武器 「千景」 (bloodborne攻略)

【 千景 】
<変形後> 左手銃:不可  強溜め:〇
表示攻撃力(ステMAX): 物理349  血386
 
〇強靭削り(敵を怯ませる力)
ブタおよびレンガ持ち巨漢、医療教会の白衣男を相手に調査。なお、怯みにくさはブタ<巨漢<白衣男。
この3体の敵が弱攻撃・強攻撃・強溜め攻撃何発で怯むのかを調べ、幾つかのタイプに分類した。

変形前「軽量タイプA+」(強攻撃2発で巨漢が怯む)
  弱攻撃:怯まない  強攻撃:ブタ1発、巨漢2発、白衣2発  強溜め:巨漢1発、白衣1発

変形後「軽量タイプA+」(強攻撃2発で巨漢が怯む)
  弱攻撃:怯まない  強攻撃:ブタ1発、巨漢2発、白衣2発  強溜め:巨漢1発、白衣1発
            L2攻撃:ブタ1発、巨漢2発、白衣2発

※変形前後とも弱攻撃は小怯み特性。巨漢2発、白衣3発で小さく怯ませる場合がある。
 

 
カインハーストの近衛騎士が使ったとされる血を纏う刀。
レイテルパラッシュと同じカインの武器ではあるが、レイテルパラッシュが下級の騎士の持ち物であったのに対し、千景はより女王の立場に近い上級騎士の持ち物であった。
近衛騎士とはいわゆる女王の側近であり、恐らくはカインハーストの中でも特に血筋や家柄の由緒正しい者たちで構成されていたと考えられる。
その中には女王の親族近縁者も含まれており、女王に近い血筋と推測される登場人物、時計塔のマリアも以前は血刀を所持していたという記述がある。
また、狩人狩りのアイリーンが追う謎のNPC、カインの流血鴉の所持する武器もこの千景であるが、カインの流血鴉については人物像に関する情報が少なく、詳しい背後関係や来歴などは良く分かっていない。
(千景やカインの武具を所持しているからといって必ずしもカインの血族であるとは限らない。墓暴きとは得てしてそういうものだ)


千景の変形後の状態には劇毒+30の追加効果が付与されている。
劇毒は状態異常の一種で、発症すると敵の最大HPに応じた割合ダメージを発生させる。(発症までに必要な攻撃回数は敵の種類による)

ただし、変形後には常に自分のHPが減り続けるというデメリットもあり。特に強攻撃や強溜めを使用すると大量のHPを消費。
このHP減少は自分の最大HPに応じた割合ダメージになっているため、HPステータスを上げても被害を軽減することはできない。


変形前は血を纏っていない普通の刀。
攻撃動作も速めで一見使いやすそうに見えるが、実は意外とモーションに癖があり、そこまで使いやすいわけではない。
まず、攻撃範囲の狭いモーションが多く、また武器の振り方のせいか武器自体の長さよりも実際の攻撃リーチがやや短い。
さらに、困った特徴として、敵との距離が近すぎるとそれはそれで武器を空振りする場合が極稀に発生するので、敵との距離が遠くても近くてもやや戦いづらいような感覚がある。
また、同程度の攻撃力・攻撃速度を持つ武器の中ではややスタミナ消費が大きめ。
動作速度と攻撃力が優秀なのでどうにか戦えるが、使い心地にはやや癖を感じるところだろう。

ちなみに教会の石槌やルドウイーク聖剣は、「変形前:戦いやすさ」「変形後:重たいが高火力」といった使い分けになっているので、
千景もできればHP減少のデメリットを持つ変形後に対して、変形前は使いやすいスタイルであってほしかったのだが、残念ながら聖剣のような使いやすさはないと言える。


変形後は武器自体の形状は変化しないが、刃が血をまとった状態になり、また構えも両手持ちになる。
前述のとおり変形後の状態では自身のHPが常に減り続けるようになり、特に強攻撃や強溜めを使うと激しくHPを損耗する。

また、一部のアクションを除いてほとんどの攻撃の属性が血属性に変化。
自キャラのステータスにもよるが、血質ステータスを十分育成してある状態ならば変形前よりも変形後の方がやや攻撃力が高い。

