「Blood Borne」 血晶石マラソンに関する考察

 
(注) この記事は「ブラッドボーン」に関する攻略考察です。
   内容的にはかなり辛辣なことも書いておりますので、ご注意ください。
  (あくまでやり込みにやり込みを重ねた末に感じた感想ですのでご容赦を…)
 

 

 
 
ブラッドボーンの魅力は、なんと言っても武器である。
すべての武器にいわゆる「変形」と呼ばれるギミックが用意されており、しかもその変形が本当に中学生が考えたような良い意味でバカみたいなアクションなので、見ているだけでもなんだか楽しいのだw
 
 
ブラッドボーンに登場する武器はDLCでの追加も含めて、全部で26種類。
 
これらの武器にはそれぞれ3つずつ『血晶石』と呼ばれるアイテムを装着することができ、
それによって武器の攻撃力等を強化することができる。
 
 
……しかし、この『血晶石』集めこそが、ブラッドボーンの最大にして最悪の欠点だろうと私は思う。
 
なぜならこの「血晶石」集め、とてつもないほど超低確率の運ゲー&作業ゲーなのだ……。
 
 
かなり妥協した性能の血晶石で良い、
お気に入りの武器にだけ血晶石が付けられれば十分というのであれば苦労はそれほどでもないが、
 
理想的な、あるいは最高クラスの血晶石をすべての武器に完備しようと思うととてつもない時間と労力が必要になるのだ。
 
そこで今回の記事では、血晶石集めの作業にはどれくらいの時間を覚悟しておけば良いのか、自分自身への戒めの意味も込めて試算したいと思うw
 

 
※血晶石は付け外しが可能なので、必ずしもすべての武器ぶんの血晶石を集めなくても使いまわしすれば良い。
 
 ただし、血晶石は主人公の拠点ハウスである「狩人の夢」でしか付け外しができないため、
 冒険中にふと 「あ~、別の武器が使いたくなったな~」 と思ったとしても対応できない。
 
 しかもブラッドボーンには「ロード時間が長い」という欠点もあり、
 上記の狩人の夢に入るとき、出るときで2回もロードが挟まってしまうのがつらい。
 武器を変えるためだけに出入りするのはあまりにも煩わしいタイムロスなのだ…。
 
 そこで、“いつでも好きな時に、好きな武器で戦う”という快適なプレイを楽しみたいなら、
 やはり全武器ぶんの血晶石の入手を目指したいなと私は思う。
 

 
【狙う血晶石について】
 
狙うのはすべて、聖杯ダンジョンで手に入る「呪われた血晶石」。
これらは強力なデメリット効果が付いているが、そのぶん攻撃力UPの幅も非常に大きくなっている。
  物理強化で+27.2%、全属性強化で+21.5%(+α)が最大値。
 
  ちなみに、聖杯ダンジョン以外(つまりストーリー本編)で手に入る血晶石は、
  物理強化で+20%、全属性強化で+18%程度が限界。
  聖杯ダンジョンで手に入る血晶石とは雲泥の差があるため、理想の血晶石を求めるプレイヤー
  にとってストーリー本編は残念ながらプレイする価値のないものとなってしまっている
    血晶石に限らず、その他アイテムや血の意思(経験値でありお金のようなもの)の入手に
    関してもストーリー本編より聖杯ダンジョンの方が圧倒的に効率が良い。
    聖杯ダンジョンの存在が、本編のプレイ意義を潰してしまっているのもブラッドボーンの
    惜しいところの一つだ…。
    (かと言って聖杯ダンジョンは内容的には単調&作業的であまり面白くないし… (~▽~;))
 

 
【呪いデメリットについて】
 
呪いによって付く可能性のあるデメリットは6種類。
 
この中で快適なプレイのために許されるのは「スタミナ消費増加」のデメリットだけだ。
このデメリットは影響が非常に小さい。(最大でも消費スタミナが合計10%増える程度。回避やステップ時に消費するスタミナには影響しない)
 
 
「眷属タイプの敵に対する攻撃力低下」や「耐久度減少量増加」も、該当する敵が少ないことや耐久度の高い武器を使う場合は影響の少ないデメリットとして挙げられるが、私としてはこれもあまり好みではない。
眷属タイプには終盤の強力なボスが複数含まれるため、これらのボスと戦うときに武器が使い物にならなくなる。
もちろんその武器を使わなければ良いだけの話だが、“いつでも好きな武器で戦う”というプレイに魅力を感じる私としては決して軽くないデメリットだ。
 
また、耐久度のデメリットは通常時と比較すると約7~8倍ほどの速さで耐久度が減る。
耐久度が多いとされる武器でも一般的な武器の1.5倍~3倍ほどの耐久度なので、デメリットの大きさを無視できるほど強力な耐久度があるわけではない。
さらに、耐久度は前述の拠点ハウス「狩人の夢」に戻らなければ回復できないので、ここでもやはりロードが長いという弱点が足を引っ張るところだ。
 

 
では実際に時間を計算してみる。
 

物理属性のみの武器

全26種の武器のうち、18種類がこれに該当。
また、複合属性武器でも「葬送の刃」「小アメンの腕」の2種も基本的には物理のみ強化するタイプの血晶石で良い。
 
狙うは「(ランク19)物理強化+27.2% スタミナ呪い」の血晶石。
 
トゥメル・イルの聖杯(ID:9kv8xiyi)で放射型、
イズの聖杯(ID:nkdye4zx)で三角型の血晶石がいずれも第1層のボス(通称3デブ)を倒すことで手に入る。
 
いずれの武器も装備枠タイプが放射・放射・三角のものを使うので、
合計で放射型を40個、三角型を20個集めれば良い。


まずはトゥメルイルで放射型の血晶石を集める。
 ・トゥメルイルでの物理強化の出現率は約75%
 ・ランク17~19まで3段階出る
 ・呪いは6種類
 
 なので、 トゥメルでの理想の血晶石の入手率は……
  75%÷3÷6= 4.2%   つまり、24回挑戦すれば1個出るくらい。
 
 ボスを倒すのに約4分ほどかかるので、
 24回×4分 =96分 で1個手に入るだろう。


同じように、イズの三角型も計算する。
イズでの物理強化の入手率は約60%
 
 60%÷3÷6= 3.33%  30回に1個出る
 
 30回×4分 =120分 で1個

 


なので、 武器1つ分の血晶石(放射型×2・三角型×1)は、
 96分×2+120分 =312分(約5時間)


そして前述のとおりこの物理強化石に適した武器は全部で20種類なので、

 312分×武器20種 =6240分
 
つまり100時間ほどかければ、物理属性オンリーの武器は血晶石が揃う
 
毎日2時間ずつプレイし続ければ、約1ヶ月半だ。
 
だが、安心して欲しいこれでも血晶石集めでは楽な方であるw
  作業地獄はまだまだ始まったばかりだw
 
  ちなみに、この作業が完了するころにはもう自キャラのステータスもカンストに到達する。
  実はソウルシリーズにおいて自キャラのステータスがカンストするなんてかなり珍しい。
  聖杯ダンジョンの血の意思稼ぎ効率が異常に良い、逆に言えば血晶石の入手難度だけ異常に
  高い、ゲームバランスがいまいち整っていない感じがします (~▽~;)
 

