「夜ノヤッターマン」 第3夜 その2


 第3夜 「俺たちは天使じゃないけど天使のフリをする」 
 
この記事は「第3夜」 感想記事のその2です。



 
 
ヴォル 「ガリナ君、どうして我々を助けてくれたんです?」

ガリナ 「………」


ガリナ 「…僕のパパとママも、
アルエットのパパとママも、

……ヤッターマンに殺されたんだ」


レパード 「―――っ!!」

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ガリナ 「パパたちは、無理やりヤッターメトロポリスに連れていかれたんだ」

レパード 「ヤッター、メトロポリス?」


ガリナ 「北の果ての「そりゃそうさ岬」にある、
ヤッターキングダムの首都だよ」


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ヤッターキングダムの首都は、北海道の北の突端「そりゃそうさ岬」(宗谷岬)にあるらしい。

  キングダムの領土は北海道全域か。
  想像してたよりだいぶ広い。 広くて札幌あたりまでかと思ってたのに……。

  キングダムは私が思っていた以上に大規模な国のようだ。
  首都まで行くとなると、レパードたちの旅も長く険しいものになりそうである。


ガリナ 「飼い犬の『ワン』もだ…」

ガリナ 「そこで休みなく働かされて…、
工場の爆発事故で、みんな……」


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ガリナ 「戻ってきたのは、僅かなお金と、骨のかけらだけ…」


ガリナ 「アルはまだその現実を受け入れられない…。
現実に目を背けて、
天使がパパやママを連れてきてくれると信じてるんだ……」


そしてガリナはレパードたちに申し訳なさそうに「なるべく早く、出て行ってくれ」と言います。

ヤッターマンガリナにとっても憎い相手。
それと戦うレパードたちを本当は助けたいのでしょう。 少なくとも今回は助けてくれましたし。

しかし、ここにレパードたちがいれば、いつまたヤッター兵に見つかるか分からない。
アルエットを守るために、ガリナはそう言うしかな――


アルエット 「お風呂が沸きましたよ~。
天使ちゃん、一緒に入ろ♪」


レパード 「 ふぇ? 」(嬉しそう

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ガリナのシリアストークも一発でふっ飛ぶこの可愛さw

こりゃマジで天使かもしれん (~―~ )ガチで



レパード 「ふん、ふふん、ふんふん♪ ふん、ふふふん♪」(鼻歌

アルエット 「その歌、私も好き~。なんて歌なの?」

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鼻歌交じりに極楽気分のレパードちゃん。

今週ははだか率の高い回ですねw
  男どもが服を着たと思ったら、今度は女子が脱いでいた。
  何を言っているか分からねぇと思うが、私も何が起きているのか分からねぇw

そして意外とスタイルが良いアルエットw
実はこの子の方がドロンジョさまの子孫なんじゃあるまいか?w
  アルエット →アルエッジョ →アロエッジョ →ドロンッジョ →ドロンジョ
  うむ、完璧に一致 (~―~*)

レパード 「分かんない…。ママが歌ってくれてたの。
ママも、ママのママに教えてもらったんだって。
私も大好きなんだっ」

アルエット 「ねぇ、もう一度歌って♪」

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レパード 「うんっ! 良いよ!」

ふん、ふふん、ふんふん♪ ふん、ふふふん♪


どこか嬉しそうなレパード。
母ドロシーと面影が似ているアルエットに、母の温もりを感じているのかもしれません。

  お湯の温もりと共にね!(管理人が上手いこと言いました


ちなみに、ここでレパードたちが歌っている歌は、
昭和ヤッターマンのOP曲「ヤッターマンの歌です。

  平成ヤッターマンでも様々な歌手によるアレンジバージョンがOPとして使用されました。
  私はアレンジ版の中では、アルフィー高見沢さんによるメタルバージョンと、西尾夕紀さんの演歌
  バージョンが好みですw
  興味のある人はオリジナル版と合わせて聞き比べてみてねw

  擬音を巧みに使ったノリノリの部分と、昭和歌謡っぽいメロディアスな部分が重ね重ねに登場する
  ので、意外と歌唱難度の高い名曲ですw


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はぁ…、俺も女子と一緒に風呂入りてぇ……(ウソ字幕)
 
 
  ちなみにこの時、管理人は
  「アルエット、目が見えないなら、ガッちゃん風呂のぞき放題じゃね?」とか考えていた。

  オダさまを食おうと思った件といい、つくづく私は穢れてるなーって思う。 死にたい orz



ガリナは今夜の寝床として、ヴォルたちを小屋の地下室へと案内します。


ガリナ 「悪いけど、今夜はここで寝てもらうよ」

ゴリス 「お前は?」
 
 
ガリナ 「僕はリビングで寝る。アルエットが心配だから」

ゴリス 「そうか」


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寝場所の確保のため木箱(たぶんスゲぇ重い)を動かすゴリスと、
そのパワーを見てビビるガリナ。

ガリナ 「僕はこんな“人間フォークリフト”みたいな奴と戦ったのか…」(怖
 

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てれーん!
爆弾みたいな時計ぃ~!

