ストーンファング坑道(3) 炎に潜むものの要石
デーモン「炎に潜むもの」の残した要石
竜骨に満たされた地下神殿の牢獄には古くから
炎の魔物が封じ込められていた
そして、その奥の溶岩の海には並外れて巨大な竜骨が横たわっている
ストーンファング坑道の最終ステージ。
自然洞窟の最深部に突如現れる人工的な神殿。
ここはボス戦のみのステージだ。
それも実際にボスと戦うというよりは、ステージギミックを解くことに重点がおかれたイベント戦となっている。
つまり、ギミックを丁寧に解いていけば何も苦労することはないし、
逆に強引な真似をすれば必ず手痛いペナルティを食らうだろう。
【有効な装備】
○大剣・刀・特大剣・大斧・大槌・大盾のいずれか
このステージでは通路の瓦礫を破壊しながら進まなければならないのだが、
上記の武器(両手持ち)であればその瓦礫を一撃で壊すことができるため、攻略がとても簡単だ。
武器の攻撃力や、装備条件を満たしているかどうかは関係ないので、上記系統の武器であれば
何でも良い。
隙の少ない刀か大剣、もしくは恐らくいつも持っているであろう大盾(審判者の盾など)を使うと良い。
○炎属性以外の攻撃
ほぼギミックのみの戦闘だが最後はちゃんとボスのHPを攻撃する手段がいる。
炎属性は効かないのでそれ以外の属性の攻撃手段を何か持っておこう。
BOSS: 竜の神
ボス部屋内に入るとすぐにその姿が見え始めるだろう。
腕の立つプレイヤーなら既に一度出会ったことがあるかもしれない。
チュートリアルで拡散の尖兵を倒すことに成功していればだが……。
竜の神は瞳の色で警戒度が分かる。
行動をするなら目が黄色い時に、そして目が赤いときは柱などの物陰に隠れてじっとしておこう。
竜の神はプレイヤーの姿を見つけると咆え声をあげて目が赤い警戒状態に入る。
それから一定時間内にプレイヤーが何かに隠れないと攻撃してくる仕組みだ。
つまり、見つかってもすぐに隠れれば何も問題はない。
しかし逆に、見つかったと思って、遠くに逃げようと走りだすと攻撃を受けてしまう。
まずは(1)結晶トカゲを倒す。
上記のとおり、ボスの警戒度にだけ気を付けておけば、トカゲ自体は普通に追いかけるだけで倒すことができる。
結晶トカゲの奥の通路では(a)特大剣「竜骨砕き」があるのだが、通常はその手前に障害物があって取れない。
エリアのソウル傾向が最白のときだけその障害物が消え、竜骨砕きを取れるようになるのだ。
1周目、エリアのソウル傾向を黒化させないよう上手く攻略できていればこのステージを攻略した
時点で最白状態になるだろう。竜の神を倒した後でまた来ると良い。
竜骨砕きを入手したあとは坑道2にいる冒険者スキルヴィルに見せに行くと良いだろう。
「純粋なにび石」を貰える。
スキルヴィルが出現するのもエリアのソウル傾向が最白の間だけなので、傾向が黒化しないよう
注意して坑道2へ行くこと。
ボスを倒すための順路は、結晶トカゲや竜骨砕きとは逆方向。
最初の丁字路を右に進んでいく。
通路の途中には柱の瓦礫が道を塞いでおり、そのままでは先に進むことができない。
攻撃すれば破壊できるので、壊しながら進んでいこう。
前述のとおり、竜の神の警戒状態を見ながら行動していく。
瓦礫を壊す→柱の陰に隠れる、を繰り返していくと良いだろう。
1つ目の瓦礫は、壊した瞬間に前方に1回ローリングすれば隠れるのにちょうど良い柱がある。
2つ目の瓦礫は、壊したあとそのまま走り抜けて良い。通路を抜けてしまえば安全地帯だ。竜の神の攻撃が来る前に安全地帯まで入れるだろう。
通路を抜けた場所には奇妙なオブジェクト(バリスタ砲)がある。
オブジェクトの光っている場所を操作すると巨大な銛が竜の神に向かって射出される。
これで竜の神のHPの約半分が消し飛んだ。
これと同じバリスタ砲がステージの逆側にもある。
今度は下段の通路をとおってもう一方のバリスタのところまで行こう。
――が、実は下段の通路は半分スルーできる。
1つ目のバリスタから下段通路へ降りる階段の途中、ボスがいる方の地面へ飛び降りれる場所がある。
