ステージ攻略「塔1」-2 マップ付き(デモンズソウル攻略)


ラトリアの塔(1)のつづき


1階 → 2.5階 → 1階

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赤いラインは敵の巡回ルート。

【エネミー】
(33) 囚人の肉塊
(34) 囚人
(35) 囚人×7
(36) 結晶トカゲ
(37) 異形の獄吏(黒ファントム) ※エリア傾向の黒度が高い場合のみ出現

(38) 異形の獄吏×2
(39) 異形の獄吏(黒ファントム) ※エリア傾向の黒度が高い場合のみ出現
(40) 異形の獄吏(黒ファントム) ※エリア傾向の黒度が高い場合のみ出現

(41) 赤子の爪(黒ファントム) (入手:月光石の塊×3、儚い瞳の石×1)
(42) 囚人 ※ステージクリアのため必ず倒す必要がある。

(43) BOSS: 愚か者の偶像 (入手:人形のデモンズソウル


【入手アイテム】
(M) 名も無き戦士のソウル×4
(N) 銀の腕輪、カイトシールド、フリューテッド防具一式
(O) 古びた香料×3
(P) 月光石欠片×1
(Q) エストック
(R) 水銀のレイピア+1
(S) 獄吏の鍵
(T) 儚い瞳の石

(U) 高名な勇者のソウル×2

(V) 銀の触媒
(W) 伝承の戦士のソウル
(X) 鋭い窮鼠の指輪
(Y) 高名な戦士のソウル×2
(Z) 儚い瞳の石
(#) 特別牢の鍵
($) 寡婦のロートス×2
(%) 古びた香料×2
(&) 伝承の戦士のソウル
(\) 赤子の爪

 


2階西側の階段から降りてきた場合、1階西側に到着する。

1階の中央付近には(33)囚人の肉塊がいる。
プレイヤーの遠距離攻撃に対して高い耐性があるうえ、接近戦では強力な連続攻撃を繰り出してくる非常に厄介な敵だ。
ただしほとんど移動能力がなく、それほど邪魔にならない位置にいるので倒さず放置しておいても良いだろう。
  「毒の雲」「死の雲」があれば状態異常にして放っておくだけでも倒せる。

アイテム(O)古びた香料×3は囚人の肉塊がいる状態だと取りにくいので、倒せないのであればこのアイテムも無理して取る必要はない。


囚人の肉塊が飛ばしてくるソウルの矢に注意しながら1階を探索していこう。

西側の奥にある(N)銀の腕輪、カイトシールド、フリューテッド装備は必ず回収しておくこと。
特にカイトシールドは序盤に入手できる盾としては性能が良く、また、装備条件も易しいので使いやすい。各生まれが持っている初期装備の盾からこれに持ち替えると良いだろう。
また、銀の腕輪も女性専用防具ではあるが敵を倒して得られるソウルの入手量が増加するため、ソウル稼ぎの際に利用できる。


牢獄内には数ヵ所、アイテムが配置されているが中身は全て(M)無名の戦士のソウルだ。
特に(36)結晶トカゲの傍にあるぶんは、トカゲを温存したいなら回収しなくても良いだろう。
  トカゲはエリア傾向最黒の方が良い鉱石を落としやすい。
  最黒時以外はできるだけ温存しておく方が良いのだ。

結晶トカゲがいる通路は途中で床が崩れてしまっている。落下すれば即死だ。
トカゲを倒す場合は普通に走って追いかければ問題ないが、一応気を付けておこう。
また、牢獄をくまなく調べて回っているときも勢いあまってうっかり落ちやすい。


1階東側の右奥には(P)月光石の欠片×1、(Q)エストックを取りに行ける出口がある。
出口は壊せる障害物で隠されているので見落とさないようにしたい。

また、(P)(Q)を回収して戻ってきた場合、真正面にトカゲの姿が見えるため穴のことを忘れてうっかり近付いてしまいやすい。気を付けよう。


屋内のアイテムやエストックなどを回収したら、結晶トカゲの傍の出口から外へ出る。
するとムービーが発生し、巨大なバリスタメイデンが動き出す。

エリアのソウル傾向がある程度黒い場合、外に出てすぐの場所に(37)獄吏(黒ファントム)が出現している。
  すぐの場所と言っても外に出て即座に見つかるわけではない。
  ムービー発生地点までは安心して出て良い。
この獄吏は巡回しておらず、プレイヤーの来る方向を向いて立ち止まっている。そのため巡回を利用して待ち伏せする倒し方はできない。
接近してマヒ電撃を誘い、斜め移動またはバック移動で避けてから反撃すると良いだろう。