複合属性の武器

・慈悲の刃
・月光の聖剣
・爆発金槌
・トニトルス
・ローゲリウスの車輪
 
以上の5種類がこれに該当する。
物理属性+神秘or雷or炎属性など2属性を持つ武器だ。
  「葬送の刃」「小アメンの腕」も物理・神秘の2属性武器だが、攻撃力の配分が物理にやや偏って
  いるため、基本的には物理強化の血晶石を使った方が強い。
 
これらの武器は物理強化の血晶石では攻撃力の一部のみしか強化できないため、全属性を強化できる「全強化の血晶石」を集める必要がある。
 
 
トゥメル・イルの聖杯(ID:8q6pkpqx)で放射型、
第2層スタート地点直後にいるザコ(ガーゴイル2体)から入手。
(ランク17)全強化+19.3% 物理加算+7.5~8.1 スタミナ呪い」
 
イズの聖杯(ID:rcjcbmzr)で三角型、
3層ボス(アメンドーズ)から入手。
(ランク20)全強化+21.5% 物理加算+15 スタミナ呪い」
 
ローランの聖杯(ID:cb9un3szで欠損型、
3層ボス(アメンドーズ)から入手。
(ランク20)全強化+21.5% 適当に第2効果 スタミナ呪い」
 
 
イズの三角型が高性能なので、できればこれで武器のスロット3枠すべて埋めてしまいたいが、残念ながらそんなスロットを持つ武器は存在しないw
放射型の性能が低いので、少しでも放射型スロットの少ない放射・三角・欠損の武器を使う。
 
 
トゥメルではザコのガーゴイルを狩って入手する。
スタート地点の直後にいるので2分で2匹のペースくらいで狩れるだろう。
 
必ず血晶石をドロップするわけではないが、体感ではドロップ率50%くらい。
 
やはりランクは3段階で揺れ、デメリットも6種類。
 
第2効果に物理加算が付く場合があり、これが約40%。
この効果も+7.5~8.1の間で3段階に揺れる可能性があるが、揺れ幅が非常に小さいので気にしなくて良い。
 
 50%÷3÷6×40% = 約1.11%  90回に1個出る
 
 90回×1分 =90分 で1個
 
 
イズでは3層ボスのアメンドーズを狩る。
3層まで辿り着くだけでも一苦労なので、ボス部屋前まで着いたらセーブデータのバックアップをとっておき、期待した血晶石が出なかったときにはバックアップデータから復元できるようにしておくと良い。
 
倒せば必ず全強化の血晶石を落とす。
1回倒すのに、バックアップの復元も含めて約5分くらい。
 
また、第2効果に約30%の確率で物理加算が付くが、
+10.5~+15の間で3段階の揺れ幅があるので、当然ここは+15を狙いたい

約8%の確率で、雷加算・炎加算が付く可能性もある。トニトルス、爆発金槌の場合はこれでも良い。
揺れ幅は+14~+15と小さいので無理に最高値を狙う必要はない。結果的に物理加算と同じくらいの確率で入手できることになる。
ただし、最終的に敵に与えるダメージとしては物理加算の方が僅かに高くなる。内臓攻撃のダメージも物理加算の方が高くなるので、できればトニトルスや爆発金槌であっても炎・雷加算より物理加算を用意してやりたい。

また、約1.5%の確率で神秘加算が付くこともある。
慈悲の刃など神秘属性付きの武器にはこれでも良いが、これもやはり炎・雷加算と同じで最終的に敵に与えるダメージや内臓攻撃のダメージは物理加算の方が高くなる。
神秘加算付きの全強化は、「ゴースの寄生虫」の内臓攻撃を強化できる血晶石として利用できるので、そちらに回しても良い。
 
 100%÷3÷6×(30%÷3) = 約0.55%  180回に1個出る
 
 180回×5分 =900分 で1個
 
 
ローランのアメンドーズも基本はイズと同じ。
ただし、第2効果に物理加算が付きにくく(0.75%)、有用な効果としては
炎加算・雷加算がそれぞれ20%くらいの確率で付く。
爆発金槌に炎、トニトルスに雷を確保したいところだ。
  20%の確率で付くということは、ちょうど5個に1つ炎・雷の石が出るはず。
  つまり複合属性の武器5種類の血晶石が5個集まるころには自ずとその中に炎・雷の石も1つずつ
  含まれているくらいの計算になる。
  効果値も炎・雷加算+14~+15と揺れ幅がほとんど無いので最高値にこだわる必要はない。
 
それ以外の武器用には、残念ながら出現しやすい第2効果の中にムリをしてまで付けたいような効果はないのであまりこだわらなくて良いだろう。
一応、強いて言えばリゲインUPが20%、HP回復が10%、獣特攻・眷属特攻がそれぞれ3%くらいで付く。
この中で特に挙げるとすれば獣特攻・眷属特攻が有力だが、出現率は3%なので入手までにかかる時間が一気に増えることは覚悟しておくことw
 
 100%÷3÷6 = 約5.55%  18回に1個出る
 
 18回×5分 =90分 で1個
 

つまり武器1個分の血晶石を集めるのにかかる時間は、
 放射型が90分 + 三角型が900分 + 欠損型が90分 =1080分(18時間)


そしてこれに適した武器は5種類なので、
1080分×5= 合計90時間ほどで複合属性用の血晶石が揃う
 
毎日2時間ずつプレイし続ければ、これも約1ヶ月半だw
 

 
【突発コラム】 複合属性武器の悲哀
 
上記の結果からも分かるとおり、
物理属性のみの武器は、武器1つあたり約5時間、
複合属性の武器は、武器1つあたり約18時間で血晶石が揃う。
 
どう考えても複合属性武器の方が大変だ。
 
では、この大変さに見合うほど複合属性武器が強いかと言えば全くそんなことはなく、
なんならむしろ弱い
 
 
複合属性の武器は敵の防御力の影響を受けやすく、同じくらいの攻撃力を持つ物理属性の武器と比べるとダメージが伸びにくい。
しかも、慈悲の刃や月光の聖剣が持つ神秘属性は耐性を持つ敵も多く、そもそもあまり有効な属性ではない。
 
さらに、複合属性武器にはエンチャントすることもできない。
ただでさえ攻撃力が低くなりがちなのに、エンチャントで攻撃力ブーストすることすらできないのだ。
(もっとも、今作のエンチャントはほとんど意味がないくらい弱いのだがw)
 
 
また、上記のとおり良い血晶石を揃えたところで、全強化(+21.5%)の血晶石の攻撃UP倍率は物理強化(+27.2%)と比べて明らかに低い。
当然そのぶん武器の攻撃力が低くなるわけだし、
さらにこの倍率は今作の致命の一撃「内臓攻撃」(物理(刺突)属性攻撃扱い)のダメージにも影響している。
つまり、全強化の血晶石を使う複合属性武器は物理武器に比べて内臓攻撃のダメージまでもが低くなってしまうのだ。
 
