ボーレタリア王城(4) つらぬきの騎士の要石
ボーレタリア王城の第4ステージ。
王城エリアの最終ステージであり、またストーリー的にも難易度的にもデモンズソウルのラストステージと呼ぶに相応しい舞台だろう。
複雑な高低差があった王城3と比べると、このステージの構造は単純で短い。
しかし敵の強さは全ステージの中でも最上級で、何人もの強力な黒ファントムがおり、また王の飛竜が激しい炎のブレスを吐き、待ち構えている。
また、単純に敵の攻撃力・HPが非常に高く設定されている。
即死もありうる大ダメージが飛び交うので、「多少食らいながらでも強引に倒せば良いや」といったようなゴリ押しは通用しないだろう。
なお、普通にプレイしていれば恐らくここが最終ステージとなるだろうが、全てのステージをクリアすると一時的に自キャラのレベルアップができなくなる。
次にレベルアップが可能になるのは2周目の王城(1)をクリアした後だ。
レベルアップ等、2周目の準備は十分済ませてからステージ攻略に挑むと良いだろう。
【有効な装備】
○魔法属性の武器
王城エリアの敵はその大半が魔法属性を弱点としている。
○遠距離攻撃(弓矢or魔術「ソウルの光」など)
○窮鼠セット
このステージでは王の飛竜(青)が出現するが、遠距離攻撃があれば倒すことができる。
炎属性は効きにくいので、それ以外の属性が良いだろう。
恐らく矢は300本程度あると足りるはずだ。
また、遠距離攻撃は敵を誘い出すためにも使用できる。
魔術よりも狙撃モードの使える弓の方がその目的には適しているため、魔法使いであっても弓と
10本程度の矢を持っておくと良い。
○「暗銀の盾」
○魔法属性以外の武器 or 大剣「ストームルーラー」
ステージ終盤に登場する黒ファントムに対抗するための装備。
その黒ファントムの攻撃は魔法属性を帯びているため、暗銀の盾でなければ多大な貫通ダメージ
を受けてしまう。最低でもこの盾だけは必須だろう。
また、敵はこちらの魔法属性に対する防御力も高いので、できれば武器は魔法属性以外の属性の
ものを用意したい。
あるいは敵の周囲に即死穴が広がっていることを利用すれば、大剣「ストームルーラー」で穴に突き
落として倒すこともできる。
ただし穴に落として倒した場合はドロップアイテムの回収ができない。
そのアイテムをまだ未入手の場合は落下させずに普通に倒した方が良いだろう。
○「毒の雲」「死の雲」
このステージに複数出現する黒ファントムに対しては毒・疫病の状態異常が効く。
どうしても戦って倒せない場合はこれらの状態異常を使って暗殺することもできる。
また、毒はボスにも有効。
ボスやはりどうしても倒せない場合には毒で暗殺するという手もあることは覚えておくと良い。
【エネミー】
(1) 兵士(弩)×3
(2) 結晶トカゲ
(3) つらぬきの騎士メタス(黒ファントム) (入手:つらぬきの剣)
(4) 塔の騎士アルフレッド(黒ファントム) (入手:塔の盾)
(5) 異民族の勇者ウーラン(黒ファントム) (入手:白の弓)
(6) 結晶トカゲ
(7) 赤目の北騎士(剣)
(8) 兵士(弩)×2
(9) 隠密
(10) 赤目の北騎士(大剣)
(11) 王の公吏×2
(12) 結晶トカゲ
(13) 王の飛竜(青) (入手:大きな炎の鱗のデモンズソウル)
(14) オストラヴァ(黒ファントム) (入手:ルーンソード、ルーンシールド)
(15) BOSS: 老王オーラント (入手:偽王のデモンズソウル)
【入手アイテム】
(a) 伝承の戦士のソウル×2
(b) 儚い瞳の石
(c) 伝承の戦士のソウル×2
(d) 北騎士の剣、北騎士の盾
(e) 伝説の戦士のソウル×3
(f) 伝説の勇者のソウル×2
※ 霊廟の鍵(オストラヴァとの会話で入手)
(g) 儚い瞳の石
ステージ攻略をする前に、もし王城3のボス「つらぬきの騎士」戦をビヨールと共にクリアし、さらにそのまま神殿に戻らずプレイを続けているのであればここで一旦プロファイルロードしておこう。
王城3・4を続けてプレイしているとステージ終盤に登場するビヨールがなぜかプレイヤーに対して敵対するというバグ(?)が発生する場合がある。
アイテム回収等が難しくなるので連続プレイをする場合はプロロ推奨だ。
(1)兵士(弩)×3がいる場所にはドラゴンの死体が横たわっている。
