塔の最上階、王の間へ向かうため細く長い螺旋階段を上っていく。
このステージは短い一本道で、特に道中ギミックはない。
ほぼボス戦がメインのステージと言って良いだろう。
最大の特徴はオンラインに接続している場合、ボスとして他のプレイヤーが召喚されるという点であったが、オンラインサービスが終了した現在となってはそのボス戦も特徴のない簡単なものとなっている。
【有効な装備】
○竿系武器
このステージでも人面虫が登場するため、足元にも攻撃しやすい竿武器が使いやすい。
獄吏に対しても竿武器で良いだろう。
○暗銀の盾
ボスの使用する「浮遊するソウルの矢」は魔法属性で威力も高い。
普通の盾で防御すると大量の貫通ダメージを受けてしまうので防御よりも避け必須になるが、
暗銀の盾ならば完全に防御できるため非常に楽に戦えるようになる。
※実際のステージは螺旋階段状のコースですが、左図のマップは配置を分かりやすくするため直線的に修正しています。
【エネミー】
(1) 人面虫(中)×6
(2) 異形の獄吏(黒ファントム)×2
【入手アイテム】
(a) 伝説の戦士のソウル
高名な戦士のソウル
このステージは細い螺旋階段の一本道。
出現する敵は(1)人面虫が計6体と、(2)獄吏(黒ファントム)が2体のみ。
人面虫が2体、1体、1体出たら獄吏、さらに人面虫2体で獄吏の順番。
通路の左右幅が狭いため手前の敵から順に倒していくだけで良い。
オンラインの場合、螺旋階段を上りはじめた時点で他プレイヤーとのマッチングか開始される。
マッチングが決まり次第、あるいはマッチングできる他プレイヤーがいないことが確定し次第、イベントムービーが発生する。
どのタイミングでムービーに切り替わるか分からないので注意しておこう。
オンラインの場合、マッチングの成否に関わらずこのムービーはスキップできない。
また、マッチングに成功した場合はムービー終了と同時にマッチング相手の名前が表示される。
(ムービー後に名前が表示されなければ、ボスはNPC確定)
オフラインの場合、最初の人面虫と戦い始めたくらいのタイミングでムービーが発生する。
やはり戦いの最中にムービーが挟まる形になるので注意。
オフラインならムービーはスキップできる。
獄吏は1体目、2体目とも手前に誘い出して倒すと良い。
特に2体目の獄吏のすぐ後ろには結晶トカゲがいる。
トカゲを逃がさずに獄吏と戦うためには獄吏をかなり手前まで引っ張った方が良い。
具体的な流れでいうと、まずは暗銀の盾を構えて近付く。(ソウルの矢対策)
獄吏がマヒ電撃を撃ってきたらバック移動して電撃を避けよう。螺旋階段のカーブした通路なのでマヒ電撃はすぐに壁に着弾して消えるはずだ。
マヒ電撃が消えたらすぐに獄吏に近付いて視界内に入ろう。
その際、通路の右手側に寄った方が獄吏の視界に入りやすい。
プレイヤーが視界内にしっかり入っていれば獄吏はプレイヤーの方に近付いてくるので、そのままバック移動でぐいぐい引っ張っていけば良い。
そして十分に引っ張ったところで攻撃する。敵はHPが多いため普通に攻撃するだけではスタミナが足りなくなりやすい。攻撃と攻撃の間隔を少し開け、スタミナを回復しつつ攻撃していくと良い。
獄吏はのけぞり時間が長いため攻撃の間隔を多少広げてもコンボが繋がる。
螺旋階段を上り切ると(3)結晶トカゲがいる。
逃げ場のない通路の端なので、獄吏と戦う際に逃げられていなければ簡単に倒せるはずだ。
BOSS: 黄衣の翁
オンラインで他プレイヤーとマッチングした場合は(使用してくる武器もそのプレイヤー次第)ガチ対決になるが、
オフラインの場合は超弱いNPC黒ファントムとの戦いになる。
基本は盾を構えて敵に密着し、背後に回り込むように立ち回るだけで良い。
敵の攻撃を防御したあと、背後に回って攻撃すればバックスタブを狙える。
一応、唯一注意すべき点として「浮遊するソウルの矢」がある。
