ステージ攻略「塔2」-2 マップ付き(デモンズソウル攻略)


ラトリアの塔(2)のつづき


第2の塔ゾーン

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赤いラインは敵の巡回ルート。
 

【エネミー】
(25) 異形の獄吏(黒ファントム)
(26) 人面虫(大)
(27) 人面虫(大)
(28) 人面虫(小)
(29) 人面虫(大)×2
(30) 結晶トカゲ

(31) 人面虫(大)(黒ファントム) ※エリア傾向の黒度が高い場合のみ出現
(32) ガーゴイル(弩)
(33) ガーゴイル(剣)
(34) ガーゴイル(剣)
(35) ガーゴイル(剣)
(36) 囚人×4  ※ステージクリアのため必ず倒す必要がある。
(37) ガーゴイル(剣)
 
 
【入手アイテム】
(y) 新鮮な香料×2
(z) 古びた香料×4
(A) 伝承の戦士のソウル
(B) 伝承の戦士のソウル







沼地ゾーンの霧を抜けると、細く長い道が続いている。
ここから第2の塔までずっと一本道なので進んでいこう。


細い道を進むと階段があり、(25)獄吏(黒ファントム)が巡回している。
右手の壁沿いに少し出っぱりがあるので、ここに身を隠し、敵が折り返し地点で背を向けたところを襲い掛かると良いだろう。
  また、この階段はわりと左右幅も広いので、待ち伏せしなくても正面から斜め避けやバック避けで
  倒しに行っても良い。


階段を上り切ると右に折り返す。
折り返し地点の柱の陰に(26)人面虫(大)がいるのだが、柱が邪魔になっているのか非常にロックオンしづらい。
敵がプレイヤーに気付いて動き出す方が早いので、ここはロックオンせず目測で攻撃していこう。

続けて(27)人面虫(大)、(28)人面虫(小)も倒していく。


先に進むと、通路上に謎の赤い触手が大きく張り出した場所がある。
触手の向こう側には(29)人面虫(大)×2がいるが、1匹は正面に姿が見えているものの、もう1匹は触手の陰に隠れていて見えない。
迂闊に正面にいる人面虫を倒しに向かうと、横にいるやつが近付いてきて挟み撃ちにあう仕組みだ。

ここでは、触手の向こうに少し顔を出してすぐに引き返すと良い。
すると、正面と横の人面虫を2匹とも誘い出すことができる。
触手のところは道が狭くなっているため敵は1匹ずつ縦並びになるので、これを利用して手前から順に倒していけば簡単だ。


(29)人面虫の奥には(30)結晶トカゲがいる。
この結晶トカゲは普通に追いかけていけば右の崖下に落下して勝手に死んでくれる。(もちろんプレイヤーも一緒に落下すれば死ぬ)
来た道を引き返せばドロップアイテムを回収できるので、つまりここのトカゲは崖から落とすだけで良い。
――が、引き返してドロップを拾いに行くのも非常に面倒くさいので、やはりこの場で倒してしまう方が手間が少なくて良いだろう。
右の崖下に落とすのではなく、左の壁側へ追い込むように近付いて倒すと良い。





トカゲのいた場所の傍からは再び空中回廊型の通路が伸びている。この通路の先がいよいよ第2の塔だ。

エリアのソウル傾向が黒化している場合、通路上に(31)人面虫(大)(黒ファントム)が出現する。
これは手前に誘い出そう。それもできればあまり近付かず遠距離攻撃で誘い出すのが良い。
――というのも通路の右側、プレイヤーからは見えない位置に(32)ガーゴイル(弩)が飛んでいる。人面虫と一緒にガーゴイルまで付いてこないよう、ガーゴイルの視界に入らない場所から人面虫を誘い出したい。


(31)人面虫黒ファントムを倒したら、一気に通路を走り抜ける

なぜなら、(32)弩ガーゴイルはほぼ常に飛んでいるため倒すのが難しい。
そしてこの弩ガーゴイルが残ったままだと、石像に扮している(33)ガーゴイル(剣)と戦うのも厄介だ。

なので、ここは一気に駆け抜けて第2の塔まで行ってしまおう。
塔に着く直前で(34)ガーゴイル(剣)が頭上から降ってくるがこれも無視して走り抜けて良い。
このガーゴイルは塔の通路内までプレイヤーを追ってくるので、アイテム(A)を拾ったり、リフトを待ったりしている間に追い付いてきたところを倒せば良い。