このドラゴンはそういう形の足場だ。
一見どこからでも上に乗れそうに見えるが、実は尻尾側(右手前)からしか登れない。
また、右側にあるドラゴンの頭のツノは見た目どおり引っ掛かりやすい。
意外と複雑な形の足場なので、つるりと丸い丘だとは思わない方が良い。
3体のボウガン兵のうち右の2体はドラゴンの上に乗っており、近接武器ではやや攻撃しづらい。
まずは左の1体を倒し、それからドラゴンの上に登って残りの2体を倒すと良いだろう。
前述のとおり、ドラゴンの上には右手前の尻尾側からしか登れない。
登るのに手間取っている間に狙撃される可能性もあるので、しっかり盾を構えて近付いていこう。
ボウガン兵を倒したら奥には(2)結晶トカゲがいるが、
さらにその先には(3)(4)(5)3体の黒ファントムが待ち構えている。
もちろんトカゲを黒ファントムの方に逃がしてしまうとトカゲを倒すのは難しくなる。
安全を考えれば黒ファントムを倒すまでトカゲ狩りは諦めても良いが、どうしてもトカゲを倒したいのであれば横から大きく回り込んで接近し、トカゲが手前へ逃げるように誘導すると倒しやすい。
またその際、黒ファントムに気付かれにくいよう「墓荒らしの指輪」は必ず装備しておこう。(もちろんトカゲに気付かれないよう「盗人の指輪」も必須)
それでも(3)黒ファントムメタスには気付かれる可能性が高いのでできるだけ素早くトカゲを倒し、メタスの襲撃に対応した方が良い。
トカゲの倒し方
3体の黒ファントムはまずは右手前に突出している(3)つらぬきの騎士メタスから倒していくと良い。
メタスはリーチこそ長いものの、盾も持っていないため3体の中では一番楽に倒せる。盾をしっかり使って戦うと良いだろう。
次は(4)塔の騎士アルフレッドを倒す。
位置的にはウーランの方が手前にいるがウーランは弓攻撃主体なのでプレイヤーに気付いても近付いてこない。
まずはアルフレッドを誘い出し、ウーランの援護射撃が来ないところまで誘導すると良い。
1対1になったら、アルフレッドの周囲をぐるぐる回って強攻撃(槍を肩に担いで大きく突き出すモーション)を誘発させる。この攻撃は動作後硬直が長いのでバックスタブを取りやすい。
アルフレッドはほぼ常に盾を構えているため正面から攻撃してもむしろ盾チクのカウンターを
くらってしまう。
バックスタブ以外の攻撃はしない方が良い。
そして最後に(5)ウーランを倒す。
弓を多用するウーランだが、しっかり近付けば弓を曲剣に持ち替えてくる。
隙は少ないが、“盾で防いで反撃”のパターンで少しずつ削っていこう。
HPが残りわずかになると盾を触媒に持ち替えて「炎の嵐」を使用してくる。これは食らうと即死級のダメージを受けてしまうので、発動前に攻撃して倒してしまうのが良い。
また、この黒ファントム3体はそれぞれ「つらぬきの剣」「塔の盾」「白の弓」を落とす。
すべて他の場所でも拾えるものだが、まだ拾っていない場合は回収しておくと良い。
(6)結晶トカゲは手前に木板が立っていて場所が分かりづらいのだが、逃げ始めても普通に追いかければ倒せる。
一応、建物の中に入られると面倒なので右方向へ逃げるように誘導すると良い。
あるいは完全に追い抜いてしまい、引き返させるのも手だ。
続いて建物の中に入っていくが、
入ってすぐの場所には(7)北騎士(剣)がいる。
建物の中の特に1階部分は視界が悪く、細い柱が移動・攻撃の邪魔になるため結構戦いづらい。
中で戦おうとせず、外まで北騎士を誘導すると良いだろう。
実はわざわざ中に入って騎士を連れてこなくても、入り口の外の壁を叩くだけで向こうから出て
きてくれる。
壁を叩くと北騎士は入り口付近まで様子を見にくる
屋内に入り、階段を上っていく。
途中に(8)兵士(弩)×2のいる足場があるので、そちらに移って倒す。
すぐに(9)隠密が飛び降りてくるので、ボウガン兵2体はできる限り素早く倒すようにしたい。
ボウガン兵を素早く倒せれば、飛び降りてきた隠密の着地硬直を攻撃できるためかなり簡単に倒せる。
もしボウガン兵を倒すのが遅れ、隠密の現れてしまったら、その足場を飛び降りて1階まで落ちると良いだろう。
隠密もプレイヤーを追って飛び降りてくるので、やはり着地硬直を狙うことができるはずだ。
ちなみに、この足場の高さならば1階まで落ちても落下ダメージだけで済むが、
