり意味がないが、非常に炎に弱い敵に対しては複合属性武器で弱点を突く意味がちゃんとあるということだ。




○武器エンチャントの豆知識(1) 「ブルーブラッドソードには黒松脂を塗るな」
 
「松脂」や「白くべたつくなにか」、あるいは魔法「光の武器」などは、
使用することで武器に炎属性や魔法属性の攻撃力を付加することができる。

当然、これも先ほど書いた「複合属性の武器」ということになる。
例えば「黒松脂(炎攻撃力+150)」を使うと、この+150から敵の炎防御力ぶんを引いたダメージを敵に与えられるというわけだ。

と、ここで気になるのが直剣「ブルーブラッドソード」や大槌「肉斬り包丁」である。
これらの武器はもともと物理+魔法の複合属性武器だが、さらにエンチャントも可能という珍しい性質がある。

つまり、これに松脂や黒松脂を塗れば、物理+魔法+炎という全ての属性を兼ね備えた複合属性武器になるというわけだ。
……なんだかスゴそうだが、むしろこれは喜べない。
そう、攻撃属性が増えれば、そのぶん敵も物理・魔法・炎すべての防御力がダメージ計算に関わってくる。もちろんエンチャントしないよりダメージは増えるが、決して効率は良くない。

つまり結論から言えば「ブルーブラッドソード」や「肉斬り包丁」にエンチャントするなら「白べた」のような魔法属性が効果的である。
これらの武器にはもともと魔法属性が付いているので、敵の魔法防御力は既に相殺されている。そのため、白べたの効果による魔法攻撃力アップが非常に効率良くダメージとして上乗せされるのだ。
  実際、魔法防御が高く炎に弱い敵に対して攻撃した場合でも、ブルーブラッドソード+白べたは、
  ブルーブラッドソード+黒松脂とほぼ同じダメージを与えられる。

ブルーブラッドソードは魔法属性エンチャントと相性が良い。憶えておこう。



○武器エンチャントの豆知識(2) 「ダメージは片手持ちでも両手持ちでも同じ」
 
エンチャントで増加するダメージは、片手持ちでも両手持ちでも同じ。
例えば、
 エンチャなしの片手攻撃で100ダメージ、両手攻撃で150ダメージが出るとき、
 エンチャすると片手攻撃で200ダメージ、両手攻撃で250ダメージという風になる。
片手でも両手でも追加されるダメージ量は同じ。
エンチャントのダメージに両手持ちによるダメージボーナスはかからない。

また、バックスタブのダメージもエンチャント部分にはボーナスがかからない。
 つまり、「物理150+魔法110」の武器Aと、
      「物理150」の武器B+白べた「魔法110」 だと、
 一見同じ攻撃力に見えるし、実際片手攻撃のダメージは同じになるのだが、
 両手持ち攻撃やバックスタブをすると武器Aの方が大きなダメージが発生する。
 武器Bの白べたには両手持ちやバックスタブによるダメージボーナスがかからないせいだ。

まぁ、とは言え、エンチャント部分のダメージは増えなくても両手持ちやバックスタブをすれば武器の基本部分のダメージは当然増えるわけだから、このエンチャントの性質を気にして両手持ちやバックスタブを敬遠する必要は全くない。
一応、そういう性質なんだよくらいに憶えておこう。

ちなみに、盾防御で体勢を崩した敵に対するダメージボーナスならばエンチャント部分のダメージも増える。これは体勢を崩されたことにより敵側の防御力が減っているせいなのかもしれない。

また、パリィ致命の際も僅かではあるがエンチャント部分の攻撃力が増える。
これは恐らく、致命の一撃の部分はバックスタブと同じでエンチャント部分にダメージボーナスはかからないが、
パリィ成功で敵が体勢を崩していることによるダメージボーナスはかかっているためだと考えられる。

デモンズソウルのダメージ計算は随分と複雑なのだ……w



○「致命の一撃」は敵の防御力を無視
 
パリィ成功からの致命の一撃、あるいはバックスタブの致命の一撃。
敵に大ダメージを与えられる大技だが、これらは単に威力が高いというだけでなく、敵の防御力を無視できる特性がある。

そのため、敵の防御力に対して属性相性が不利な武器を使っている場合でも、致命の一撃なら有利属性の武器に負けないほどの大きなダメージを与えられる。

また、嵐の祭祀場に登場する黒骸骨のように、あらゆる属性に対して高い防御力を持つ敵に対しても、致命の一撃なら防御力を無視した大ダメージになる。


さらに言えば、防御力を無視できるということは、
上記「複数の属性を持つ武器について」で説明した、“プレイヤーの武器が複数属性を持つ場合は敵側の防御力も複数属性ぶん影響してくる”という部分についても同様。

例えば、「物理70・炎70」の武器Aと、「物理120」の武器Bで
物理防御50・炎防御30の敵を普通に攻撃したら――、

 A: 物理攻撃70-敵の物理防御50 + 炎攻撃70-敵の炎防御30 =ダメージ60

 B: 物理攻撃120-敵の物理防御50   =ダメージ70

となって、合計攻撃力と実際のダメージ量の逆転が起きていたが、

これが致命の一撃なら――、

 A: 物理攻撃70-敵の物理防御0 + 炎攻撃70-敵の炎防御0 =ダメージ140×致命倍率

 B: 物理攻撃120-敵の物理防御0   =ダメージ120×致命倍率

という風になり、武器の合計攻撃力どおりのダメージが発生するようになる。