「オバケなんて無いさ、オバケなんて嘘さ」とオバケに言われたら

怪談を聞いたあとや、ホラー映画を見たあと、
  背後に寒気を感じて振り返ったことはないだろうか……
 
あの、背後に何か“いるんじゃないかという気配
 
 
あれを克服する良い方法を今日はお教えしたい……
 


さぁ、まずはホラー映画を見ていただきたい。
映画がないなら、怪談話でも良い。 ネットには腐るほど落ちている……
 
背中にゾクッ としたものを感じたら、そこからが勝負だ……
 
 
1. 振り返らない
  敢えて言おう、振り返ったら負けであると。
 
  幽霊の気持ちになって考えてほしい。
  なぜ、“背後に”ゾクッなのかを考えてほしい。
 
  奴らの気配は必ず“背後に”現れる。 正面には来ない。
  これは恐らく、マニュアルで背後に出るように決まっているのだろう……。
  なぜなら、正面から出た場合、ともすれば人間に「あれ? 映画の続きかな?」と
  思われかねないからである……。
  続きを期待されてしまったら、幽霊としては非常に気まずい。芸人なら一発ギャ
  グで乗り切ることもできるが、奴らはそういうジャンル芸ではない……。
 
  だから、幽霊的にはまず振り返って欲しいのである。
  振り返ってこちらに気付いて欲しい。気付いて驚け、フヘヘ……。
  そういうメッセージがあの“ゾクッ ”なのだ……。
 
  振り返るのは、奴らの思うつぼなのである……。ある……。ある……。(残響音)
 
 
  仮に幽霊がいなかった場合も、この“振り返らない”という行動は正しい。
  いないのだから、振り返っても意味がない。 労力のムダだ。
  そのまま寝ちまえばOK。
 
 
  そう、敢えて“振り返らない”ことは、
  幽霊がいた場合でもいなかった場合でベストな選択肢 となりうる……!
 
 
 
2. 相手の反応を待つ
  出てきたのに人間が振り返らない。
  これは幽霊にとって出鼻をくじかれる行為……。
 
  そこで、奴らは自分の存在をこちらに訴えかけてくるはず……。
 
(タイプA) 回り込んで視界に入ってくる奴
  もう自分から視界に飛び込んでくる。 行動的なO型タイプ。
 
  だが、これは人間側から見れば、視界の端からヌルッと出てくるわけだから、
  ショックが薄い。
  これは止まっているものよりも、動いているものの方が気付きやすい(=把握し
  やすい)という動物の習性だ。
  幽霊が恐ろしいのは振り返った瞬間そこにいること。いないと思った場所にいき
  なりいるから恐ろしいのである。
  こんなヌルヌル動いて視界に入ってきた日には「うは、いるしwwww」と言われる
  ことうけあいだ……。
 
(タイプB) 肩を叩く奴
  直接アプローチしちゃう。 真面目なA型タイプ。
 
  だが、考えてほしい。
  幽霊がこちらの肩を叩けるということは、こちらも幽霊を叩けるということである。
 
  振り返っておもくそビンタくれてやろう。
  奴らは物理攻撃が効くタイプの幽霊だ……。倒せる……。
 
  だが、攻撃するときは基本的にパンチ・ビンタ、巴投げなど打撃や投げでいこう。
  あるいは関節技でも良いが、狙うのは腕の関節だ。
    足は“無い”場合がある。注意されたし。
  一番いけないのはチョークスリーパーなどの絞め技。
    奴らは恐らく呼吸をしてない。だから絞め技無効だ……。
 
(タイプC) 音を出す奴
  ラップ音など間接アプローチでくる。 ちょっとひねりの利いた柔軟なB型タイプ
 
  タイプBのように直接攻撃可能だと悟られることもなく、存在を知らせてくる。
  しかもラップ音などは、幽霊とは無関係に家の“きしみ”などの可能性もある。
  最後までこちらに“いるorいない”の判断を惑わす頭脳プレーだ……。
 
  そこでこちらは無視する
  そう、聞こえなかった振りをすれば良いのである。
  所詮ただの生活音なんだしー、ってな具合で無視。 ヘッドホンで音楽でも聞く。
  
(タイプD) 声を出す奴
  もう、直接喋って呼びかけてくる。 天才なのかバカなのか分からんAB型タイプ
 
  タイプCの変則型だが……、これは厄介だ……。
  物理攻撃が効かない可能性もあるし、下手に返事をしようものなら西遊記
  金角・銀角が持ってた“ひょうたん”みたいに、こちらが吸い込まれてしまう かも
  しれない。
 
  いや、むしろ奴らは“ひょうたん”を持っている。間違いない。
  持っているからこそ、直接喋るという自信に満ち溢れたアプローチをしてくるの
  だろう……。
  逆にここまではっきり喋られてしまうと、聞こえなかった振りをするのも心苦しい。
 
  ……だが、やはりここは心を鬼にして聞こえなかった振りをしよう。
  相手は幽霊だ。 こちらもならなければ勝てない。 既にそういうレベルの勝
  負なのだ……。
 


とにかく、振り返らない・無視し続けることが大事なのである……。
 
奴らは我々を振り返らせ、驚かすために命をかけている。
(命ないんですけどね、ヨホホホ)
その思惑にまんまとハマってやる必要はないわけだ……。
 
 
だが、上記の対処法にも実は幾つか弱点がある。
 
弱点(1) 前から出てくる霊には無効
  上記はあくまで、奴らが“背後”にくることが基本になっている。
  だもんで、リングの貞子ちゃんよろしく、画面からグヮバーッ!と出てきたらもう
  どうしようもないし、たぶんそんな正面突破で来るような奴は体力にも自信がある
  場合が多い。 マジ危険。 即逃げよう。
 
弱点(2) 物理攻撃は当たるけど効かない奴
  タイプBの肩を叩くタイプには物理攻撃が有効。
  だが、振り返りざまビンタして、そこにいたのがハルクホーガンみたいな奴だっ
  たら……。
  それはもう霊とか本物とかそういう問題じゃなく、普通に怖い。
  逆にそんなに体力のある奴は「後ろじゃなくて前から来いよ(TдT)ヒキョーモノ!」と言っ
  てやりたい。 これも即逃げるべし。
 
弱点(3) 辛抱強いにもほどがある奴
  振り向かず、無視し続けてるのに、何時間でもそこにいる奴。 待ちのプロ。
  縁側で雲を眺めてるじーさん並みに気が長い。
 
  寝て起きて翌朝、洗面所で顔洗うときに鏡を見て初めて気付く。
  ここまで待たれたら、大したもんだ。 大したもんですよ。 (長州力の口調で)
 
  これはもう素直に驚いてやるべき。
  しかし、それでも驚きたくないなら……、
  「あ、いたんだw」と言ってやる。クラスの陰が薄い奴を見つけた時みたいに、
  「あ、いたんだw 今日は欠席かと思ってたw」くらいの軽い感じで。
 
  幽霊というただでさえ“薄い”状態の彼らをさらに薄く扱うということは、これはもう
  存在しないも一緒である。 よって、奴らは消える。消えざるをえない。
 
  あるいは、怒りが爆発してパワーが増すかもしれない。
  だが、そんなときはジョジョ3部のオランウータンのスタンド『ストレングス』を思い
  出して欲しい。
  スタンドは本来、一般人には見えない・触れられないものだが、ある一定以上に
  巨大なパワーを持つと、パワーがあり過ぎて一般人にも見たり触れたりできるよ
  うになる。
  これを幽霊にも当てはめて考えよう。
 
  そう、ビンタでおもくそぶん殴れるということだ……。
 
 


 
 
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