これ以上高い位置から落ちると即死の危険が出てくる。
また、もしここで「盗人の指輪」を装備していない場合は隠密だけでなく(10)の大剣北騎士も
プレイヤーに気付いて飛び降りてきてしまう。
盗人の指輪を使わないと特に難易度がハネ上がる場所の一つだ。
螺旋階段の最上階付近には(10)北騎士(大剣)がいる。
大剣北騎士は盾を持っていないため先手を取って攻撃すれば簡単に倒すことができる。
最上階から外に出るとムービーが発生。
王の飛竜が襲来する。
飛竜は通路に向けて炎を吐きかけてくるので、王城2の時と同様、炎を避けながら通路を走り抜けるというわけだ。
とりあえず、通路の手前に置いてある木箱が炎の当たらない位置の目印になっている。
この木箱より先に進むと炎が当たる危険がある。
木箱が炎の当たらない位置の目印
通路上には(11)王の公吏×2が配置されているが、
手前側の公吏は放っておいても飛竜の炎に焼かれていなくなってくれる。
問題は奥にいる方の公吏で、一応、通路は公吏がいる状態でもすれ違って進める程度の広さはあるのだが、公吏の動き方によってはすれ違えずに引っ掛かってしまう危険もある。
スムーズにすれ違うためには、右に誘導して左にすれ違うといったテクニックが必要。
なので、奥の公吏も炎の当たる位置まで誘導しよう。
プレイヤーがいる位置から公吏の姿は見えないが、公吏の少し手前付近の壁や床を攻撃するとその位置付近まで公吏が前進してくる。
少し進ませれば炎の有効範囲に入るので、これで奥の公吏も倒せるというわけだ。
狙いを定めやすい弓の狙撃モードが最適だが、魔術やスローイングナイフでもやれなくはない。
壁を攻撃した音で敵を誘い出すことができる
これで通路上の邪魔者は排除できた。
竜の炎は通路の手前から奥に向かって吐かれているので、炎を追いかけるように走れば簡単に抜けることができる。
――が、竜を倒すつもりがあるのならわざわざ駆け抜けなくても、竜を攻撃する方が簡単だろう。
飛竜は残りHPが半分になると一旦この通路からいなくなるので安全に渡れるようになる。通路上のアイテムを回収しながら進めば良い。
通路を走り抜けて先へ進む、あるいは飛竜のHPを半分にした場合、飛竜は大階段の奥まで移動する。
この大階段でも飛竜は炎を吐いてくるので、やはりタイミング良く炎を避けて進まなければらない。
双剣のビヨールが生存・救出済みの場合、ここでビヨールが現れる。
が、いてもいなくてもほとんど同じなので気にしなくて良いw
まずは(d)北騎士の剣・北騎士の盾を回収しておこう。
北騎士の剣は改造可能な直剣では最も高い攻撃力を持つ。
手前から2本目の柱までは安全に近づける
さて、竜の炎を避けて階段を駆け抜けるわけだが、まずは上図で丸く囲んだ2本目の柱の横で待機しよう。
竜の炎の射程距離は2本目と3本目の柱の間くらいまで届くので、2本目の柱までなら安全地帯だ。
そして、竜の炎はプレイヤーから見て「右手前から左奥」と「左奥から右手前」というルートで交互に吐き出される。
つまり、「右手前から左奥」の炎を追いかけるように走り出し、そのまま一気に建物の中まで入ってしまえば良い。
意外と余裕はあるので焦る必要はない。
建物に入ってしまえばもう竜の炎は当たらない。
建物の入り口から上を見上げると竜の頭が見えているはずだ。ここから弓や魔術で攻撃すれば竜を倒すことができる。
飛竜を倒したら、階段に落ちているアイテムも回収しよう。
また、この時点でビヨール関連のイベントは終了。
神殿に帰ったり、つらぬきの騎士の要石付近まで戻ったりするとビヨールはいなくなる。
その後、王城3の商人NPCのラインナップに「柴染防具シリーズ」が追加される。
話しかけると「霊廟の鍵」をプレイヤーに託した後、そのまま力尽きてしまう。
この「霊廟の鍵」は王城1で赤目の北騎士(槍)がいた付近にある大きな扉を開くための鍵だ。
「デモンブランド」や「戦い続けるものの指輪」などが入手できるので、2周目に入る前に取りに行っておくと良い。
(カギは入手できる)
また、このオストラヴァは演出ではなく実際にHPも瀕死なので攻撃すれば一撃で倒せる。
さらに先に進むと、今力尽きたばかりのオストラヴァが(14)黒ファントムとして復活し、プレイヤーに襲い掛かってくる。