モーションももちろん変化するが、おおよその使い心地は変形前とあまり変わらず、攻撃範囲は前方集中型で、リーチも武器の見た目よりやや短いといった特徴はそのままとなっている。
弱攻撃の攻撃速度は変形前より僅かに速く、
強攻撃や強溜めは軽量級の武器としてはかなり威力が高い。
ただし、変形前よりもさらにスタミナを消費しやすくなっている点には注意が必要。

最大の特徴は、千景には「納刀アクション」とでも言うべき特殊な仕様のアクションがあるということ。
変形前→変形後に形状を変化させる際、千景はいったん刀を鞘に納める動作を取るが、このタイミングで弱攻撃・強攻撃・強溜めを使用すると技の性能が変化する。
  弱攻撃(変形R1攻撃)は威力が約1.4倍かつスタミナ消費が軽減。
  強攻撃・強溜めは使用時のHP消耗が大幅に軽減される。
千景の性能を最大限に活かすなら是非使いこなしたいアクションだ。
このアクションを使いこなせれば千景は全武器の中でも最強クラスの性能となるが、逆に使いこなせなければ性能のわりにHP減少やスタミナ消費などデメリットの多さが目立つ武器と言えるだろう。

ちなみに、上記の「納刀アクション」と通常の変形攻撃は全く別物なので注意。
モーションの見た目は良く似ているが、
納刀アクションは変形後の攻撃力(血属性)が適用され、
変形攻撃(変形前→後攻撃)は変形前の攻撃力(物理属性)が適用される。


ステータス育成は主に技術ステータスで変形前の攻撃力(物理属性)が、血質ステータスで変形後の攻撃力(血属性)が上がる。
つまり、片方のステータスを上げるだけだと、もう一方の形態での攻撃力は全く上がらないので、自分が変形前・変形後どちらを重視して使うのかよく考えてステータスを振る必要がある。

また、変形前・変形後ともステータスに対する攻撃力の伸びは良いので、
「自分はもう変形後の形態しか使わない!」などどちらか一方の攻撃力に絞って成長させるなら、低レベルでも高い攻撃力に到達できるというメリットもある。
 
 

 
★弱攻撃
<変形前>
 弱攻撃1(モ100・攻349・ス23) 斜め振り
 弱攻撃2(モ100・攻349・ス23) 縦振り
 弱攻撃3(モ105・攻367・ス23) 縦振り
 弱攻撃4(モ110・攻385・ス23) 横振り
 弱攻撃5(モ110・攻385・ス23) 横振り
  ※以降2~5繰り返し

<変形後>
 弱攻撃1(モ  95・攻367・ス25) 縦振り(血)
 弱攻撃2(モ  98・攻379・ス25) 斜め振り(血)
 弱攻撃3(モ100・攻386・ス25) 斜め振り(血)
 弱攻撃4(モ102・攻394・ス25) 横振り(血)
 弱攻撃5(モ107・攻413・ス25) 縦振り(血)
  ※以降2~5繰り返し


変形前の弱攻撃は、攻撃速度はノコギリ鉈に近い優秀なタイプ。
動作が軽快なので一見すると扱いやすそうだが、実は意外と癖の強い性能となっており使いこなすには注意すべき点も多い。
その注意点の一つは攻撃を空振りしやすいということ。
全体的に攻撃範囲は狭く、特に1~3発目までは自分のほぼ真正面にしか攻撃できない。基本的には敵をロックオンして戦うことを心がけた方が良いだろう。
それに加えて、攻撃のリーチにも非常に強い癖がある。武器自体の長さはルドウイーク聖剣(変形前)と同じくらいあるのだが、恐らくはモーションの関係なのか見た目で感じる印象よりも実際のリーチは若干短い。
だからと言って敵に近付けば良いというわけではなく、これもモーションによる影響だが敵に密着しすぎるとそれはそれで攻撃が空振りしやすくなる場合があるというのが厄介だ。
つまり、千景は敵との距離が遠すぎても近すぎても良くない、独特な間合い管理が必要なのである。
そしてさらに、二つ目の注意点はスタミナ消費の大きさ。
この威力の軽量武器としてはノコギリ鉈やルドウイーク聖剣などが概ねスタミナ消費20以下で振れることを考えると千景の消費23は意外と負担が大きい。攻撃速度が優秀なのでなおさらこの僅かな差でもすぐに積み重なり、だからこそ空振りしている余裕はますますない。
確実な間合いの把握とロックオン機能の活用を心がけ、特に堅実なスタミナ管理は必要不可欠と言えるだろう。

