資源回収には高速武将
ブラ三で良く利用されるテクニックの一つです。
以前コチラの記事でも述べましたように、高速武将による資源回収には移動速度が重要です。
つまり、突撃系や行軍系などの移動upするスキルを使うことで、資源の回収効率を上げることができます。
また一方で、「珍火打劫」や「猛将の鹵獲」など、入手資源を直接的にアップさせるスキルもあります。
この移動up系と入手量up系の優劣はどうなってるの?
例えば移動30%upと入手量30%upではどちらが有効なの?
移動+○○% と 入手+○○% はどっちが有利?
答え:
移動up30% と 入手30% は一緒
30%だと分かりにくいので、例えば100%upについて考えてみます。
移動+100%、つまり移動力2倍になれば、
同じ時間で2倍の距離に行くことができます。
入手資源は距離に比例しますので、資源の入手量も2倍です。
あるいは、同じ時間・同じ距離を2往復(2人の武将で順番に)することもできます。
2往復すれば当然、資源の入手量も2倍です。
はい、そんな感じで、
移動+100% と 資源入手+100% は 同じ効果です。
移動系・鹵獲系のスキル効果を見てみる
移動系・鹵獲系のスキル効果(コスト倍率)は以下のようになっています。
ちなみに突撃、突覇の移動upに関しては、
・突撃は行軍よりやや下 (1LV低い行軍とほぼ同じ)
・突覇は強行とほぼ同じ です。
珍火ェ……
移動up=入手upなので、
珍火の資源回収効率は行軍にすら劣っていることが分かります。
鹵獲スキルとは名ばかりの名前負けスキルだったようです……。
猛将の鹵獲の回収効率について
移動up=資源入手up であることは既に述べたとおりです。
では、「猛将の鹵獲」のように移動と入手の両方を強化するスキルの場合、
その資源回収効率はどのように計算すべきなのか?
例えば鹵獲LV4は、移動+16%・資源+22%ですが、 22+32=38%up?
つまり、神速LV6の移動+38%と同じ??
答え: 同じではない
移動upと資源upは足し算ではありません。 かけ算で計算します。
ここから少し細かい計算の説明になってしまうので、
苦手な人はざっと読み飛ばしてもらっても構いません。
まず基本情報として、
・1回に入手できる資源の量
=『 距離×資源パネル数×10×ランダム倍率 』 ×鹵獲スキル
・移動時間
=『 距離÷(武将の移動速度×移動スキル) 』
で、資源効率は “時間あたりの資源入手量” のことですから、
入手量÷時間、 つまり上の式を下の式で割る。
と、こうなる。
資源パネル×10×ランダム×鹵獲スキル×(移動速度×移動スキル)
見やすくするため、順序をちょっと変える。
(パネル×10×ランダム)×移動速度 ×移動スキル×鹵獲スキル
「距離」が消えましたね。
以前の記事でも書きましたとおり、資源回収効率に距離は関係ないのです。
はい、上記のように、移動upと入手upは足し算ではなくかけ算なのです。
そしてさらに細かい計算をしていくと、
移動up×資源up=資源回収効率は、以下のような式で表されます。
α+β+(α×β×コスト/100)
※) αは移動up倍率 βは資源up倍率
ちょっと面倒臭い式ですね(~ー~;)
憶える必要はないですよw
ちなみに行軍系や珍火など、どちらか一方にしか効果が無い場合も上記の式は当てはまりますね。
例えば行軍LV10のコスト倍率「40」ならば、 40+0+(40×0×コスト/100)
カッコの中は0になるので、 40+0+0 =40 と元の値がそのまま返ってきます。
そして注目! この式には『コスト』が含まれています!
これはとても面白い。
行軍系などは、 LV5で19 LV10で40 などコスト倍率は一定ですが、
移動と資源を両方強化するスキルの場合は、
このコスト倍率自体がコストによって変動することになります。
で、その結果がこちら
この表の右側にある、4.0コスLV10=「 180.4 」 などの数字は、
神速LV10=「64」などに相当する数字です。
より具体的に言えば、
4.0コスの神速LV10は速度(=資源効率)256%up なのに対し、
猛将の鹵獲LV10の資源効率は 721.4%up なのです。 鹵獲ヤバくね?w
これを踏まえて、改めて最初の表(各スキルのコスト倍率表)をご覧下さい。
ついでに強襲系のスキルも載せておきます。
千里行LV10でもその倍率は「70」
強襲突覇LV10でも「104」
これらと比較しても猛将の鹵獲の資源効率は格段に高いと言えますね。
また、猛将の鹵獲には以下のような特徴もあります。
長所
・遠い距離に行かなくてもたくさんの資源を持ち帰れるので、
距離による民兵増加の影響が少ない。
・移動力自体はそれほど上がってないので、往復時間が長く、
少ない人数でローテーションを回せる。
短所
・攻撃up、移動up自体は小さいので攻撃スキルとしての流用には不向き
このように、猛将の鹵獲は資源回収に関して他の追随を許さない、非常に高い効果を持っているようです。
色々計算してみると、鹵獲を付けた槍兵や弓兵は、
千里行つけた騎兵武将と同等以上の回収性能を発揮します。
珍火は本当にダメスキルなのか?