オストラヴァの攻撃は強い魔法属性を帯びているので、盾は必ず「暗銀の盾」を使用しよう。普通の盾だと防御しても大量の貫通ダメージを受けてしまう。
また、通路の両側は落ちると即死する穴なので、落ちないように注意しなければならない。
ルーンソード・ルーンシールドをすでに入手済みなのであれば、ストームルーラーでオストラヴァを穴に突き落としてしまうのが一番簡単な倒し方だ。
ルーンソード・ルーンシールドを未入手の場合は、穴に落として倒してしまうとアイテムを回収できなくなるので普通に戦って倒す必要がある。
戦いやすいように穴のない場所まで誘い出して戦うと良い。
黒ファントム・オストラヴァまで倒したら、いよいよ残るはラスボス「老王オーラント」戦だ。
奥にあるリフトを操作すればオーラントが待つ王の間まで行ける。
なお、最上階に着くと自動的にリフトの扉が開くが、すぐに部屋の中に入ろうとしてもなぜか
入れない。
「中に入る」というコマンドの出るのが早すぎるのが原因だ。
実際はリフトの扉が完全に開ききってしまうまで入れない。
扉が開いて、ワンテンポ待ってから入るコマンドを実行すると良いだろう。
また、中に入らないでしばらく待っているとリフトは自動的にまた降下していく。
ちなみに、このリフトを動かしているのは奴隷たち。
リフトの中から壁の方を見ていると、必死に歯車を回す奴隷たちが見えるはずだ。
BOSS: 老王オーラント
老王オーラントはラスボスに相応しく、とにかく攻撃力・HPが高い。
特にHPの多さが厄介で、長期戦になりやすいため集中力を切らさないことが重要だ。
また、オーラントの怖いところは攻撃の予備動作が少なく、突然攻撃が飛んでくることなので、
戦闘中は常にオーラントから大きく距離を取るようにし、剣の射程圏内に入らないように立ち回ろう。
こちらが攻撃するチャンスは、オーラントの「ロングダッシュ横振り」を避けたあとか、「全方位衝撃波」の溜め動作中、この2つだけに絞った方が良いだろう。
それ以外のタイミングでオーラントに近付き、攻撃することはいつ反撃が飛んでくるか分からず、かなり危険だ。
余のデーモンを屠るとは
人の身で、どれほどソウルを奪い続けてきたか
…まぁいい、獣が貴様を欲すれば、また見えることもあろう
【ストーリー解説】
デーモン「老王オーラント」
ボーレタリアを襲った災害の張本人、ソウルを求め獣を目覚めさせた老王オーラントは人の身でありながらデーモンになっていた。
主人公に倒され、消滅するとき、彼は上記のような台詞を残す。
奇妙な言い回しだ。
「余のデーモン」とは、まるで今倒した老王オーラントが彼本人ではなく、彼の下僕か、あるいはデーモンが彼の姿を真似ているだけかのような言い方である。
そしてまた「また会うこともある」とも言っている。
彼は本物の老王オーラントではなかったのだろうか…。
そして彼の言うとおり、彼を倒せるほどその身にソウルの力を身に付けた主人公という存在もまた、
あるいは既に人間ではなくなろうとしているのかもしれない……。
王城の第1ステージからずっと主人公の助けを借りながらもここまで歩んできたオストラヴァ。
頼りない存在ではあったが、それでも諦めず進み続ける彼は主人公にとって数少ない戦友の一人だったのかもしれない。
だが、その彼もまたここでついに力尽きてしまう。
あぁ、君ですか
この上に、父がいます
いや、父、オーラントの姿をした、ただのデーモンでしょうか
真意を問い、諫めようと、無謀な旅を続けてきましたが、
独りよがりの茶番だったようです…
お願いです。父を、殺してください。
あれはもう、人の世に仇をなすものでしかありません…
ボーレタリアのオストラヴァ。
彼の正体は、老王オーラントを父とするボーレタリアの王子であった。
ストーリー中では明かされていないが、その名前は「アリオナ」という。
ソウルに惑い、狂気を発した父オーラントに果敢にも挑んでいったのだろう。
しかしその忠孝心も虚しく、父に斬られ、ここで力尽きることになったのである。
最後の瞬間に主人公が間に合ったことは、彼にとって幸福だったのかもしれない。
【ストーリー解説】
「オストラヴァの黒ファントム」
プレイヤーに後事を託して力尽きたオストラヴァ。
しかしその直後、黒ファントムとして復活し、彼は主人公に襲い掛かってくる。
これはなぜだろうか?