変形後の弱攻撃は血属性。
攻撃動作は変形前よりさらに若干速くなる。
モーションこそ違うが、性能の特徴はおおよそ変形前と共通しており、やはり攻撃範囲の狭さや独特の間合い、スタミナ消費が少なくないことが注意ポイントとなっている。
変形前と同じく扱いが難しいのは困ったところだが、変形前後で使用感がほとんど変わらないのは武器変形を頻繁に繰り返して戦う千景にとって混乱が少なく有難いとも言える。

なお、変形前後とも攻撃範囲が狭いため複数の敵と戦う状況はかなり苦しい。
かと言って弱攻撃以外の動作も範囲に優れたものはほとんどないので、結局は動作の軽い弱攻撃で集団戦もどうにか凌いでいくしかないだろう。


▲強攻撃
<変形前>
 強攻撃(モ127・攻444・ス40) 突き(刺突)

<変形後>
 強攻撃(モ150・攻580・ス55) 抜刀横振り(血)


変形前の強攻撃は、シンプルな刺突。
強攻撃のわりには動作前の硬直が短めで素早く出すことができる。その代わり、動作後の硬直はやや長め。強攻撃のあとさらに追撃をするのは難しいため、飽くまで単発技として使っていく感じになる。
威力はなかなか高く、しかも刺突属性。出の速さとリーチの優秀さも含めて考えれば、変形前の千景にとって簡単にそこそこ良いダメージを稼いでくれる技と言える。
弱攻撃と同様、スタミナ消費が若干大きいかなという印象はあるが、飽くまで単発技なのでそこまで大きな負担にはならないだろう。

変形後の強攻撃は前方に踏み込みながらの抜刀横振り。
千景にとって貴重な広範囲技ではあるが、使用時には自分のHPの約12%を消費してしまうため適当な多用はできない。
範囲よりむしろ特徴となるのは威力の高さで、軽量武器の強攻撃としては破格の威力が設定されている。ルドウイーク聖剣(変形後)などの重量武器に追い付きそうなほどと言っても大袈裟ではないだろう。
つまり、重量級クラスの威力を、軽量級のスピードで振れる。そんな技だと思って良い。
とは言え、大切なHPコストを支払うのだからそれくらいの強さはあってもらわないと困るし、それでもHPの1割以上が減る(8回ほど使ったら死ぬ)という負担は決して軽くない。
また、HPコストだけでなくスタミナ消費がかなり大きいのも注意が必要だ。

ちなみに、変形前→変形後への変形モーション中(刀を鞘に納める動作中)に強攻撃ボタンを入力すると通常より少ないHP消費(約5%)で強攻撃を出せるという小技がある。いわゆる”変形強攻撃”。
技を出すまでに一手間増えるためやや難易度は高いが、HP5%なら負担はかなり軽い。余裕があればできるだけ狙っていくと良いだろう。


△強溜め
<変形前>
 強溜め(モ185・攻647・ス60) 振り下ろし突き(刺突)

<変形後>
 強溜め1(モ225・攻869・ス60) 抜刀縦振り下ろし(血)(ダウン)
 強溜め2(モ192・攻742・ス50) 縦振り上げ(血)(吹き飛ばし)


変形前の強溜めは、前方斜め下に向かって突き下ろすモーション。
動作前後の硬直は短めでリーチもそこそこ。高威力の刺突攻撃なので使い勝手は悪くない。
ただやはり千景らしさと言うべきか、スタミナ消費がやや大きめというのが短所。
一応、身体の小さな敵や姿勢の低い敵にも当てやすいという利点もあるが、上記のとおりスタミナ消費が大きいので多用はしづらい。やはりピンポイントでのダメージ稼ぎに使うことの方が多いだろう。

変形後の強溜めは、強攻撃と同じく自分のHPを削りながら放つアクション。使用すると約21%のHPを消費する。
かなり重たいHPコストを支払うことになるが、そのぶん威力は高く、さすがにルドウイーク聖剣(変形後)など重量級の武器には一歩及ばないものの、軽量武器とは思えないほどの威力を発揮する。
また、この威力にしてはスタミナ消費が変形前と変わらず据え置きであり、スタミナ効率はかなり良い。