一見そうは見えないが、歩いて乗り越えるだけでするりと向こう側へ出られる。
面倒な通路のギミックを一部素通りできる
実はボスが攻撃してくるのはプレイヤーが通路の中にいる間だけで、
通路の外を通ればどんなに丸見えの位置にいたとしてもボスは反応しない。
中央付近に通路内へ戻れる場所があるので、そこから再び通路に戻ろう。
当然、通路に戻った瞬間にボスの警戒が始まる。
すぐ近くの柱に隠れて警戒が解けるのを待とう。
同じく通路に戻った場所の傍にはまた壊すべき瓦礫がある。
瓦礫の奥には隠れる柱が全くないので、瓦礫を壊したらいったん戻って手前の柱(現在隠れている柱)に隠れると良い。
そして最後の瓦礫は、壊したらそのままバリスタのある場所まで走り抜けてしまうと良い。
一応、その先にはトカゲがいる。トカゲ退治用の武器にすぐ切り替えられるよう準備しておくこと。
バリスタがある場所には(2)結晶トカゲがいる。
走り抜けてきたせいでスタミナが残り少ないだろうが、ここのトカゲは逃げ出してから消えるまでかなり猶予がある。焦らず攻撃すれば大丈夫だ。
2代目のバリスタを起動させたら、ボスのHPは残り僅かとなり、そして正面の足場に頭を乗せてダウンしてしまう。
もはや通路に向かって攻撃してくることはないので、近付いて倒すだけだ。
アゴ先のあたりをロックオンして攻撃できる。
ただし、倒れた状態でも口から洩れてくる吐息にダメージ判定がある。
呼吸の合間を狙って攻撃すると良いだろう。
竜の神を倒したら「竜のデモンズソウル」と「純粋な竜石」を入手できる。
「竜のデモンズソウル」を神殿の聖者ウルベインのところへ持っていけば奇跡「神の怒り」と交換してもらえる。
フレーキやユーリアに渡せばまた別の魔術と交換してもらうこともできるが、
「神の怒り」坑道2のトカゲの巣でトカゲ狩りをするのに役立つので、1周目はこれを貰っておくのが良い。
また、前述のとおり条件が整っていれば「竜骨砕き」が入手できるようになっている。
【ストーリー解説】
デーモン「竜の神」
溶岩の中から上半身だけをのぞかせた、それでもなお遥かに巨大な竜のデーモン。
坑道の深部に進むほど見つかる竜の化石や、そして赤々と流れ続ける溶岩を見て、
ストーンファングの工夫たちはその溶岩の中に巨大な竜が住んでいると思っていたようだ。
そういった工夫たちの恐怖心を受けて実体化したのがこのデーモンである。
工夫たちは竜の神を祀るため坑道の深部に神殿を作り、
そして竜の神が暴れだしたときのために神殿には竜を殺す兵器も作っていたのだそうだ。
――が、良く考えるとそれも不自然だ。
存在するかも分からない想像上の「竜の神」を相手に、あれほど具体的な兵器を作るだろうか?
考えるに、あの兵器も本来は実在しない、デーモンと同じように想像が実体化したものなのかもしれない。
全く存在しないものが実体化したのか、あるいは儀式的に作られた作り物の兵器に実際の殺傷能力が宿ったのか。
そして兵器にそのような奇跡が働いた理由は想像に難くない。
ここまでの坑道の旅を振り返れば分かるだろう。
工夫たちは自然を畏れ、そこに住む虫や獣を怖れてきた。しかし常にその畏怖を乗り越え坑道を掘り進めてきたのだ。
ときに虫を殺し、ときに獣を封じながら。
つまり、工夫たちにとって畏怖と反抗は常に一体なのである。
竜の神となったデーモンは工夫たちの畏怖を吸収し実体化する際、己を殺す道具にさえ力を与えてしまったのだ。
【ストーリー解説】
特大剣「竜骨砕き」
遥か昔に、竜を殺すために作られた巨大な剣。
刃はなく、剣というよりも鉄の塊である。
実用的とはとても言い難いその造形は、鍛冶屋連中の笑い種になっているらしい。
しかし、いざ引き抜いてその姿を見てみると、
刀身にはべっとりと血の痕が染みついている。
いったい何を殺したのだろうか?
遥か昔には、まさか本当に竜が実在したのだろうか?
炎に潜むものとなった、“封じられた炎の魔物”と関係がある?
その可能性も無いとは言えない。