(37)獄吏がいた場所の傍(位置的には(Q)エストックがあった場所の瓦礫を挟んで裏側にあたる)に柵が崩れていて通路の外、細い縁に降りれるところがある。
(R)水銀のレイピア+1はこの細い縁を伝っていけば取ることができる。


次にバリスタメイデンがある方の橋へ進む。
橋の上はバリスタメイデンの放つ矢の嵐で、迂闊に渡ろうとすれば当然ハチの巣にされて終わりだ。
だが、(S)獄吏の鍵はギリギリで矢の当たらない位置にある。臆さず拾おう。
  また、矢の合間を抜ければ(T)儚い瞳の石もさほど難しくなく拾える。
  入手後は(R)水銀のレイピアを拾った時と同じように縁を渡っていけば元の通路に戻れる。


  ちなみに、このバリスタメイデンの橋は、矢をタイミング良く回避ローリングですり抜けることで
  強引に渡り切ることもできる。
  成功すればかなりのルート短縮になるが、失敗すれば当然悲惨なことになるw
  タイムアタックに挑戦しているのでもなければ、敢えて危険な突破を試す必要はないだろう。


獄吏の鍵を入手したら道を引き返し、1階西側の階段から2.5階まで戻ろう。




2.5階では先ほど手に入れた獄吏の鍵で開けることのできる扉が2つある。
どちらでも行き先は同じなので好きな方から進もう。

どちらの通路上でも一体ずつ(38)獄吏が巡回している。
折り返し地点で背中を見せた時に背後から襲い掛かると良い。
また、通路の奥の小部屋から出てくるところを待ち伏せして倒すのでも良いだろう。

ただし、小部屋の傍で戦うともう一方の通路にいる獄吏も近付いてくる可能性がある。
(武器で壁や床を叩くと、その音を警戒して見に来るのだ)
獄吏は移動速度が遅いので通常ならもう1体が近付いてきてもそれほど問題はないが、
エリアのソウル傾向が黒化している場合は通路奥の小部屋に(39)獄吏(黒ファントム)も出現する。
小部屋の黒ファントム獄吏と通路の獄吏が一緒に近付いてくるとさすがに厄介なので、その場合は小部屋の傍で待ち伏せするのは避けよう。
  一応、部屋の入り口が非常に狭いため、音に気付かれてもしばらく待っていれば敵はプレイヤー
  の姿を発見することができずに再び巡回に戻ることが多い。

(39)黒ファントム獄吏を倒す場合、通路にいる普通の獄吏がどちらかでも残っていると巡回によって部屋の中まで入ってきてしまうため2対1の状況になりやすい。
獄吏の巡回ルートは意外と短いので、部屋を出て行ったと思ってもわりとすぐ戻ってくるのが厄介なところ。
また、部屋の入り口が狭いため部屋の外から黒ファントム獄吏をロックオンすることが難しいのも面倒だ。

安全策を取るなら、部屋を入る前にまず通路の獄吏を2体とも倒してしまうと良いだろう。
そのうえで、プレイヤーの方から部屋に入るのではなく、部屋の外から通路の壁を武器で叩き、音に気付いて部屋から出てくる黒ファントム獄吏を待ち伏せで倒すのが最善だ。
 


部屋の奥の大きな扉を開け、外へ出る。

エリア傾向が黒化している場合、外へ出た先にも(40)獄吏(黒ファントム)が出現する。
巡回せずプレイヤーを待ち構えているタイプの獄吏だが、広い場所なので特に問題なく戦えるだろう。




その先に小さな入り口を入ると螺旋階段があり、
螺旋階段を上ると(V)銀の触媒がある場所まで行ける。
螺旋階段を上らずに向かい側へ抜けると、ちょうどバリスタメイデンの背後へと出る。
  これでバリスタメイデンを迂回して奥へ進むことができたわけだ。

バリスタメイデンの背後についているレバーを操作して装置を停止させよう。
橋を安全に渡れるようになり、橋の上のアイテムも回収できる。
  特に(X)鋭い窮鼠の指輪は必ず入手しておくこと。


バリスタメイデンから正面に広い道を進んでいくと、(41)赤子の爪(黒ファントム)がいる。
この敵は「墓荒らしの指輪」を装備しており、かなり近付かないと姿が見えない。
  プレイヤーも「墓荒らしの指輪」を装備すればお互い同じタイミングで相手を発見できるが、
  そうでない場合は敵の方が先にプレイヤーに気付く。
  敵の姿が見えないプレイヤーには、何もない空間から突然ボウガンの矢が飛んでくるように
  見えるだろう。
敵のボウガンを食らわないように盾を構えながら進んでいこう。
  道の上にはところどころおびただしい量の血の痕が残っている。
  これがちょうど敵の射程圏内の目印となっているので、血痕が見えたら盾を構えると良い。

