「夜ノヤッターマン」 第3夜 その1


 第3夜 「俺たちは天使じゃないけど天使のフリをする」 
 
前回までのあらすじ!

フリチン男2人と全裸の幼女


フリチン男たち 「この小屋に入るんだ!」

幼女 「やめて! これはいけないことよ!」

フリチン男たち 「死にたいのか!」


小屋の住人が帰ってきた! 通報される!? ←今ここ

 
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帰ってきた民家の住人(金髪の少女)に見つかったレパードたち。

しかし、
その少女はレパードのことをなぜか「わたしの天使ちゃん」と呼び、優しく抱きしめてくれました。
どうやら少女は目が不自由みたいで、全裸なのはバレていないようですw

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金髪の少女 「かわいい天使ちゃん、お名前は?」

レパード 「レパ…、 ど、“ドロンジョ”」


本名を答えるのはマズいと思ったのか、レパードは一瞬口ごもったあと、「ドロンジョ」と答えます。
 ほっほっほw 順調に後ろめたい人間になっていってますねw
 へっへっへw 純粋だったレパードちゃんが悪に染まっていくのは気分が良いゼ、ウェヒヒw(ゲスい


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ヴォル (レパードさま、“ドロンジョ”は“ドロンジョ”でマズイ気が……)

ゴリス (“ドロンジョ”は悪役の代名詞だ、まんねん……)

不安げにレパードと少女のやり取りを窺っている、フリチン男2人。

  ドロンジョが悪人であることは、この世界では絵本にも書いてあるくらい有名なこと。
  本名で返事をするよりむしろ危険、……かも?

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ビクゥ!          →ひょこっ    ビビクゥ!

少女 (後ろのお前たち、黙っていれば気付かれないと思ったか)

金髪少女の眼光が2人を襲う!w

幸い、金髪の少女はドロンジョという名前にも疑問を持たなかった様子。
  この子はあの絵本、読んだことないのかな?

もちろん、まだ素っ裸なのもバレていませんw やったゼ! これは勝てる!(謎

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ヴォル 「ドロンジョさまお付きの色男、ボヤッキーです」(イケ面・イケボ

ヴォル、やっぱイケメンやねw
相手の目が見えないので、手を取って自分の顔を触らせてあげます。
  でもたぶん心の中では、
  「おぉ、なんだこの手は!?
     スベスベだ! も、もしやこれが女子高生…ッ!? 頬ずりせねば」
  とか考えているに違いない。 (この少女の設定年齢は17歳)

  そして、それを見ているレパードのきょとんとした顔が非常に印象的であるw


少女 「よろしく、ボヤッキーさん」

ヴォル 「はいぃ、こちらこそぉ~ ヽ( ´▽`)ノ 」

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おい、立ち上がるな、フリチン男!!


  前方オープンにするんじゃないw 隠せ、前を隠せよw

  相手の目が見えないのを良いことに、やりたい放題のヴォルボヤッキー

  ここに来て、ご先祖様由来の下ネタ遺伝子が急速に開花し始めているようですw
  って言うか既にご先祖様を超えた気もします (~▽~;)これはアカンやつや

  そして、それを見つめるレパードのきょとんとした顔。
    レパードちゃん、ダメ! それは見ちゃいけない大人だから!
                        見ちゃダメなやつだから!!


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少女 「わぁ、たくましい~」

エレファントゥス(通称ゴリス) 「と、トンズラー……」

少女 「よろしく、トンズラーさん」


  お前も前方オープンかよ! (;~Д~)ノ☆ スパン!