  そもそもなぜ全強化血晶は倍率が低く設定されているのだろうか?
  例えば、物理攻撃力100の武器に対して物理強化20%を付ければ攻撃力は120。
  物理50+神秘50の武器に対して、全強化20%を付ければ攻撃力は60+60で120、となるように
  実際のところ複合属性武器にとっての全強化血晶は物理武器にとっての物理血晶と同じ関係性
  であり、各武器の強さバランスを考えると倍率や入手難度は同じである方が相応しいだろう。
 
  「全強化」という強そうな名前の印象に引きずられて安直に低倍率・高難度にしてしまうあた
  り、
開発スタッフはゲームシステムそのものを理解していなかったのではないかとすら感じる。
 

ゴースの寄生虫

このゲーム唯一の神秘属性単体の武器、「ゴースの寄生虫
当然ながらこの武器のためには神秘属性を強化する血晶石が欲しいところだが、神秘強化の血晶石は全強化と同等以上に入手が難しい。
  なぜこんなにも入手難度に極端な差があるのだろうか?
  もちろんそのぶんゴースの寄生虫が特別に強力な武器というようなこともなく、あくまで26種ある
  武器の中の1つに過ぎない。
  おまけに神秘強化の血晶石では内臓攻撃の威力をアップさせられないため、
  結果として他の武器と比べて内臓攻撃の威力が極端に弱い
武器になってしまっている。
 
 
イズの聖杯(ID:nkdye4zx)で三角型、
1層ボス(通称3デブ)から入手。
(ランク19)神秘強化+27.2% スタミナ呪い」
 
トゥメル・イルの聖杯(ID:by68zgaj)で放射型、
ローランの聖杯(ID:xa933sgcで)欠損型、
いずれも第3層ボス(トゥメルの古老)から入手。
  アメンドーズと同様、バックアップをとってからの挑戦が推奨。
(ランク20)神秘補正強化+65 (適当に第2効果) スタミナ呪い」
 
 
三角型が採れるイズは物理強化用の血晶石が採れるところと同じ。
入手率は 10%÷3÷6= 0.55%ほどだが物理用の血晶を集める際にいつの間にか何個か入手できているはず。
 
残りのスロット枠には放射・放射か放射・欠損で神秘補正強化の石(冷たい深淵血晶)を詰める。
神秘補正強化は自キャラのステータスによる攻撃力ボーナスを高める効果の石で、3デブから採れる石に比べるとやや効果が低く、3デブのランク17(神秘+25%)と同じくらいなのだが、
放射型・欠損型の3デブ神秘石は入手率が絶望的に低い(0.3%ほど)ので、古老から採れる冷たい石を選ぶのが妥当だ。
 
古老の石には第2効果が付くが、出現率が高いものの中にそれほど有用な第2効果はない。あまりこだわらなくて良いだろう。
  強いて挙げれば、
  トゥメルの放射型なら「隙をつく攻撃(カウンターヒット)UP」(入手率12%)
  ローランの欠損型なら「リゲインUP」(入手率20%)を選ぶのが無難。
  また、ローランなら獣特攻・眷属特攻が約3%の確率で出るが、当然ながらこれを狙うのは相当
  大変だ…。
 
  なお、トゥメルでは物理加算、ローランでは炎・雷加算が付くことも多いが、
  もともと物理・炎・雷攻撃力を持たないゴースの寄生虫にこれらの第2効果を付けたとしても
  敵の防御力を突破できないためほとんど意味がない。
 
  ちなみに、恐ろしく低確率(0.04%ほど)だが神秘加算の第2効果が付いた場合は、
  3デブ産の石と同等以上の効果がある血晶石となる。
  ――が入手率は絶望的どころの騒ぎではなく、ランク揺れや呪いデメリットによるハズレまで
  考慮するとその入手率は0.002%!
  3デブ産の神秘石を狙った方がまだ遥かに現実的という感じだ。
 
 100%÷3÷6 = 約5.55%  18回に1個出る
 
 18回×4分 =72分 =1時間ちょい
 
 2スロット分集めて約3時間
 
 
よって、合計3時間ほどでゴースの寄生虫用の血晶石が揃う
 
武器1種ぶん、第2効果にこだわる必要もほぼないのでとりあえずそれっぽくスロットを埋めるだけならわりと楽だw
 

 
 
ここまでがわりと現実的なラインでの血晶石集め
 
著しく入手率の低い石は狙わず、かなり大幅に妥協した内容となっている。
 
それでも、
 物理属性用に100時間
 複合属性用に90時間
 ゴース用に3時間
 
合計でおよそ200時間もの時間がかかっている。
 
毎日2時間プレイして100日、つまり3~4ヶ月かかる内容だ!w
 
 
しかもこれ、延々と同じ敵を倒し続けるだけの作業なので正直言ってこれをやっている間はあまり面白くない。
さらに、セーブデータのバックアップや復元、ダンジョンIDの入力など作業自体も結構面倒くさい。
さらにさらに、倒し続けるだけとは言っても相手は死にゲーとして名高い今作のボスたちだ。しっかり相手の動きを見ながら戦わなければむしろこちらがやられてしまうので、ハナクソほじりながらお気軽プレイというほど気楽でもないw
 
 
この時点でもうブラッドボーンの凄まじい運ゲーっぷりが明らかになったと言って良いだろうw
240時間もの間、ひたすら血晶石ガチャをし続ける。そうしなければ全武器に優良な血晶石を装着することができないゲーム。
それがブラッドボーンなのだ。
 
正直言ってこの異常なまでの運ゲー要素はブラッドボーン最大の欠点だと私は思う。
ブラッドボーンの面白さとは飽くまでストーリー本編での敵とのバトルであり、そしてそのバトルにおいてこの魅力的な武器を駆使して戦えることだ。
決して、過剰な血晶石ガチャがこのゲームのメインコンテンツではないし、そうなるべきではないと思っている。
 
まして、ランク揺れが3段階、デメリットが6種類。この2点だけでも既に血晶石の入手率は5%。
ここへさらに第1効果・第2効果の種類の変動まで加われば入手率は容易く1%未満にまで下がってしまうことを開発チームは誰も気づかなかったのだろうか?
 