戦いになったらボウガンの撃ち終わり硬直を狙って反撃、できればバックスタブを狙っていく。
敵は接近すると武器を持ち替え、短剣(赤子の爪)と盾を使った接近戦モードに変わる。そうなると隙が少なく戦いづらいので、また距離を離してボウガンモードに戻るのを誘おう。
  距離を離すときは普通に歩いて下がるよりも回避ローリングを使う方が素早く距離をとれる。

ただし、距離を離し過ぎるとまた敵の姿が見えなくなるので注意すること。
特に姿が消えると直後にロックオンも解除される。そのまま背後に移動レバーを入れっぱなしにしていると敵に背を向けることになってしまうので危険だ。
敵が消える距離感を把握すると共に、敵が消えたら即座に後退を中止すると良い。
  敵はそんなに大きく離れなくても、ちょっと離れればボウガンモードに戻るはずだ。

ちなみに、「毒の雲」「死の雲」をかけてそのままバリスタメイデンの方へ逃げて(引き返して)も良い。
赤子の爪黒ファントムの奥はいよいよボス部屋だが、このステージではまだやるべきことがある。
状態異常をかけて放っておけば、それをやっている間に勝手に倒れてくれるので便利だ。
敵のドロップアイテムはボス攻略のためまた戻ってきたときに拾えば良いだろう。

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近付くまで姿の見えない敵。 しかし道に残る血痕が危険を暗示している。

  
赤子の爪黒ファントムがいる方とは別方向、プレイヤーが来た方の螺旋階段の向かい側に、もう一つ螺旋階段の塔がある。
この螺旋階段の先では祈りをささげる(42)囚人を発見できるだろう。
話しかけることができ、「私は何もしません。助けてください」などと命乞いしてくるが、遠慮することはないので必ず倒そう
  実はこの囚人は、このステージのボスである「愚か者の偶像」のためのある儀式をしている。
  そのため、この囚人を倒さなければ偶像は何度でも復活し、このステージをクリアすることが
  できない仕組みだ。

また、(42)囚人の傍の壁には(#)特別牢の鍵がある。
3階東側に捕らわれていた老賢者フレーキを救出するための鍵だ。

囚人を倒し、鍵を手に入れたら来た道を引き返そう。
  通路の途中、柵の壊れたところから飛び降りれば($)寡婦のロートス×2がある場所に行ける。
  しかしこれを取りに行くと、入手後通常ルートに戻るためまた飛び降りることになるが、
  それがちょうど(41)赤子の爪黒ファントムの目の前に着地する。
  当然、着地硬直を狙われるなど非常に危険なので、黒ファントムを倒さずにこれを取りに行くの
  はやめた方が良い。

  また、単純に($)がある足場は非常に細く、上手く飛び降りれなければ落下死の危険もある。
  さほど良いアイテムでもないので無視しても良いだろう。



老賢者フレーキの救出

先ほど手に入れた特別牢の鍵で、3階東側に捕らわれている老賢者フレーキを救出できる。

ボスを倒すだけなら必要ない行動なのでスルーしても良いが、
フレーキを救出すれば報酬として「ゲリの小剣」を入手でき、また、フレーキが神殿に現れて特別な魔術を教えてもらえるようになる。


フレーキの捕らわれている3階東側は、2.5階「獄吏の通路」の一つ上だ。
バリスタメイデンの橋の方からでも、螺旋階段の方からでも行けるが、距離的には螺旋階段の方から行くのが近い。

フレーキを救出したらあとはボスを倒すだけだ。




(41)赤子の爪黒ファントムがいた場所の奥がいよいよボス部屋である。


BOSS: 愚か者の偶像 

イメージ 3

まず、このボス戦でも「盗人の指輪」は外さないようにしておきたい。
ボスに近付くのが簡単になるし、分身したボスの集中砲火を受けづらくなる。
地味ながらも指輪の有無で難易度は結構違うだろう。