リフトに乗って、塔の上層へ。
  ちなみに、このリフトはかなりの高低差を走るため往復にそこそこ時間がかかる。
  乗り場にリフトがいなくても気長に待とう。(下手に乗り損ねるとかなり待たされる)
    なお、リフトがいないときにリフト穴に落ちると即死するので注意。

上層に到着してリフトを降りたら、
第1の塔の時と同じように(35)ガーゴイル(剣)が攻撃してくる可能性がある。
塔の外側に向かって盾を構えるか、回避ローリングを1回使って通り過ぎてしまうのが良い。
敵は飛んでいるので攻撃を防御・回避したところでそのままでは反撃が難しく倒しづらい。
近付いてこないのであればそのまま通り過ぎてしまって良いだろう。


最上層ではやはり(36)囚人×4が祭壇を囲んで儀式をしている。
囚人をすべて倒せばムービー発生。中央塔で鎖に繋がれていた“巨大な何か”が塔下に落下する。

これによって中央塔の宝物庫やボス部屋方面の道を塞いでいた障害物が消えた。
また、同時に中央塔周辺に新しい敵(人面虫)が配置される。


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落下した巨大な肉塊からは多数の人面虫が湧き出てくる。


囚人たちを倒して儀式を止めたら、そこから伸びている足場を進んでいこう。
足場の先にはアイテム(B)伝承の戦士のソウルがあり、そこで足場が切れている。
が、下を覗き込むとすぐ真下に別の足場のあるのが見えるはずだ。

それに向かって飛び降りて良い。
その足場は、このステージのスタート地点直後、アイテム(C)があった足場である。
ステージを1周して戻ってきたわけだ。

(37)ガーゴイル(剣)が追ってくるので(C)の先にある丸い足場で迎え撃つと良いだろう。



中央塔ゾーン  (儀式解除後)

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赤いラインは敵の巡回ルート。
 

【エネミー】
(38) 人面虫(大)

以下(39)~(43)は宝物庫方面。ボスを倒すだけなら行く必要はない。
  (39) 人面虫(大)
  (40) 人面虫(大)
  (41) 人面虫(大)
  (42) 人面虫(大)
  (43) 人面虫(小)
  (44) 人面虫(大)×3

(45) 異形の獄吏(黒ファントム)

(46) BOSS: マンイーター (入手:混成のデモンズソウル
 
 
【入手アイテム】
(C)高名な勇者のソウル
 
以下(D)~(I)は宝物庫方面。ボスを倒すだけなら行く必要はない。
  (D) エペ・ラピエル、金仮面
  (E) 強欲の指輪
  (F) 伝承の勇者のソウル×2
  (G) 儚い瞳の石
  (H) 伝承の戦士のソウル
  (I) 伝承の戦士のソウル

(J) 高名な勇者のソウル
(K) 伝承の戦士のソウル
(L) 古びた香料×8

(M) 月のショートソード+1
(N) 満月草×4




第2の塔の儀式も止め、プレイヤーは再びスタート地点付近まで戻ってきた。
まずは中央塔へと向かおう。

中央塔までの通路の途中には(38)人面虫(大)が新たに配置されている。
ここは普通に近付いて倒せば問題ない。


中央塔に入ったら、右に行けば下層にある宝物庫。
左に行けば上層のボス部屋だ。



宝物庫方面
 

宝物庫方面に行く場合、まずは(39)人面虫(大)を撃破。

続いて、下り階段の途中にいる(40)人面虫(大)を倒すが、
初期からいる(3)ガーゴイル(剣)を倒していない場合は人面虫のすぐ後ろにいるのでやや注意。
普通に手前から順に倒していけば何とかなる場合も多いが、万全を期すなら人面虫を少し手前に誘い出して倒すのが良いだろう。


階段を下り切ったら、宝物庫の入り口に(41)人面虫(大)が陣取っている。
位置的に敵に見つからずに敵の姿を確認するのが難しい(もちろんロックオンもしづらい)ので、目測で攻撃する準備を整えて宝物庫入り口へ入って行くと良いだろう。
人面虫はプレイヤーを発見しても攻撃動作に移るまで少しタイムラグがある。気持ちの準備さえできていれば焦らなくても十分先手を取れるはずだ。