さらには全強化、神秘強化の入手率がさしたる理由もなく過剰に下げられており、
それに該当する武器の使い勝手が悪くなってしまっている。
様々な変形ギミックを持つ武器の存在こそが魅力となっているこのゲームにおいて、なぜ一部の武器を過度に冷遇するようなバランスにしているのだろうか?
開発チームはそもそもこのゲームのコンセプト・仕様を理解していない、あるいは深い考えもなく適当に設定しているようにしか思えない。
 
せめて血晶石を改造することによってデメリットを取り外せたり、ランクUPできたりなど、
プレイヤー自身が積極的に血晶石作りに参加できるシステム等があれば、もう少し快適なゲームバランスになっていたかもしれないと思うのだがどうだろうか。
少なくとも1%未満のガチャを延々と繰り返すだけの現状がこのゲームの理想的なゲームバランスであるとは全く思えないのだが……。
 

 
 
だが、これでもまだまだ血晶石マラソンの地獄は始まってすらいない!w
 
上記は飽くまでブラッドボーンの血晶石集めの中でも、入手率が良い方である。
 
 
これで!?と思うかもしれないが、そう、これでも入手率は良い方。
あくまで入手率が良いものの中で妥協した内容なのだ。
 
 
これよりさらに効果の高い血晶石を集めようと思うと、その入手率はさらに激減。
そう、小数点のゼロが2~3個増えるくらい一気に下がる、地獄ガチャの始まりだw
 

理想的な血晶石を目指して、地獄の聖杯マラソン

 

物理属性の武器

特にやることはない。
 
物理属性用の血晶石は、前述したトゥメル(ID:9kv8xiyi)の放射型、イズ(ID:nkdye4zx)の三角型が理想的すぎるので、これでもう完成形と言って良い。
 
 
ちなみに、一応これよりさらに上を目指す血晶石として、
物理属性の中でも特定の性質(刺突・重打・血質)を持つアクションのみを強化する石もある。
これらはアクションの一部のみを特化的に強化するものなので、そのぶん攻撃力の上昇量が非常に大きい。
該当するアクションのみを多用することで効果を有効に使うこともできるが、当然ながら対応しないアクションは全く強化されないので、武器のいろいろなアクションを堪能したい私としてはあまり好みでないところだw
また、重打・血質は内臓攻撃に対応していないため、これらの血晶石を使うと通常の物理強化石に比べて内臓攻撃の威力が大幅に劣ることになってしまう。
 
また、第2効果に「HP最大時に物理攻撃力強化」を持つ血晶石というものもある。
第1効果の倍率は+21%~23%ほどで、3デブ産の石よりやや弱いが、第2効果が発動すれば3デブ産を大きく上回る攻撃力(実質35.5%にも達する)を発揮できるという血晶石だ。
しかしこれもやはり好みの問題だが、私はあまり使っていない。
やはり通常時の攻撃力が3デブ産より大きく劣ってしまうのと、私自身のプレイスタイル的にあまりHP満タン状態でいることがそれほど多くないように思うからだ。(管理人はHPが半分くらいにならないと回復しませんw だって輸血パックの回復力って最大HPの40%なんだもの。40%以上減った状態で回復しないともったいないよねぇ?w)
 
 
強いてさらに上を目指すなら、
教会の杭には、特化(刺突)の血晶石を集めると良い。

教会の杭は攻撃アクションのほとんどが刺突属性。変形前アクションの一部にこそ刺突ではない攻撃も含まれるが、それを避けてコンボを組むことが容易であるし、主力である変形後のアクションは全て刺突属性。
特化(刺突)の血晶石は内臓攻撃にも対応している(むしろ通常の3デブ物理強化石より強くなる)ので、その点でも問題ない。
よって、全ての武器の中でも特に教会の杭だけはこの特化血晶石のデメリットをほとんど感じずに運用できるのである。

特化(刺突)の血晶石の入手は、物理強化石を集めるのに使ったのと同じ3デブ。
  トゥメル・イル(ID:9kv8xiyi)で放射型 を2個
  イズの聖杯(ID:nkdye4zx)で三角型 を1個
「刺突強化+32.6% スタミナ呪い」

トゥメルでは約4.2%、イズでは約1.3%の確率でこの血晶石が出現し、ランク揺れは3段階、呪い6種類となる。
一応、確率的には
  トゥメル: 4.2%÷3÷6 =0.23%    428回に1個出る
  イズ:   1.3%÷3÷6 =0.07%  1384回に1個出る

3デブを1回4分で倒すとして、
  トゥメル放射型は 1712分(約28時間)に1個
  イズ三角型は   5536分(約92時間)に1個出ることになる。
なので、武器1種類ぶん、放射2個・三角1個にかかる時間は合計約150時間だ。

一見やや渋めの入手率に見えるかもしれないが、前述のとおりこの特化石は通常の物理強化石と同じ3デブから入手できる。
つまり物理強化石の収集と同時進行で入手できることになるなので、実際にはもうこの時点で武器1本分くらいは既に入手済みかもしれない。
また、後述するゴースの寄生虫用の神秘石、複合属性武器用の全強化石も集めるつもりなら、同じく3デブ狩りが今後も果てしなく続くことになるため、
実質的にこの特化型の石は意図して集めなくても、他の武器用の石を集める過程で副産物的に入手できる場合が多い。入手マラソンはほとんど必要ないはずだ。



また、教会の杭以外の物理属性武器のさらなる強化には、
重い深淵血晶(筋力補正加算)を集めると良い。
これはキャラクターの筋力ステータスによる攻撃力ボーナスを大幅に高める血晶石なので、筋力ステがある程度以上育っている状態なら、前述の物理強化+27.2%を上回る攻撃力を得られる可能性が高い。
しかも内臓攻撃の強化にも対応している。

入手は物理強化石を集めるために3デブと戦ったのと同じ、トゥメル・イルの聖杯(ID:9kv8xiyi)。
これの第3層ボス・獣血の主(首なし寄生虫) を倒すことで、
(ランク20)筋力補正強化+65 物理加算+15 スタミナ呪い」放射型を入手できる。

第1効果は筋力補正強化で固定。3段階でランク揺れする。
第2効果は物理加算が約40%の確率で出現。これも3段階でランク揺れし、+10.5~+15の揺れ幅があるので当然ながら+15を狙いたい。
呪いデメリットは6種類。

よって、この血晶石の入手確率は
 100%÷3÷6×(40%÷3) = 約0.74%  135回に1個出る

獣血の主(首なし寄生虫)は今作に登場するボスの中でもわりと強い部類だが、
慣れれば1回倒すのに5分くらいでいけるようになるだろう。
 135回×5 =675分(約11時間) で1個
 
この血晶石は(キャラクターのステータスにもよるが)、どの武器にも1個だけ付けるのが良い。2個以上付けると通常の3デブ物理強化石より弱くなってしまうことがある。

また、千景や瀉血の槌、シモンの弓剣、レイテルパラッシュ、銃槍などが持つ”血の攻撃力”には対応していないため、これらの武器に装着すると物理属性部分の攻撃力は大きく伸びるが、それに比べて血属性部分の攻撃力は大きく見劣りしてしまう。
特に血の攻撃力がその武器の大きな特徴となっている千景や瀉血の槌、シモンの弓剣とは相性が悪いだろう。

また、この血晶石はほとんどの物理属性武器において高い効果を発揮するが、ルドウイークの聖剣だけは通常の3デブ物理強化石より劣る結果になりやすい。
(ルドウイークの聖剣は武器自体にもともと非常に高いステータス補正が付いているため、相対的に重い深淵血晶の効果が小さなものになってしまうのだ)