その横ではヴォルが地下室に落ちてたゴミで、サクッと目覚まし時計を製作w

ガリナ 「こ、こっちは錬金術師かよ…」(怖


  ヴォルならたぶん「鋼の錬金術師」の世界でもやっていけそうな気がするw
  二つ名はたぶん『十字剣(プラスドライバー)の錬金術師』だな。



ガリナ 「……どうして、ヤッターマンと戦っているの?」

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ヴォル&ゴリス 「 ……… 」

ガリナ 「言いたくなければ、別に……」





ヴォル 「大切な人を、守れなかった」

ゴリス 「罪滅ぼしや」



ガリナ 「おやすみ……」




一方、そのころ、レパードは

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ちゃっかり自分だけお布団で就寝中w


ヴォルたちは地下室の木箱の上だってのに…w
しかしまぁ、まだ9歳ですからね。 今日は色々大変だったし、ゆっくり寝て下さいね。

  それにしても、アルエットも天使と一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たり、
  天使に対してかなりフレンドリーですよねw 天罰とか怖くないの?w



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深夜、ガリナはレパードの愛読絵本「ヤッターマンでんせつ」を手に取る



翌朝、レパードたちはアルエットが目覚める前に、小屋を出ていきます。

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レパード 「お世話になりました」

ヴォル 「アルエットさんによろしくお伝えください」

ゴリス 「スープ、ごちそうさま、と」


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ガリナ 「あのぉ、これ……。服、縫ったんだ


良く見ると、ガリナの目元に“くま”ができている。
どうやら徹夜してレパードたちの服を縫ってくれたらしい。

「僕が燃やしちゃったから…」と、言い訳してはいたけれど、
本当はヤッターマンと戦うレパードたちへの精一杯の応援の気持ちもあったのだろう。

  特に、昨夜ヴォルたちが言っていた「大切な人を守れなかった」という言葉が響いたようです。
  ガリナ自身も親を亡くしているし、今はアルエットを守らなければいけない。
  ヴォルたちの立場に共感する部分があったのだと思う。 うんうん、この子も良い子や (~ー~*)


ガリナ 「これから、どこへ…?」

レパード 「首都、ヤッターメトロポリスを目指すよ」


ガリナ 「本当にヤッターマンに“でこぴん”しに行くの?」

レパード 「あったりまえだよ!
悪い奴にはおしおきしてやらなきゃ!」

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レパードの言葉を聞いて、ガリナの表情が少し変わります。

  ヤッターマンのせいで大切な人を失ったのは、ガリナもレパードたちも同じ。
  なのに、なぜレパードはこんなにも真っ直ぐで力強い表情をするのだろう?

  ――そんな風にガリナは思ったのかもしれませんね。


ガリナ 「あ、あの……」

レパード 「ん?」

ガリナ 「ちょっと待って」


そう言って、ガリナはこっそりと手の中でサイコロを転がします。

ガリナがサイコロを転がすのは、決断に迷ったとき。 さて、出た目は――

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ガリナ 「ううん…、なんでもない……」


どんな決断をサイコロに委ねたかは分かりませんが、
どうやら「何もしない」という方の目が出たようです。



ガリナたちと別れ、ヤッターメトロポリスを目指して歩きだした、レパードたち。


レパード 「ママじゃないんだ…」

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レパード 「私たちは…、進むんだッ!!」


「ママじゃない」
そう言いながら進むレパードの足取りは早く、表情には怖いほどの強さが滲みます。

  一晩だけですが、きっと母と似た面影のある、アルエットとの生活が居心地良かったんでしょう。
  その居心地の良さに甘えてしまって、
  母のことを忘れて自分が弱くなってしまうのが怖かったのか。

  歩く歩調が早いのは、アルエットの温もりから逃げているからです。



一方、そのころ、アルエットは、

自分が寝ている間にレパードが出ていったことを知って、泣き出してしまう。

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  あわわ、泣かないで (~□~;)

  よ、よし、こう考えるんだ。
  天使ちゃんは出ていったけど、フリチン男2人も出ていった。
  プラスマイナス1人ぶん、家の中が平和になったと考えるのはどうだろう?(提案


\そんな計算方法、納得できなぁ~い!/
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管理人の懸命な説得(モニター越し)も実らず、
アルエットはレパードたちを追って家を飛び出します。

もちろん、目が見えない彼女に森の中を走って追い付くなんてまず無理です。


ガリナ 「もう、帰って来ないんだよ…。
パパもママも、帰って来られないところに行ったんだ……」


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ガリナ 「アルエット! 話を聞いてくれ!
あの子たちは天使じゃ――
 
 
 
ガチャ…
 
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「 そいつらは…、どこにいる……? 」


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ガリナの悲鳴が 森に響き渡った



記事が長くなってきたので、さらに一旦区切ります。