(41)人面虫とは逆側、宝物庫の正面に向かった通路にも(42)人面虫(大)が出現している。
倒さなくても宝物庫内のアイテムは回収できるので無視しても良いだろう。
倒す場合は、これ一匹だけならば普通に近付いて倒せば良いのだが、その奥にいる(4)ガーゴイル(弩)を事前に倒していない場合、ボウガンの援護射撃を受けてしまうのが非常に面倒くさい。
人面虫を手前にしっかり誘い出して、ガーゴイルに気付かれないよう戦えればベストだ。


宝物庫内は時計回り、反時計回りどちらで回っても良い。
内部には(43)人面虫(小)と(44)人面虫(大)×3がほぼ等間隔に配置されている。人面虫同士の距離は十分離れているので1対複数になることはほぼない。順番に倒して行けば良い。




中央塔を上層へ登っていく。
もちろん第1の塔へ行く方の通路には渡らない。

儀式解除前は壁があって通れなかった場所が通行できるようになっているので、その奥へと進んでいけば幅が狭く長い螺旋階段がある。
これを上って行こう。
  この螺旋階段は手すりもなく非常に危なっかしく見えるが、外周(左)側には見えない壁があり
  落ちないようになっている。
  内側方向にだけ落ちないよう気を付けて進んで行けば大丈夫だ。


螺旋階段の終盤を(45)獄吏(黒ファントム)が巡回している。
細く頼りない足場の上で戦うことになるので非常に厄介だ。当然ながら迂闊に回避ローリングなどすべきではない。

ここでは螺旋階段をスムーズに上っていればちょうど獄吏もこちらに背を向けて階段を上っているときに追い付くことができる。ダッシュで近付けば容易に攻撃することができるだろう。

しかし、もし敵がこちらを向いて下りてきているなら、当然正面から向かって行くのは無謀極まりない。
敵に気付かれないよう距離を取りながら後退し、折り返し地点で背中を向けるまで待つと良い。

ちなみに、当然ながらここでは敵を階段右側に突き落とすこともできるが、ただしその場合マップ処理の都合でそのままでは敵は落下死しない。(つまり、倒したのにソウルが入手できない。)
  このステージはマップの高低差が非常に激しいため、マップ処理が複雑になっている。
ソウルを入手したければ、いったん螺旋階段を一番下まで下りて、そこから獄吏が落ちていった中央塔の内側を覗き込もう。
敵の姿が視界に入れば処理が再開され、その時点で敵が落下死しソウルが入ってくる。


螺旋階段を上り切ったらいよいよ残るはボス戦だ。




BOSS: マンイーター 

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道中と同じく、ボス戦も落下死の危険が高い不安定な足場で戦うことになる。
ボス自体はそれほど強いわけでもないのだが、やはり何よりも落下死によるミスが起こりやすい。

しかも厄介なのはここのボスは2体いるということだ。
開始時点では1体のみだが、一定時間経過するか1体目のHPが残り20%くらいになると2体目が出現する。
つまり、いかに1体目を素早く倒し、1対2の状況を早く解消するかが重要になる。


また、どうしても倒せない場合はボスと一切交戦しないで暗殺する方法もある。






【ストーリー解説】

デーモン「マンイーター

塔の上層に現れる2体のデーモン。
屈強な肉体と、蛇の尻尾を持ち、さらにその蛇に噛まれて自ら悲鳴を上げるという特徴的な存在だが、
このデーモンに関する情報は少ない。

実はこのラトリアの塔においては、人工的にデーモンを作る実験が行われていた。
その実験をしていたのは、ラトリアの女王を憎み、殺害し、そして国を奪い取った“狂気の老人”だ。

ゆえに恐らくこの「マンイーター」もその狂気の実験によって生み出された人工のデーモンなのだろうと推測できる。

マンイーターのソウルを使って作る武器「終わりなき苦悩の針」には、マンイーターとなった肉体は蛇の宿主であるという。
つまり、あの蛇は人間をデーモンにするべく作り出された寄生生物なのだ。

では、あの蛇がマンイーターの正体なのか。
厳密にはそれも違うだろう。

マンイーターの蛇の尻尾は斬り落とすことができるが、
しかし斬り落としたところでその力や凶暴性は衰えることもない。

つまり、蛇もまたマンイーターの本体ではなく、
人間をデーモンに変える存在はまた別にあるのだろう。
先ほど寄生生物と書きはしたが、それが実体のある生物であるかどうかも分からない。