また、前述した教会の杭も特化(刺突)石を装着するつもりならこの石は必要ない。

つまり、物理属性型の武器は全部で18種類なので、
11~18個ほどこの石があると全ての武器に完備できる。
  11時間 ×11~18 =121~198時間 というわけだ。
 

ゴースの寄生虫

神秘属性の武器であるゴースの寄生虫
 
前述のとおり三角型のスロットはイズ(ID:nkdye4zx)の3デブから+27.2%の強力な血晶石が入手できるのでこれは問題ない。
 
改善すべきは残りの2スロット。
放射・欠損型の血晶石はイズ3デブ産に比べて数ランク劣る性能のものしか手に入らず妥協していたが、
どうにかこれも3デブ産クラス以上の高性能血晶に変えたいところだ。


まず結論から言えば、
 エーブリエタース産「神秘強化+24.8% 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」×2
 トゥメルの古老産 「神秘補正加算+65 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」
という組み合わせが理想だ。

ただし、この組み合わせは入手率が絶望的に低く、現実的に狙えるものではない。

エーブリエタースはイズ(ID:4pvc5kka)の第3層のボス。
三角型の「(ランク20)神秘強化+24.8% 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」が入手できる。
  第1効果は神秘強化で固定。ランク揺れは3段階。
  第2効果に神秘加算が出る確率は1.56%。ランクによる揺れ幅は小さいので気にしなくて良い。
  呪いデメリットは6種類。
  よって入手率は 100%÷3 ×1.56% ÷6 =0.086%  1154回に1個出る。

エーブリエタースを1回倒すのに5分として、 5770分(96時間)に1個出る確率だ。

で、まぁ、1個は三角型のこれで良いとして、理想の組み合わせにはもう1つエーブリエタース産の神秘強化石がいる。
しかしエーブリエタースはイズ(三角型)にしか出現しないため、他の形状でエーブリ神秘石を入手できる場所がないのである。

そのため、放射or欠損型でエーブリ神秘石を用意するには、上記のイズにいるエーブリ神秘石三角型が形状変化するのを狙わなければならない。
形状変化する確率は約1%とされているため、放射or欠損型でエーブリ神秘石が手に入る確率は……0.00086% 9600時間に1個だ。
毎日2時間プレイして4800日。実に13年を優に超えるw
ね? 現実的じゃないでしょう?w

だが仮に、もしこれを入手できたら、次は
トゥメル・イル(ID:by68zgaj)第3層ボス トゥメルの古老から、
放射型「(ランク20)神秘補正加算+65 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」を入手する。

妥協用の神秘補正石を狙ったのと同じ場所だが、第2効果に神秘加算が付けばそれが理想の血晶石となる。
第2効果に神秘加算が出現する確率は0.04%(パーセントだけで眩暈がする数字!w)
よって入手率は 100%÷3 ×0.04% ÷6 =0.0022%  45000回に1個出る。
古老を1回倒すのに5分として、 225000分(3750時間)に1個出る確率だ。
毎日2時間プレイして1875日。約5年。
……エーブリ神秘石の形状変化よりはマシか(意識不明)

よって、この組み合わせはまず現実的に狙えるものではない。
エーブリ神秘石の形状変化。 放射型トゥメルに神秘加算の付与。 この2つがどうしても大きなネックになってしまうのだ。

そこで、この2つのどちらか、または両方を3デブ産神秘石に交換するのが現実的なレベルでの最適な組み合わせということになる。
それが↓↓以下の形だ。
 
放射型 3デブ産「(ランク19)神秘強化+27.2% スタミナ呪い」 ×2個

三角型 トゥメルの古老産
     「(ランク20)神秘補正加算+65 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」


放射型は物理強化の血晶石を狙ったのと同じ、トゥメル(ID:9kv8xiyi)の3デブ。
ここでは極めて低確率(約0.3%)ながら、
「(ランク19)神秘強化+27.2% スタミナ呪い」の石が出現することがある。
  妥協用の「冷たい深淵血晶」と比較すると、1個につき10ポイントほど与ダメージが増加する。
 
  ちなみに、比較的神秘強化が出やすいイズ3デブ三角型が、稀に三角以外の形で出現することが
  あり、それを狙うという手もある。
  ただし、形状変化の確率は約1%。
  イズの神秘強化の出現率が約10%なので、形状変化の神秘強化は出現率およそ0.1%になる。
  基本的にはトゥメルで狙った方が入手しやすいということだ。
    また、トゥメルで狙うと良い理由は他にもあり、それはまた後ほど記述する。
 
 0.3%÷3÷6 = 約0.016%  6000回に1個出る
 
 6000回×4分 =24000分(400時間) で1個
 
 400時間×2個 =800時間
 
 
毎日2時間ずつプレイし続けて400日かw
早くも年単位のブラボ生活が見えてきたw
 
なお、この3デブ戦は1回クリアするごとに11万ソウル(血の遺志)、道中の敵も倒せば15万ソウルが手に入る。
そして6000回に1個出るということは、1個入手するまでに6億~9億ソウルが貯まるという計算になる。
まぁ、結局はランダム確率による入手なので、6000回より早く出ることもあるし、その数倍かかることもあるだろうが、一応、自分が今どれぐらい頑張ったのか把握するためにソウルの貯まり具合が目安になるかもしれないw
 
 
そして三角型には、
妥協用には3デブ産の「神秘強化+27.2%」を装着していると思うが、
さらにもう1段階高みを目指すなら前述のとおりトゥメルの古老から
冷たい深淵血晶「(ランク20)神秘補正強化+65 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」
を入手すると良い。
これで敵に与えるダメージはさらに5~10ポイントほども増えるはずだ。

イズ三角型の神秘加算の出現率は約1.56%
効果値の揺れ幅はほとんどないのでとりあえず付きさえすれば良い。
(決して高い入手率ではないが、トゥメル放射型やローラン欠損型での神秘加算出現率(約0.04%)に比べれば遥かに希望が持てる数値だろう。)
 
 100%÷3÷6×1.56% = 約0.087%  1150回に1個出る
 
 1150回×4分 =4600分 =約77時間
 
毎日2時間プレイして約40日。
3デブ放射型神秘の400日に比べれば楽なもんだな……。(時間の感覚が狂ってるw)
 
 
ちなみに、三角型にはエーブリエタースの
「(ランク20)神秘強化+24.8% 神秘加算+14~15 スタミナ呪い」を付けるという手もある。
ただし自キャラのステータスが神秘99なら、古老産の冷たい深淵血晶とほぼ同じ攻撃力。極僅かに古老産血晶の方が強いくらいなので、エーブリ産を採用するのは自キャラの神秘ステータスが99未満であることが条件かなとは思う。また、古老の冷たい深淵血晶は呪いのデメリットが小さいという利点もある。
入手確率にも差はなく、むしろエーブリエタースが強敵で倒しにくいぶん効率が悪いとさえ言えるので、基本的にエーブリエタースの神秘血晶を狙う必要はないだろう。
 
 