ボスは射程距離の長い魔術「ソウルの光」を使用する。
通常の盾では防御してもダメージの大半が貫通してくるので、敵の攻撃は部屋の左右にある柱を利用して防ぐのが良い。

さらに、ボスは部屋の複数個所に魔法陣の罠を発生させることがある。
魔法陣は発生後すぐに見えなくなり、その位置を完全に把握することはほぼ不可能だ。
  魔法陣に触れるとプレイヤーは一定時間マヒしてしまう。
  また、他ゲームで良くある一度触れれば消える罠でもなく、ボスが罠の位置を張りなおすまで
  魔法陣はずっと同じ場所にあり続ける。
一応、魔法陣は部屋の中心部(長椅子がある)付近に多く現れ、左右の柱の外側の通路にはほとんど発生しない。
ボス部屋内の移動は主に左右の通路を使用することで魔法陣を回避できるだろう。

ボスはプレイヤーの攻撃を食らうと一定時間後にテレポートする。
テレポートが完了するまでは反撃もしてこず無防備なので遠慮なく攻撃しまくろう。

そしてテレポート後は部屋の中のどこかにボスが現れ、またそれと同時にボスの分身も複数体出現する。(分身の数はボスの残り体力に応じて増える)
分身は攻撃すれば消すことができるが、ボス本体へのダメージにはならない。
片っ端から攻撃していっても良いが、一応ボス本体と分身を見分ける方法もある。

 ・ボス本体はロックオンしても頭上に体力バーが出ない。 分身は体力バーが出る。
 ・ボス本体の放つソウルの光は巨大。 分身のソウルの光は小さく細い。

これを目安にボス本体を探し、攻撃していくと良いだろう。
ボス本体に攻撃を当てればテレポートが終わるまで分身も含めて一切行動しなくなる。遠慮なく攻撃すると良い。

分身の数が増えると、いろいろな方向から攻撃が飛んでくるためかなり避けづらくなる。
室内の柱を上手く利用し、また、場合によっては本体ばかり狙うのではなく邪魔な位置にいる分身も攻撃して消しながら、安全確保しつつ戦っていくと良いだろう。
 



ボスを倒したら、部屋の奥の祭壇に近付くとムービーが発生。
要石のある塔(2)のスタート地点まで運ばれる。
  この移動は一方通行で、ムービー後に再びボス部屋に戻ることはできない。
  どうしてもボス部屋に行きたければ、一度神殿に戻って塔(1)のスタート地点からやり直す
  必要がある。

そのため、祭壇の裏側にある(\)赤子の爪を入手したい場合は注意しよう。
祭壇に真正面から近付くのではなく、大きく回り込むように裏に回ればムービーを発生させずに赤子の爪を拾うことが可能だ。


神殿に戻ったらボスを倒して手に入れた「人形のソウル」を賢者フレーキに渡そう。
魔術「ソウルの光」と交換してもらえる。
敵を貫通し、威力も優秀な魔術だ。非常に使い勝手が良いので魔法使いキャラの主力にできる。



【ストーリー解説】

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デーモン「愚か者の偶像」

ラトリアの塔、罪人たちを捕らえた牢獄の一角にある厳かな教会。
そこにある神の像に宿ったデーモン。
その姿はかつてラトリアを治めていた女王の姿を模している。

生前の美しき女王の姿をしてはいるものの、その表情は何を思うでもなく虚ろそのもの。

要人の話では、ラトリアの女王は「知性ある象牙の塔の女王」と呼ばれる人物であったはずだが、デーモンとして現れた彼女の姿にその聡明さは感じられない。


また、「愚か者の偶像」という名も異様である。

愚か者の偶像、つまり偶像のモデルである女王のことを愚か者と言っているのか、
あるいは女王の偶像にすがり、祈る囚人たちのことを愚か者と言っているのか……。

だが、恐らくはその両方なのだろう。


このデーモンは、“とある人物”がラトリアの女王に対して抱く、激しい嫉妬、そして憤怒が色濃く表れたものなのである。
それゆえに生前の聡明さよりも人形のような愚鈍さが強調されている。

そして、それを囚人たちに拝ませていることもそうだ。
ラトリアの牢獄に捕らわれている囚人たちは、決して単純な意味での罪人ではない。
彼らは王族など女王の支持者であった者たちであり、あるいはその“とある人物”にとって不都合な人々なのである。

そんな彼らに愚かな女王の姿を拝ませる。
いくら拝んでも救ってくれることのない、あまつさえソウルを奪う無力な女王の姿を見せつけているのだ。

つまりこの牢獄は、女王とそれを支持した者たちに対する陰湿な報復の場なのである。



【ストーリー解説】

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「王族の貴婦人」

4階牢獄にいるNPC商人である貴婦人。
実は彼女は女王の血筋に連なる王族の女性なのだ。
彼女が牢に捕らわれている理由も当然、彼女が女王の一族だからである。
  彼女は傍に誰もいないとき、時折美しい声で歌を歌う。
  捕らえられる前はきっと裕福な暮らしをし、そして高い教育を受けていたことが察せられる。