  って言うか、少女の方もさすがに身体に触ったら「たくましい~」言う前に、
  「え? なんで裸なの!?」って気付かないのかな?w


少女 「天使ちゃんが来てくれて、幸せ~」

レパード 「あ、あの、私たちは天使じゃ――

ヴォル 「ドロンジョさま、ここは天使のフリをしておいた方が、
通報されずに済むのではないでしょうか…(ヒソヒソ」


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黙れ、フリチン人間 (#`Д´)ノシ

17歳の前にチン○ンおっぴろげた分際で、
レパードちゃんに近づくんじゃあないw


そのとき、レパードの飼っているペット、子豚の『オダさま』のお腹がグ~と鳴ります。

レパードたちが空腹なのに気付いた少女は、みんなにスープを振る舞ってくれるそうです。
暮らしぶりから見るに、この子も決して裕福ではないでしょうに…。めっちゃ良い子やで…… (~ー~*)


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空腹でダウンしたオダさまをベッドに置いてあげる、優しい少女。

  一方、管理人はこのとき、ベッドがテーブルに見えたため、

  「よし! このブタ、食おうぜ!」と思ってしまったw

  少女の優しさに比べ、管理人のなんと穢れていることか……w 反省せねばなるまい orz


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少女 「スープを温めるわ。ちょっと待っててね」

レパード 「あ、ママ、私も手伝うよ!」


ヴォル&ゴリス 「……ママ?」


咄嗟に少女のことを「ママ」と呼んでしまうレパード。
この少女にはやはり、母ドロシーの面影を感じるようです。


しかしそのとき、窓の外から中を窺う何者かの人影が……

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レパードたちを追ってきたゾロメカヤッターマン!?

    ――ではなく、この小屋のもう一人の住人らしい。

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少年 (い、家の中に全裸の男…ッ!?)
 
 
  私がこの少年の立場だったら、たぶん気絶する。
 


少女 「ドロンジョちゃん、お茶碗取ってくれる?」

レパード 「うん」


隣の部屋から悲鳴 「うわぁ、ぐぁ……っ!」


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少女 「ガッちゃん、帰ってきたのね♪」

レパード 「ちょ、ちょっと見てくる!」



レパード 「どうしたの!?」


デーン!
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  お前、一人で踏み込んだのか! Σ(~□~;) すげぇ勇気あるな!w


ヴォル 「ドロンジョさま、泥棒です!」 (←こいつドロンボーです

少年 「僕は泥棒じゃない!」
 
ゴリス 「怪しい奴め!」 (←こいつ全裸です
 
少年 「怪しいのはお前らだろ!?」 (ごもっとも!



少年 「離せよ、変態! アル(少女のこと)は僕が守るんだ!」

レパード 「あんたは、誰…?」

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少年 「……アルの幼なじみの、ガリナ」


目の見えない少女である『アルエット』と、
それを助けるために単身飛び込んできた少年『ガリ

二人が悪い人間ではないと思ったレパードは、ゴリスにガリナを放すように言います。

ガリナはすぐにアルエットの様子を確認に行き、
彼女が無事であったことをホッとしつつ、呑気にスープを温めている姿を見てポカンとするのでしたw


アルエット 「ガッちゃん、お皿を運んで?
天使ちゃんたち、お腹すかせてるみたいなの♪」

ガリナ 「天使…? “変態”の間違いだろ?」


変態の天使もいるかもしれないじゃん!! (~▽~*)



ドン、ドン!

ヤッター兵 「聞きたいことがある! ここを開けろ!」

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うぉ!? ヤバイ!
今度こそ本当にメカヤッターマンが尋ねてきやがった!?


レパード 「あいつらだ!?」

ヴォル 「ドロンジョさま、こちらへ!」

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頼りになるぞ!  ボヤッキー
 

人の家のクローゼットを遠慮なく開け放つヴォルトカッツェ。
決断の速さ、解決策を思いつく頭の良さはゴリスよりも一枚上だ! 頼りになるぞ!