 
――と、上記は武器によって与えるダメージ、神秘属性の強化に特化した血晶石を選んでみた。
 
しかし、この血晶石では内臓攻撃の威力を強化することが全くできないため、物理強化型の血晶石を使える武器に比べると内臓攻撃の威力において極めて大きく劣ることになる。その差は実に約2倍。3000ポイント以上のダメージ差が付くだろう。
 
たった1度の内臓攻撃で3000ポイントのダメージ差は正直かなりツラい。
  敢えて内臓攻撃を使わず、敵がひるんだ時は強攻撃やL2攻撃でダメージを与えるという手もあるが、
  そのような戦い方をしてもやはりこのダメージ差を完全に埋めるのは難しい。
  内臓攻撃には無敵時間や起き攻めできる、スタミナ消費が少ないといった利点もあるので、
  これを強化できないというのが神秘強化型ゴース寄生虫の大きな弱点だ。
 
 
そこで、内臓攻撃の威力も強化したいのであれば、
後述する複合属性武器用の「全強化の血晶石」を使って武器を強化すると良い。
  それでも物理強化型の武器には負けるが、未強化だった頃の1.8倍程度の内臓ダメージになる。

  ただし、全強化血晶石の第2効果には物理加算や炎・雷加算を付けても、もともと物理・炎・雷
  攻撃力を持っていないゴースの寄生虫には効果が薄い。
  そのため、複合属性用に集めた血晶石をそのまま流用するというのは最適ではなく、ゴースの
  寄生虫用に第2効果を厳選した血晶石を入手しなければならない。
  第2効果には神秘加算や獣・眷属特攻、あるいはHP最大時に全属性強化などを選ぶのが良い
  だろう。いずれも入手率がかなり低めなので複合属性武器以上の苦しいマラソンとなるはずだ。
 
しかしこの場合でも、今度は武器による攻撃のダメージが神秘特化型だった頃に比べて大きく下がることになる。通常攻撃のダメージで50~100ポイントは下がるだろう。
  「HP最大時に全強化」を完備してようやく神秘特化型に追いつくかどうかといった感じだ。
 
つまり、どう頑張ってもゴースの寄生虫は武器ダメージか内臓ダメージ、どちらかを捨てる血晶強化しかできないわけだ。
  武器ダメージと内臓ダメージを同時に強化できる物理武器の優遇っぷりが分かるだろう。 
 
 

番外編  炎・雷変化の武器
物理属性のみの武器(血質も含まない)に炎・雷強化or加算の血晶石を付けると、
物理攻撃力が失われ、武器全体が炎・雷の攻撃力を持つようになる。
 
もしもそういった武器を作りたいのであれば、
 
 
トゥメル(ID:9kv8xiyi)放射型 「(ランク19)炎強化+27.2%」
イズ(ID:nkdye4zx)三角型 「(ランク19)炎強化+27.2%」

イズ(ID:jemmjmpi)三角型 「(ランク20)神秘補正強化+65 炎加算+14~15」
ローラン(ID:xa933sgcで)欠損型 (ランク20)神秘補正強化+65 炎加算+14~15」
 
という血晶石を組み合わせることで最高クラスの攻撃力となる。
  また、武器は基礎攻撃力やステータス補正の高さを考慮すると、
  「ルドウイークの聖剣」「教会の石槌」「回転ノコギリ」「獣狩りの斧」
  などが属性変化後も高い攻撃力を得やすくオススメ。
  あるいはノコギリ特性などの付加効果を持つ「ノコギリ鉈」なども良い。
 
トゥメル放射型、イズ三角型の「炎強化+27.2%」は物理強化石やゴースの寄生虫用の神秘強化石を集めたのと同じ3デブ産。
入手率も神秘強化と同じくらいなので、ゴースの寄生虫用の血晶石を集めている際に入手できるだろう。
  ゴースの放射型神秘強化を3デブで狙うと良い理由の1つがこれである。
 
三角型・欠損型の「神秘補正+65%」は同じくゴースの寄生虫用に紹介したのと同じトゥメルの古老から入手できるものだ。やはりゴースの寄生虫用の血晶石を集めている際に入手できるだろう。

見て分かるとおり三角型に採用する血晶石は3デブ産か古老産の2パターンがある。
これはキャラクターの神秘ステータスの育成にもよるが、神秘ステータスが十分に高いなら古老産、神秘ステータスが低いなら3デブ産にすると良いだろう。

神秘ステータス99なら、放射型に3デブ産、三角・欠損型に古老産を2個装着するのがベストだ。
 
 
なお、炎・雷変換の武器は物理属性のままの武器よりステータス育成による攻撃力ボーナスが伸び悩む傾向があり、
自キャラのステータスが高くなるほど物理属性のままの武器よりどんどん弱くなってしまいやすい。
また、これらの血晶石は内臓攻撃の強化には対応していないため、内臓攻撃の威力が低い武器になる。
  おまけにエンチャントもできなくなる。
敵が特別、炎や雷に弱いというのでもなければなかなか扱いの難しい部分もあるが、
飽くまで副産物的にこういった血晶石も手に入れば、こういったカスタマイズも可能だよということで、憶えておくと良いだろう。
 
 

複合属性の武器

複合属性用の全強化血晶は、
イズ(ID:rcjcbmzr)のアメンドーズから手に入る
三角型「(ランク20)全強化+21.5% 物理加算+15 スタミナ呪い」は性能的に全く申し分ない。
 
問題は性能の低い放射型と、物理加算が付きにくい欠損型の部分だ。
これをなんとか三角型に並ぶ性能のものに付け替えたい。
そうすれば敵に与えるダメージは一気に30~60ポイントほども増加するだろう。
  ここまで万全に血晶石を揃えることができれば、全強化より物理強化の方が
  マシだった「葬送の刃」や「小アメンの腕」も物理強化を上回る攻撃力を
  得られるようになる。
  よってここまでやり込むなら、全強化型の武器は計7種類だ。
 
やり方は簡単。
上記のイズ三角型全強化を、約1%の確率で発生するという形状変化で放射型や欠損型にするだけだw
 
 100%÷3÷6×(30%÷3)×1% = 約0.0055%  18000回に1個出る
 
 18000回×5分 =90000分(1500時間) で1個
 
毎日2時間プレイして750日。およそ2年で1個手に入ることになる。
 
 
ちなみにこの形状変化は放射型・欠損型のどちらに変化するか分からない。
武器のスロット枠的には放射・放射、または放射・欠損の組み合わせで入手しなければならないため、最低でも1個は放射型が必要になる。
だから、うっかり欠損型ばかり変化してしまったらいつまでも武器スロットを埋めることはできないだろう。そうなったらもう己の不幸を呪うしかない。
 
だが、逆にもしも放射型を先に入手できたなら超ラッキーだ。
なぜなら、欠損型の方はローラン(ID:cb9un3sz)第3層ボス(アメンドーズ)を利用することでもう少しマシな確率で入手することができるからである。
 