彼女が自分の持ち物と交換に、主人公のような冒険者からソウルを得ているのは自分の正気を保つためだ。
ソウルとは知性であり精神力のようなもの。ソウルを失い、他の囚人たちと同じように狂気を発してしまうことを彼女は畏れている。



【ストーリー解説】

「水銀」

牢に捕らわれている囚人たちはどうやら水銀を飲まされていたようである。
現実世界にある「水銀」と同じものかは分からないが、やはり毒であることに変わりはないようで、囚人たちは皆、その毒により異様な風貌になってしまっている。

件の王族の貴婦人も同様だ。
捕らわれる前の面影など伺いようもなく、その顔は変形してしまっている。

なぜ囚人たちは「水銀」を飲まされるのか。
無論、拷問のためという意味もあるだろう。
だがそれは、“ある研究”のためでもある。

1階牢獄には囚人の身体を寄せ集めたようなおぞましい化け物がいた。
あれもその研究によって生み出された者の一つ。
今後も塔エリアの探索を進めれば、様々な“研究の産物”に出会うはずだ。


ソウルを失い、正気を無くした囚人たちは救いを求めて女王の偶像に縋るだろう。
(その偶像こそがソウルを奪うデーモンだとも知らず)
そうして集まってきた囚人たちは、塔の上層へと連れ去られる。研究の材料として。

王族の貴婦人はそれを知っているからこそ、懸命に正気を保とうとしているのだ。



【ストーリー解説】

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「真実の愛」

1階牢獄の奥で見つけることができる「フリューテッド防具」と「銀の腕輪」。
その持ち主だったであろう遺体は死してなお固く手を繋いでいる。

一方は騎士風の身なりで、もう一人は軽装の男性である。

……もしかして、┌(┌ ^o^)┐ホモォw

というのは冗談で、「銀の腕輪」が女性専用防具であることからも分かるとおり、この軽装の方の遺体は本来女性の予定だったのだろう。
  このゲームには女性遺体のグラフィックが無いので仕方なくこのようになっているようだ。


状況から察するに、この騎士は囚人となっていた女性を救出に来たのだろう。
牢を出るところまでは上手くいったが、残念ながら逃げ切ることはできず力尽きてしまったのだ。




【ストーリー解説】

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「勇者ライデル」

2階西側の牢獄に捕らわれているライデル。
別名「辺境卿」とも呼ばれる彼はその青白い体を見れば分かるように、主人公と同じように生身を無くしてソウル体となった存在だ。

ラトリアの牢獄中に響き渡る「ヘルプミー!」という不気味な大声は彼のものである。
  ちなみに、エリア傾向が最黒の場合は、ソウル体のライデルはいなくなり、
  黒ファントムのライデルが出現。
その間は当然この「ヘルプミー」の声もしなくなる。
  叫び声がしない静かなラトリアというのもまた不気味だ。

ライデルはこのラトリアへ来るまでは勇敢な冒険者として高い名声を有しており、
彼の冒険譚は人々の語り草であったらしい。
のちに彼の代名詞となる「燐光のポール」も元は“空の魔女”から奪ったもので、その話は彼に関する逸話の中でも特に人気が高いという。


牢に捕らわれたライデルを解放すると、彼は同じく別の牢獄に捕らわれている自らの生身がある場所へと戻っていく。
  ライデル救出後、2階東側の扉がいつの間にか開いているのはそのせいだ。

  なぜ生身とソウル体、別の場所に捕らわれているのかは、一度生身で捕らわれたあと、ソウル体
  になって自分の生身を回収しに来たが、やはりまた捕まってしまったのだと考えられる。
  何度も同じ場所で死んでしまうことは、このゲームのプレイヤーなら覚えのあることだろう。
  また、彼の装備がこのステージの敵に対して非力なのも分かるはずだ。

しかし、彼が生身の元へ帰るのは生き返るためではなく、そこで成仏するためだ。
彼は生身の元に妻の形見を残してきており、その傍で自分の人生を終えたいと思っていたのである。


これでやっと終われる…


伝説の勇者と呼ばれたライデルの冒険譚は、意外にもか弱い言葉で締め括られるのだった。


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残されたライデルの遺体
燐光のポールを持つ、彼専用のグラフィックだ