「混成のデモンズソウル」という名称からも、マンイーターの肉体内で既に様々な何かが混じりあい同化していることが推察できる。




【ストーリー解説】

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「人造デーモン」

人の力でデーモンを作ろうとする狂気の実験。
中央の塔で鎖に吊られていた巨大な肉塊もその産物だろう。
  恐らく敵として現れる囚人の肉塊をさらに巨大にしたものだと思われる。
  つまりあの囚人の肉塊たちもまた、この実験の初期段階で生み出されたものだったのだ。

それは主人公の行動により塔の最下層まで突き落とされ死んでしまう。

こんなデカブツと戦わずに済んで良かったと言うべきか。
しかしその肉体は相当に腐敗が進んでいたようで、落下と同時に融けるように崩れていき、その中からは肉塊の中に巣くっていたのであろう人面虫が大量に這い出てくる。

果たしてこの実験を進めたところで、本当にデーモンを作ることはできたのだろうか?



【ストーリー解説】

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「塔の沼地」 「鳥カゴ」

ラトリアの塔、最下層は沼地である。
それも血のような色をした沼地で、触手がうごめく不気味な場所だ。

塔で行われていたおぞましい実験のことを考えると、この色は本当に血の色なのかもしれない。
囚人たちの流した血が流れ込み、沼の色を変えてしまったのだ。


だとすれば、“狂気の老人”が実験を始める前、つまりは聡明な人物として名高いラトリアの女王が存命だった頃にはこの沼地もこんな景色ではなかっただろう。
あるいは沼ですらなく、湖であったのかも……。

  ラトリアは湿地の上に建つ国だったと思われる。
  湿気を避けるために床が高く、塔のような建物になっていったのだ。


また、塔の上層には沼地の中へ降りていく鳥カゴのような装置がある。

雰囲気から推測すると人を沼地の中へ浸からせる拷問器具のように見える。
カゴに閉じ込められた囚人の身体は水で腐り、生きながら人面虫に啄ばまれていったに違いない。

  ラトリアの牢獄に捕らわれていた囚人たちは水銀石を飲まされていた。
  そしてその水銀石は人面虫の体内からも発見される。
  それはつまり、人面虫が囚人たちの肉を食べていたことの証左と言えるだろう。(生物濃縮)




【ストーリー解説】

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「沈黙の長 ユルト」

ラトリアの塔で出会うことになる、「沈黙の長 ユルト」。
鳥カゴに捕らわれている風を装い主人公に助けを求めてくるが、不自然なことにそのカゴには鍵がかけられていたわけでもなく、自由に出入りが可能だった。

ユルトの正体は暗殺者である。
秘匿者メフィストフェレスと手を組み、このボーレタリアにいる英雄たちを殺害して回っている。

その彼が上記のような回りくどい真似をして主人公と出会ったのはなぜだろう?
鍵もかかっていないカゴの中に閉じ込められた振りまでして、いつ誰が来るとも知れずじっと待っていたというわけではあるまい。
初めから主人公に狙いを定め、待ち構えていたと考える方が自然である。

  恐らくそのように指示したのはメフィストだろう。
  後々のユルトのセリフから察するにメフィストは、
  次々とデーモンを屠り、力をつけていく主人公に
目を付けていた節がある。

なぜユルトが主人公に近付いたか。
目的の一端としてメフィストの思惑があったのは確かとしても、上記のような回りくどい方法を用いた理由は明らかにされていない。

だが、それは恐らく人知れず楔の神殿に侵入するためだったのではないだろうか。

楔の神殿は出入り口のない閉鎖空間である。
その中に入るには主人公のように、黒衣の火防女に導かれて入るのが原則と言えるだろう。
  一見、非戦闘員に見えるトマスのような人物も火防女に救われ神殿へ至っている。

しかし、その方法で神殿へ入れば当然ながら火防女に侵入が知られる。暗殺を目的とするユルトの立場上、そのように正面から堂々と入るのは避けたいところだろう。
なにより、ユルトほどの戦士ならば神殿に導かれると同時にその魂を楔の縛環で縛られ、死ぬことも許されないデーモン狩りの使命を負わされるに違いない。
  メフィスト・ユルトの行動から考えて、彼らの目的はデーモンを倒すことではない。
  むしろその真逆と言って良いだろう。