恐らく黒ファントムとは、デーモンに支配された、あるいはデーモンに染まった魂なのだろう。
そこにもはや人間だった頃の正気は残っておらず、デーモンに連なる存在として生者を狩り、ソウルを奪う者となる。
実際、プレイヤー自身が黒ファントムとして他プレイヤーを襲撃した場合、
他プレイヤーの撃破(殺害)に成功すると「あなたはなんて素晴らしいデーモンなんでしょう」と
メッセージが出る。(英語で)
黒ファントムの存在理由とはまさにデーモンと同じであり、腹をすかせた古き獣のためにソウル
を集める駒なのだ。
その一方、生前の意思が全くないかと言えばそうでもないのかもしれない。
オストラヴァの場合、「国を守らなければ」という最後の意志だけが僅かに残り、
しかしそれ以外の記憶はもはや無いため、王の間を目指す主人公を排除しようと襲い掛かってくるのだろう。
ステージ前半にいる3人の黒ファントムも、デーモンによって呼び起こされ、同じく「国を守る」
という心を利用されているのだと考えられる。
という心を利用されているのだと考えられる。
黒ファントムと化してなお、オストラヴァはその心のどこかで父を愛しているのだろうか。
【ストーリー解説】
貴公、助太刀するぞ!
跳びトカゲなど私に任せておけばよい
ボーレタリアと陛下に光輝あれ!
ボーレターリアーー!!
ガハハハハハハハッ!
つらぬきの騎士、そして王の飛竜との戦いに参戦し、主人公を手助けしてくれるビヨール。
まさに豪放磊落な騎士という様子の人物だ。
「跳びトカゲなど私に任せろ!」と言ってはくれるのだが、彼の攻撃手段はボウガンのみでダメージは微々たるものw
また、竜の炎を引き付ける囮になってくれるというほどもでなく、正直いてもいなくても大差ない程度の助太刀である。
まぁ、お気持ちだけありがたく受け取っておこうw
王城3のつらぬきの騎士戦での彼は頼もしすぎるほど頼もしいだけに文句は言えないw
飛竜を倒したあとは「少々疲れたので寝る」と言ってその場に座り込み、ガーガーといびきをかいて寝てしまう。
――が、彼もまたこの時点で既に肉体の限界だったのだろう。
この後、主人公が神殿に戻るかつらぬきの騎士の要石付近まで戻った時点でビヨールはいなくなってしまい、そしてその際、主人公にはいくらかのソウルが手に入る。
そう、ビヨールは力尽きたのだ。
彼は最後の最後まで騎士らしく、ボーレタリアの勇士らしく振舞い続けた。
そのセリフからも分かるように、彼は最後まで国と王への忠義心を無くしてはいなかった。
彼は狂気に満ちた老王オーラントのことをどのように見ていたのだろうか。
誰かが城の最上階に佇む、老王のデーモンを倒さなければならない。
彼はその役目を主人公に託し、主人公を先に進ませた。
彼ほどの実力があるならば、他人任せにせず彼自身で老王のデーモンに戦いを挑むことも十分可能だっただろう。
しかし、彼がそうしなかったのはやはり、彼がボーレタリアの騎士だからなのか。
その身が既にデーモンに成り果てていると分かっていても、忠義を誓った王に刃を向けることなどできなかったのだ。