  でもフリチンで入るのはヤメて!w
  私ならその服、一生着れなくなっちゃう…w (;ノェノ)ヤメロー



レパードたちが隠れたのを確認して、ガリナは小屋の扉を開ける。
  玄関にはレパードたちが履いていた靴があったので、それもそっと背中に隠してくれた。

  ……でも暖炉の前にはレパードたちの服がまだ干しっぱじゃないっけ? (~ー~;)


ガリナ 「お、お待たせしました」

ヤッター兵1号・2号 「ヤッターマン!」

ガリナ 「や、ヤッターマン!」

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おぉ!? それ、挨拶なのか!?w

ヤッターキングダムでは、ヤッター兵が「ヤッターマン!」と言ってポーズを決めたら、
住人も「ヤッターマン!」ってしなければいけないようですw

  足腰が弱くなってきた老人には生きづらい国だな……w

ヤッター兵1号 「怪しい奴を見なかったか?」

ガリナ 「な、何かあったんですか?」

ヤッター兵1号 「ドロンジョボヤッキー、トンズラーを名乗る3人組が、
我々の同胞を破壊して逃亡したのだ」

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ガリア 「えぇ……ッ!?」


とんでもない連中を匿ってしまったと知り、ガリナは青ざめます。

そしてこの会話の最中も、ヤッター兵やガリナはずっと“ヤッターポーズ”のままw

  こいつら、足腰の強さハンパねぇな!w

  私、こんなに長く片足立ち(しかも不安定なポーズ)できないよ…。
  どうやら私もヤッターキングダムでは生きていく資格がないようです……w

って言うか、ヤッター兵って普通に「我々の同胞を破壊して」って言っちゃうんだねw
ヤッター兵がメカなのは国民にも特に秘密にしてないってことか。


ヤッター兵 「家の中を見せてもらうぞ!」

ガリナ 「ちょ、ちょっと待ってください!」


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ゴソゴソとポケットを探る
 
ガリナはポケットから、1個のサイコロを取り出します。
それを手の中で転がし――、


ガリナ (奇数なら言う。偶数なら――)


出た目の数は 『 6 』。 偶数だ!

どうやらガリナは決断に迷ったら、サイコロの目で決めることにしているようです。
  コイントスと一緒ですね。
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  コインではなく敢えてサイコロなのは、
  元祖ヤッターマンに『オモッチャマ』というサイコロ型の
  マスコットメカがいたことが元になっているのでしょう→

  



サイコロで6の目が出たので、ガリナはレパードたちを隠しとおすことに決めました。

と言っても、ヤッター兵がそう簡単に帰ってくれるわけはないので、
結局、家の中を確認されることになってしまいます。

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ヤッター兵 「おい、お前は知らないか?」

アルエット 「うん、知ってる~♪」(嬉しそう

ヤッター兵 「何!?」
ガリナ 「ア、アルぅ!? Σ(~□~;) 」


アルエット 「天使ちゃんよ~♪」

ヤッター兵 「…ん? て、天使??

アルエット 「天使ちゃんが、私の願いを叶えにきてくれたの~♪」


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ヤッター兵 「あ、あぁ…、」


  やめろw そんな“痛い女”を見るような目で見るんじゃない! メカのくせにw
  そんな顔されたら、モニター前の管理人までダメージ受けちゃうだろ! (~Д~;)ヤメロー



ヤッター兵 「ん…? あれは何だ!」

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ヤバイ! レパードたちの服が見つかった!
  やっぱり、こうなるんじゃないかと思ってたんだ、私は! (~Д~;)


ガリ 「そぉい!」

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暖炉の中にシュート!! 超エキサイティン!


ガリナは咄嗟の機転で服を燃やし、
「いらなくなった古いゴミみたいな服を処分するつもりだった」と言い張ります。

  ちなみにこの服、昨日ボヤッキーが作ったばかりの新品ですw
  ゴミみたいって言うなよw まぁ、爆破されたり、水の中に落ちたりしてるけども……w



ガリナが上手くやり過ごしたお陰で、ヤッター兵たちは帰っていきました。

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レパード 「あ、あの……」

ガリナ 「もう、大丈夫だよ…」

アルエット 「さぁ、ごはんにしましょ♪」



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ヴォル 「あ…、その前に、何か着るものを……」

ヴォル! 改心してくれたんだね!w

久しぶりに自分が服を着てないことを思い出したヴォルトカッツェ。
ご先祖様の下ネタ遺伝子が沈静化したようだ。 本来の紳士的なヴォルに戻ってくれましたw



記事が長くなってきたので、一旦区切ります。