さらに追加入力すれば吹き飛ばし効果のある追撃を使用可能。
こちらは1発目と違ってHP消費なしで使用でき、威力も高いのでせっかくHPを振り絞って強溜めを使うのなら是非とも2発目まで入力したいところではある。
スタミナ消費は2発合計で110ポイント。大量のスタミナを使ってしまうが、こちらもやはり威力のわりにはスタミナ消費少なめで効率は良い。スタミナが0にさえならなければ追加入力するだけの価値はある。

――と、上記のとおり”当たれば強い”強溜めだが、実際のところ癖も強く、使いこなすのは簡単ではない。
まず、1発目ダウン、2発目吹き飛ばしという組み合わせが実は良くない。
敵によってはダウン中は吹き飛ばしを当てても吹き飛ばず、それどころか即座に通常の立ち状態に戻って反撃してくる場合がある。これは千景だけに限らずダウン・吹き飛ばし連携を持つ全ての武器に共通の困った仕様だ。
また、2発目の発生は非常に遅く、1発目を当ててもダウンしない大型ボスや強靭度の高い敵などは2発目が当たる前に反撃したり移動して逃げてしまったりすることも多い。
このように、特に2発目を使う際の不安要素が大きく、1発目が当たったからといって無条件に2発目を入力して良いわけではない。
かと言って、2発目を使わず1発だけで攻撃を止めると、その1発のためだけに約21%ものHPを消費するのかという負担の重さが悩ましいところだろう。
つまり、2発目まで安定して当てられるかどうかを敵ごとにしっかり確認して使っていかなければいけないというわけだ。

ちなみに、強攻撃と同様に強溜めも変形前→変形後の変形モーション中(刀を鞘に納める動作中)に入力すると、通常より少ないHP消費(約14%)で使えるという小技がある。いわゆる”変形強溜め”
これで2発目まで出せれば1発あたりのHP消費は実質7~8%。ここまで節約できれば相当おいしい。
変形モーション中はスタミナも回復するのでこの小技を使えば結果的にスタミナの負担も軽減できる。

 
◆ジャンプ攻撃
<変形前>
 ジャンプ攻撃(モ145・攻507・ス50) 縦振り

<変形後>
 ジャンプ攻撃(モ147・攻568・ス60) 縦振り(血)


ジャンプ攻撃は変形前後とも標準的なモーション。

変形前のジャンプ攻撃は刺突属性ではないが強攻撃よりも威力が高い。スタミナ消費もジャンプ攻撃としては標準的なところだろう。
高威力の飛び込み技として十分使っていける性能ではある。
ただし変形前状態での飛び込み技なら前ステ→変形攻撃の方がほぼ同じ威力でスタミナ消費のコスパも良いため、敢えてジャンプ攻撃の方を使う必要性というのはほとんどないだろう。

変形後のジャンプ攻撃も高威力。
変形後状態は強攻撃や強溜めの威力の高さが目立つが、実はこのジャンプ攻撃も強攻撃と同じくらいの威力があったりする。しかも強攻撃のように自分のHPを消耗するというデメリットもない。
スタミナ消費はやや大きめだが、威力の高さや遠めの間合いから飛び込めることを考えれば悪いバランスではないだろう。
自傷ダメージなしで使える隠れた強力アクションとして憶えておくと良い。


ダッシュ攻撃
<変形前>
 ダッシュ弱(モ110・攻385・ス25) 横振り
 ダッシュ強(モ117・攻409・ス45) 突き(刺突)

<変形後>
 ダッシュ弱(モ117・攻452・ス25) 縦振り(血)
 ダッシュ強(モ127・攻444・ス55) 突き(刺突)


変形前はダッシュ弱が範囲も広く使いやすい。
動作は素早く、また、攻撃動作によってわりと前に進むのでやや遠めの間合いからボタン入力しても良い。
動作後はスムーズに通常の弱攻撃へと繋がる。
威力・スタミナ消費も弱攻撃とほぼ同等。
特に欠点がなく安定して使えるのが魅力だ。