だとすれば、どうやって火防女の導きに頼らず神殿に入るか。

まさにそれが主人公に近付いた理由である。

神殿に入る方法は火防女の導きが必要としても、
神殿に“帰る”方法ならば「楔の縛環」や「要石の欠片」、あるいは奇跡「避難」などがある。
そしてこれらの帰還方法の理屈は「神殿に魂(ソウル)を縛られた者が、そのソウルの名残を辿って帰還する」というものだ。
  童話「ヘンゼルとグレーテル」のパンくずを辿って家に帰るのと同じだ。

つまりユルトは主人公に近付くことで、主人公と神殿の間にあるソウルの繋がりを利用して神殿へ忍び込むことにしたのである。
鳥カゴに閉じ込められたフリをしていたのもそうだろう。
「カゴを開けてくれ」と頼めば必然的にカゴの扉一枚挟んだ至近距離まで主人公に近付く(近付いてきてくれる)ことができる。
恐らくその際に主人公が持つ縛環に触れるなどしたのではないだろうか。
こうしてユルトは神殿に忍び込み、次々と神殿内の英雄たちを殺害していった。そして最後には主人公にもその暗殺の刃を向けることになるのである。


なお、主人公に対しては暗殺者として出会うことになるユルトであるが、
ストーリー開始時にユルトはボーレタリアを救うために濃霧の中へ足を踏み入れた人物として名が挙げられている。

ボーレタリアの地、そしてメフィストとの出会いが彼の心を変えていったと考えられる。
彼もまた、この地においてソウルに酔わされてしまったのだ。



【ストーリー解説】

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貴様、何人か殺しているな…

まあ、あたりまえか
デモンズソウルには、それだけの価値がある

…であれば、私の話の価値も分かるか


貴様、聖者ウルベインと、奴の信徒たちを殺さないか?

勿論、破格の謝礼を用意する

どうだ?

競争者を減らすと思えば、理由などどうでもいいだろう?


金の仮面で素顔を隠した謎の女性、メフィストフェレス

ユルトに暗殺を依頼していたのは彼女である。
ユルトと手を組み、――というより実質的に裏でユルトを操っていた存在と言っても良いだろう。

彼女はユルトを使ってボーレタリアに足を踏み入れた名のある英雄を軒並み排除していった。

そして最後には主人公をも暗殺するようユルトに依頼するのだが、しかしそのユルトも主人公によって殺害される。
だが彼女は慌てることなく身を潜めたまま時を過ごし、主人公の性質が自分に近しいと確信するに至ってようやく主人公の前に姿を現す。
そしてユルトと同じように暗殺の依頼を持ちかけてくるのである。

自ら暗殺者を差し向けておきながら、その暗殺者が返り討ちにあったと見るや仲間に引き込もうとするふてぶてしさ、そして主人公がそれを断らないであろうことすら見透かしている計算高さが彼女にはある。

メフィストは主人公に囁く、
デモンズソウルには価値がある。競争者を減らすと思えば殺人もわけないことだろう?」と。

彼女が依頼してくる暗殺対象は、オストラヴァやビヨールなどこのボーレタリを悲劇から救おうとする英雄たち、そしてウルベインやフレーキなどソウルの業に近付く賢者たちである。
つまり彼女はボーレタリアをデーモンの濃霧から救う気などなく、また、ソウルの秘術を自分以外の誰かに渡すつもりもないという事がわかる。

……しかし、彼女の「競争者を減らすと思えば、理由などどうでもいいだろう?」という言葉にはさらに奥がある。

「理由などどうでもいい」
そう、彼女は暗殺を依頼する本当の理由を決して話してはいないのである。
「競争者を減らす」というのは主人公を納得させるための表向きの理由に過ぎない。

彼女の真の目的とは何なのか。
ソウルの秘術を独占するだけに留まらない、より恐ろしい計画があることは確かだろう。
  ユルト・メフィストのイベントはラトリアの塔を発端に始まるイベントである。
  直接の関連は定かでないが、ラトリアで行われている狂気の実験を思い起こさざるをえない。

推測に推測を重ねることになるが、
メフィストは暗殺に対する報酬として「色の無いデモンズソウル」を主人公に支払う。
それも、出し惜しみせず幾つもだ。
この「色の無いデモンズソウル」とは、いわばデーモンの幼体から得ることのできる貴重なソウル。
まさかメフィストは幼いデーモンをいくつも抱えているとでも言うのだろうか?

彼女はデーモンの母になろうとでもしているのか……?