ローランでの第2効果の物理加算の出現率は0.75%。
効果値は3段階に揺れ幅があるので最高値の物理加算+15を狙いたい。
 
 100%÷3÷6×(0.75%÷3) = 約0.014%  7000回に1個出る
 
 7000回×5分 =35000分(600時間) で1個
 
毎日2時間プレイして約1年。形状変化を狙うより1年も節約できたw
 

さらに、ここで朗報だが、
複合属性武器の中でも「葬送の刃」「慈悲の刃」「小アメンの腕」の3種は、攻撃力の配分が物理属性にやや偏っているため、
物理武器用の血晶石として紹介した
 トゥメル(ID:9kv8xiyi)第3層ボス・獣血の主(首なし寄生虫から入手
 放射型「(ランク20)筋力補正強化+65 物理加算+15 スタミナ呪い」
との相性が比較的良い。
筋力ステータスが十分に高いなら、アメンドーズ産の全強化石を付けるよりも高い攻撃力を得られるだろう。

首なし獣血からの筋力補正石の入手は上記で紹介したとおり1個あたり約11時間
何より放射型なので、2年かかるというアメンドーズ産全強化石の形状変化を狙わなくて良くなるのが嬉しいところだ。
おまけに内蔵攻撃の強化としても全強化石より優秀なので、さらに嬉しい。
つまり、この筋力補正石との相性が良いぶん葬送の刃などこの3振りの武器は、他の複合属性武器より強化しやすく恵まれていると言えるだろう。



つまり、それ以外の「月光の聖剣」「トニトルス」「爆発金槌」「ローゲリウスの車輪」には、アメンドーズ産全強化石の形状変化(2年かかる)を用意してやるのが理想だ。

そして、欠損型のスロットについては全ての複合属性武器でやはりアメンドーズ産全強化石が理想ということになる。
 

また、ここまで来たならさらにもう1段階上を目指しても良い。
武器や敵の防御相性にもよるのだが、三角型を イズ(ID:nkdye4zx)第1層ボス(3デブ)から入手できる、 「(ランク19)全強化+23.6% スタミナ呪い」 に変更すれば攻撃力はさらに伸びる可能性がある。

特に一撃の威力が高いタイプである月光聖剣や爆発金槌などはこの血晶石の方が大きなダメージを得やすい。
葬送の刃や小アメンの腕も強攻撃・強溜めの威力が良く伸びる。

トニトルスの場合やや微妙なところで、変形後の攻撃力は上がるが、変形前の攻撃力がやや下がることになる。トニトルスは変形後状態で振ると武器耐久が減りやすい、変形後状態は7秒で変形前に戻ってしまうといった特徴があるので、どちらかと言えば変形前の攻撃力を優先した方が良い(つまり3デブ産全強化石と相性が悪い)ような気がする。

手数で勝負するタイプの慈悲の刃や、多段ヒット攻撃が多いローゲリウスの車輪なども3デブ産全強化石は相性が悪いだろう。
 
イズ3デブでの全強化の出現率は約0.25%。
 
 0.25%÷3÷6 = 約0.014%  7000回に1個出る
 
 7000回×4分 =28000分(470時間) で1個
 
毎日2時間プレイして約8ヶ月ってところ。
 
  ちなみに、物理強化や神秘強化の放射型血晶を集めるのに使った、トゥメル(ID:9kv8xiyi)で
  も、
極めて超低確率(0.008%)ながら全強化の放射型血晶石が出現することがある。
  効果の最大値は+23.6%なので、アメンドーズ産の+21.5%+加算15よりさらに強力だ。
  ランク揺れや呪いデメリットまで含めると入手率は0.0005%という異常数値を叩き出し、
  入手にかかる時間は約14000時間。毎日2時間プレイして20年、が2個必要なので40年w
  伝説のエクスカリバーすらもユニクロのワゴンセールに見えてしまうほどの非現実品である。
  もし手に入れたら大事にするように。
  神秘強化の放射型血晶をトゥメル3デブで狙う理由の1つが、あわよくばこれが手に入るかも
  しれ
ないという淡い期待を込めてのものだw
 
 
よってこれらを合計すると、

「慈悲の刃」
  放射型 首なし獣血産 筋力補正石  11時間
  三角型 アメン産   全強化石   15時間
  欠損型 アメン産   全強化石  600時間     計626時間

「葬送の刃」「小アメンの腕」
  放射型 首なし獣血産 筋力補正石  11時間
  三角型 3デブ産   全強化石  470時間
  欠損型 アメン産   全強化石  600時間    計1081時間

「月光の聖剣」「爆発金槌」
  放射型 アメン産   全強化石 1500時間
  三角型 3デブ産   全強化石  470時間
  欠損型 アメン産   全強化石  600時間    計2570時間

「トニトルス」「ローゲリウスの車輪」
  放射型 アメン産   全強化石 1500時間
  三角型 アメン産   全強化石   15時間
  欠損型 アメン産   全強化石  600時間    計2115時間


といった感じになる。
しかもこれは飽くまでアメン産全強化石の形状変化がすべて放射型になってくれた最も理想的な変化パターンなので、実際には欠損型の部分も形状変化(1500時間)での入手になってしまう場合があるだろう。

まぁ、つまるところ
複合属性武器1本にかかる血晶石集めは短いものなら計620~1080時間(1~1.5年弱)、長いものは2100時間~3200時間(3~4年)ほどということになる。
 

複合属性武器7種類全部で、約12000時間~14000時間ほど。
 
毎日2時間ずつプレイし続けると……、なんと6000~7000日w
 
およそ16~20年もの日々が必要というわけだw (笑えない)
 
どうだこれ? ヤバくないか?w
 
しかもヤバいのが、これは別に複合武器を特別強くしようとしているわけではない。
このブラッドボーンでは、なぜか圧倒的に物理属性が優遇、複合属性・神秘属性が冷遇されているため、せめてその差を少しでも埋めたいだけ。それだけなのだ…。
 
  具体的に言えば、
  物理属性武器は+27.2%の3デブ産血晶石を3個集めれば初期状態の約2.06倍の攻撃力に達する。
  武器1つぶんの血晶石を集めるのにかかる時間も5時間ほどだ。
  しかも、もうちょっと頑張って首なし獣血産の筋力補正石を入手すればさらに伸びる。
 
  それに対して複合属性の武器は
  妥協用の血晶石(+19.3%を1個と+21.5%を2個)の場合、初期状態の約1.8倍
  武器1つぶんの血晶石を集めるのに約100時間ほどかかる。
 
  妥協しない最高級の血晶石を集めた場合でも、約1.85倍程度
  上記のとおり武器1つぶんの血晶石を集めるのに3000時間(4年)ほどかかる。

  幻と言われるトゥメル3デブ全強化を揃えても
約1.88倍程度
  上記のとおり武器1つぶんの血晶石を集めるのに28000時間(40年)ほどかかる。

  つまり、複合属性武器は40年の歳月をかけてすら、たった5時間で揃う物理血晶に負けて
  いるということだ。
 
  さらに、これだけやってもまだ複合武器には、内臓攻撃の強化量が少ない、エンチャントできない
  などの不利が残るため、物理武器との格差は決して埋まることはない… (~ー~;)