「猛将の鹵獲」が強いのは移動と資源入手を同時に強化できるから。
それぞれのスキル効果が相乗作用を起こすためだということが分かりました。
じゃあ、先ほどダメスキルの烙印を押された「珍火打劫」。
この珍火にも何らかの手段で移動upを付ければ、その効果は飛躍的に高まるのでは……?
そう、速度系の自動スキル――は、まだ未実装なので
強襲で出撃
強襲出撃での移動upは+30%です。
この+30%を付けた状態で、先ほどの計算をしていくと……、
珍火打劫の資源回収率は←左表のように変化します。
*左表の数字は強襲の速度アップによる資源増 加を差し引いたものです。
強襲の速度upはコストと無関係ですので、
「猛将の鹵獲」のような“コストが高いほど相乗効果も高い”という特徴はないのですが、
それでもご覧のとおり、強襲時の珍火打劫は、行軍と同レベルの資源回収能力を発揮できることが分かります。
UC張宝やUC郭シなどUCカードの初期スキルとしては、まぁ、妥当な威力といったところです。
と思うところですが、その結論もまだ早い。
上の表における珍火の通常時と強襲時の差を良く見て下さい。
全て1.3倍です。
1.3倍。 つまり、強襲の+30%がそっくりそのまま、
珍火の入手効率に対して相乗効果を起こすのですね。
そしてブラ三には強襲以外にも速度を上げる方法がありますよね。
そう、訓練所や遠征訓練所です。
強襲や訓練所を駆使して移動力を高めてやれば、
珍火の回収効率は相乗効果を起こし、行軍系スキルを追い抜くことができます。
例えば、強行LV10と珍火LV10なら、 50÷31=1.613
つまり、強襲や訓練所等合わせて+60%強の移動upがあるならば、
強行で出撃させるより珍火で出撃させた方が効率的です。
同様に、強襲突覇LV10と珍火LV10なら、 104÷31=3.355
+240%くらいの移動upがあれば珍火は強襲突覇を超えます。
かなり大変ですが、遠征訓練所があればそこまで突飛な数字ではないかも?
と、まぁ、移動upと資源upはかけ算というのがやはりポイントですね。
移動スキルは強襲や訓練所とたし算になってしまいますから、その違いを利用して珍火は行軍系スキルに追いつき追い越すことができるわけです。
移動系の自動スキルが実装されたらもっとイイ ……かも?
移動と資源入手が同時に上がるから強い。
じゃあ、移動upする自動スキルと組み合わせたらどうだろう?
例えば、R李カク・R雷銅・R蘇飛の「○兵速攻」。
LV10になれば恐らく2.5コスの彼らで移動+35%アップが見込める。
この+35%も強襲や訓練所と同じように考えてOK。
前述のとおり+30%あれば珍火は行軍と同レベルなので、
また、この速攻+35%に、強襲出撃の+30%も合わせ技。
こうすると強行や突覇と同レベルです。
そしてさらに、訓練所の効果も上乗せしていけば、
珍火と突覇の差はどんどん開いていくことになります。
R雷銅などを資源回収武将に育てようと思っている皆さん、
突覇や強行を付与するつもりなら、珍火も候補に入れてあげて下さいw
このように、珍火は自動スキルや強襲や訓練所で移動力を強化するとどんどん効率が良くなります。
移動+30%で行軍
+60%で強行
+100%で神速
+120%で千里行 と同等の資源回収効率になります。
また、「猛将の鹵獲」のときと同様に、
珍火を付与した槍兵や弓兵で、突覇装備の騎兵より高い回収効率を発揮することも不可能ではありません。
まぁ、もちろん簡単ではありませんが……。 ちなみに約+250%。
総括
資源回収に関して、
「猛将の鹵獲」は神速や千里行はもちろん、強襲突覇すら大きく凌ぐ効果がある。
鹵獲系スキルは移動力upと相乗効果を起こし、
単純な移動速度アップ以上の回収効率の向上が見込める。
強襲や遠征訓練所と組み合わせた珍火は意外とスゴイ。
移動+30%で行軍(突撃)、 +60%で強行(突覇) と同等なのは憶えておいて良い。