ボスのHPが減るとボスの周囲に自動的に展開され、定期的に発射される。
展開されるソウルの矢の本数も、ボスHPが減るほど多くなる。
ボス自体の動きが対処しやすく単調なので忘れがちだが、攻撃力は当然ながらボスらしく強力。
浮遊するソウルの矢がフルヒットすれば大ダメージを受けてしまうだろう。
ソウルの矢はボスの動きに関わらず自動的に発射されるため、プレイヤーがボスを攻撃し、のけぞらせている最中であろうとお構いなしに飛んでくる。
ソウルの矢の展開中に下手に攻撃するといつカウンターを食らうか分からないので、まずはそれが発射されるまで回避や防御に徹しよう。
一度発射されれば再び展開するまでしばらく時間が空くのでその間にボスを攻撃すると良い。
老賢者フレーキの言葉によれば人間の身でありながらデーモンと化した存在と言われている。
フレーキが捕らえられていたのも、この老人に敗北したからである。
もしかすると勇者ライデルもそうなのかもしれない。
玉座の間に迫る主人公に対し、黒ファントムを召喚して迎え撃とうとした。
黒ファントムを召喚する様はどことなく、主人公を神殿に召喚した黒衣の火防女の業に似ている。
――が、黒ファントムが玉座の間に現れると同時に、
突如として彼が着ていた黄衣がはためいて彼の元を離れ、黒ファントムの元へと移る。
そして老人はまるで精気を奪われたように息を引き取った。
そう、本当のデーモンとはこの老人ではなく、彼が身に付けていた黄衣の方であったのだ。
そしてその黄衣は次の肉体として老人の呼び出した黒ファントムを選び、同化するのである。
【ストーリー解説】
「黄衣の翁」
上記のとおり、ラトリアを狂気の地に変えたこの恐るべき老人自身はデーモンではなく、ただの愚かな人間であった。
この老人はもともと高名な魔術師で、
同じく魔術師として名の知れていたラトリアの女王に自らの力を売り込み、取り入ろうとしたようである。
しかし、女王にその才覚を認められることはなく、むしろ散々に辱められてしまった。
魔術師として女王の方が上手であったのか、あるいは人格的な部分で女王に拒絶されたのかは
分からない。その両方という可能性も十分ある。
少なくともラトリアの女王はその聡明さにおいて他国まで名の知れた人物だ。後の所業を思えば
女王が老人を受け入れなかった判断は間違っていなかったと言えるだろう。
老人はそのことで女王を逆恨みし、激しい憎悪と殺意に取り付かれるのだが、
これに反応したのが件のデーモンである。
デーモンとは人々の恐怖や畏怖を受けて実体化する存在。
本来ならその土地の伝説などを受けてそれを具象化する姿を取るのだが、
このラトリアではその老人の尋常ならざる激しい憎悪がデーモンに力を与え、黄衣を依り代とする奇怪なデーモンとなったのである。
人々が持つ恐怖心などよりも、この老人1人の憎悪の方が激しい思念だったというわけだ。
恐るべき激情である。
そしてデーモンの力を手に入れた老人は、女王を殺害し、ラトリアを乗っ取った。
女王の一族やその支持者を悉く捕らえて牢に幽閉し、そしてついには自らの手でデーモンを作ろうとし始める。
女王を模した偶像を儀式によって動かし、そして2体のマンイーターを作り出し、囚人の身体を融け合わせた巨大な化け物も出来つつある。
その狂気の実験は少なからず成功していると言って良いだろう。
まさに彼はソウルの神髄を極めるに等しい力を手にした。
――が、分かっているだろう。
その力はデーモンの黄衣が与えたものだ。
彼自身の魔力が高まったわけではない。
実験を繰り返すことで魔術理論が進化したわけではない。
黄衣のデーモンが彼の欲望を読み取り、その望むままに具象化しているに過ぎないのである。
思念を具象化するのはデーモンの極めて基本的な性質。
つまり彼はソウルの神髄を知ったつもりで、ただ玉座の上でまどろむ空想を繰り返していただけなのだ。