 
様々な武器を使えることが魅力のこのゲームにおいて、
せめて複合属性武器を物理属性の武器と同程度に強化したいと、そう願っただけで何年、何十年もの歳月が必要になってしまうのであるw
いかにこのゲームのバランス調整が狂っているか、そして頭がおかしくなるほどの異常な運ゲーかが分かってもらえるだろう。
 
  もちろん、明らかな物理優遇・それ以外超絶不遇のゲームバランスではあるが、
  複合属性の武器やゴースの寄生虫を使ってもゲームのクリアは十分可能である。
  攻撃力が低くても時間さえかければ敵は倒せるのだから。
  そういう意味では、聖杯ダンジョンで高性能な血晶石を集めなくても、本編で手に入る血晶で
  妥協したって何も悪くはない。
  ……ただ、物理属性が圧倒的に強いので、それ以外の武器を使う気が失せるというだけだ。
 

 
また、前述のとおり優秀な血晶石は聖杯ダンジョンでしか手に入らないので、ストーリー本編をやる価値はほぼ皆無となってしまっている。
ブラッドボーンをやり込んでいるというファンの人に話を聞いてみても、実際のところストーリー本編はたった3~4周程度しかクリアしておらず、プレイ時間のほとんどは聖杯ダンジョンに費やしているのが実情のようだ。(そして私自身もそうなっている)
 
それを楽しんでいるプレイヤーももちろんいると思うが、
私としてはやはりプレイして楽しいと思えるのはストーリー本編の方であり、聖杯ダンジョンの果てしない作業プレイには面白さを見出せていない。(退屈すぎて寝落ちすることすらある)
 
「だったら黙って本編だけやってろよ」と言われるかもしれないが、
しかし私は本編が大好きだからこそ、「自分のやり込みの証たる強力な血晶石をストーリー本編に持ち帰り、その強さを味わいたい」という気持ちなのだ。
これをやらずしてストーリー本編をプレイしても、「あ~、聖杯で究極の血晶石さえ手に入れていればもっと楽しくなるんだろうな~」などと考えて、せっかくの本編ですらちょっとモヤモヤした気分でプレイすることになってしまうのだw
  自分がまだブラッドボーンをやり尽くしていない、やり残しがある、そういうモヤモヤ感だ。
 
 
もちろん、そこまでやり込む必要なんて全くない。
ある程度は妥協も必要だし、これは明らかにさっさと妥協すべき内容だ。
完璧なゲームなんてないのだから、プレイヤーの方もあれこれと求めすぎるのは良くない。
 
――が、それにしたってこの確率はちょっとヒドくないか? 片や1本あたり16時間。片や1本あたり1~4年てw
武器が魅力のこのゲームで、これほど明らかに武器の優遇・不遇の差があるのもどうだろう?w
 
確かにブラッドボーンやソウルシリーズを作るフロムソフトウェアという会社は、プレイヤーを苦しめる高難度ゲームが特徴の会社ではある。
ただこれは単なるバランス調整・確率調整の粗悪さから来る苦しさであり、高難度による苦しさとそこに生まれる面白みとは全く意味が異なると私は思うw
 
今からでも良いからバランス調整してくれ、マジでw
そう思っている、あるいはかつてそう思ったプレイヤーは私以外にもたくさんいると思うんだw
 


本当に怖いオフライン血晶石マラソン

上記のとおり、ブラッドボーンの血晶石マラソンは本当に狂った内容、頭おかしくなるほどの低確率との戦いなのだが、
 
実はこれでもまだまだ楽な方である!w
 
な、なんだってー!? Σ(~Д~;)!?
 
上記では各聖杯ダンジョンにIDを記載しているが、
実は聖杯ダンジョンとはマップの構造、出現する敵・ボスがランダムで変動する、いわゆるランダム生成ダンジョンである。
 
オンラインの場合、上記のIDを打ち込むことで特定のダンジョンを指定して呼び出すことができ、非常に効率良くボス狩りに挑戦できるのだが、
 
これを利用しない、つまりオフラインで聖杯ダンジョンに挑戦すると――、
 ・マップの構造が分からないのでまずは探索。
  ・敵の配置も分からないので不意打ちを食って死ぬこともある。
   ・ボス部屋に辿り着いても倒したいボス(目当ての血晶石を落とすボス)じゃなかった。
といった感じで凄まじく時間がかかるのである。
 
 
オンラインの場合、上記のとおりボスを倒すのに1回5分程度。
つまり1時間あれば血晶石ガチャに10回以上挑戦できるだろう。
 
しかしオフラインだとダンジョン探索してボスを倒すのに約15~20分はかかるんじゃないだろうか。
しかも、目当てのボスじゃない場合もあるので、そうなるとその15分は完全にムダ。
恐らくは目当てのボス、つまり目的の血晶石ガチャを1回実行するのに3~4時間あるいはもっとかかるかもしれない。
  ちなみにマップ構造だけでも約200パターンのランダム幅があると聞いたことがある。
 
 
つまり、オフラインでの血晶石集めはオンラインの数十倍、下手すると100倍以上の時間がかかるのだ。
 
 
そのため、オンラインで20年かかるとされたこの血晶石集めは、
オフラインならなんと2000年、3000年かかってもなんら不思議ではないw
 
イエス・キリスト爆誕より遥か以前から挑戦している人、
 
そう黄河文明の発足以来ずっとブラッドボーンをやり続けているプレイヤーでもいない限り、
人類はまだ誰もこの偉業を成し遂げていないのであるw
 
 
……というか、比較的簡単とされる物理属性用の血晶石を集めるのさえ10000時間、
つまり10年以上かかってしまう計算になる。
 
これはもう笑えない。
ちなみにデモンズソウルも10周年。いまだに遊んでいるプレイヤーは少なからずいるが、
その10年とはまったく趣を異にする10年であることは間違いないだろう。
 
 
そのうえ、オンラインでIDを入力すれば指定のダンジョンを引き当てられると書いたが、
実はこのID、ずっと有効というわけではない。
 
ブラッドボーンのこのダンジョンIDのシステムは特徴的で、
オンラインでの利用者が少ないダンジョンはIDが削除され消えてしまうのだ。
 
なので、オンラインならたった30年で済むと言ったこの血晶石マラソンも、
もしかしたらその頃にはもう使いやすいダンジョンが消えてしまっていて、オフラインと同様に数千年単位での挑戦が必要になるかもしれないw
きっとブラッドボーンは人類全体で引き継いでいくべき世界遺産なのだろうな、うん (=_=)遠い目
 
 
この人類遺産において最も不可解なことは、
この、確率をちょこっと計算すればすぐに分かる程度の異常事態を、なぜ開発チームは見落としたのかということだ。
きっとドロップ率なんてさほど意識もせず適当に設定しているんだろう。
人類の文明もそういう無意識の偶然から生まれるものだし、きっとそういうことなんだ。うんうん。