変形後のダッシュ強は刺突属性で威力もダッシュ弱より高いが、それ以上にスタミナ消費の大きさが困ったところ。ダッシュ弱と比べると威力の増加よりも明らかにスタミナ消費の増加が上回っているのが分かる。
また、当然ながら刺突なのでリーチは長いが、攻撃範囲が狭く、ロックオンなしでは当てにくい。
動作後の硬直は短い方だが、当然ながらダッシュ弱よりは動作後の弱攻撃への繋がりは遅く、さらに刺突の長いリーチと弱攻撃のやや短めのリーチに結構な差があるので、ダッシュ強をリーチギリギリで当ててしまうと弱攻撃が届かず空振りするといった不安要素もある。
基本的には動作後に追撃を狙うより、単発技と思って使う方が良いだろう。
相手が刺突弱点なら使う価値も多少はあるが、そうでなければダッシュ弱を優先して使う方が良い。

変形後についてだが、基本的に千景は敵との距離が遠いときに変形後状態のまま移動することがないため、変形後のダッシュ攻撃を使う機会はほとんどない。

ただ一応性能について解説すると、
変形後のダッシュ弱は威力がかなり高めに設定されており、そのわりにはスタミナ消費が少ない。
動作後も通常の弱攻撃へ素早く繋がる。
攻撃範囲の狭さだけ唯一の欠点だが、それ以外は非常に優秀な性能だ。

変形後のダッシュ強は刺突属性。
変形後のアクションの中では例外的に、血の攻撃力ではなく刺突攻撃力でダメージ計算される。
千景は自キャラの血質ステータスを十分育成していれば刺突(物理)攻撃力よりも血の攻撃力の方が高くなるので、変形後のダッシュ強はダッシュ弱よりも威力が低くなる場合が多い。
おまけにスタミナ消費も非常に大きく、刺突属性であるという以外の利点が非常に乏しい。
また、刺突攻撃を使うのであれば変形前のダッシュ強や強攻撃で事足りるため、敢えて変形後で刺突攻撃を使う必要性はほとんどないだろう。
 
 
◆回避攻撃・前ステップ攻撃
<変形前>
 回避・前ステ攻撃(モ105・攻367・ス20) 縦振り

<変形後>
 回避・前ステ攻撃(モ100・攻386・ス25) 縦振り(血)


変形前の回避・ステップ攻撃は弱攻撃とほぼ同等以上の威力があり、スタミナ消費のバランスも悪くない。
動作も速く、終了後は通常の弱攻撃へスムーズに繋がる。
攻撃範囲が狭いという以外にはほぼ欠点がなく、使い勝手は良い。

変形後の回避・ステップ攻撃も、弱攻撃と同等以上の威力があり、動作の速さや終了後の弱攻撃への繋がりやすさなどおおよその性能は変形前と近い。攻撃範囲が狭いのも同じ。
強いて言えばスタミナ消費のバランスが若干悪くなっている感じはあるが、まぁ使いづらいというほどではないだろう。

 
 
◆横ステップ・後ステップ攻撃
<変形前>
 横ステ攻撃(モ110・攻385・ス20) 横振り
 後ステ攻撃(モ110・攻385・ス20) 縦振り

<変形後>
 横ステ攻撃(モ104・攻402・ス25) 斜め振り(血)
 後ステ攻撃(モ104・攻402・ス25) 縦振り(血)


横・後ステップ攻撃は、おおよその性能は回避・前ステップ攻撃と共通しているが、
変形前後とも回避・前ステ攻撃より少し威力が高いという特徴がある。
このゲームにおける横・後ステップ攻撃の仕様上、前ステ攻撃より使える状況は限られるし、無理をして狙いに行くほど大きな威力差があるわけではないが、まぁ、ちょっとお得な技というくらいには憶えておいて良いかもしれない。

前ステ攻撃も含めてステップ攻撃は全般的に性能が良く、
葬送の刃ほど極端ではないが、密かに千景はステップ攻撃が得意な武器であると言えるだろう。
 
 
◆バクステ攻撃
<変形前>
 バクステ弱(モ100・攻349・ス20) 横振り
 バクステ強(モ125・攻437・ス40) 縦振り

<変形後>
 バクステ弱(モ102・攻394・ス25) 横振り(血)
 バクステ強(モ129・攻498・ス50) 縦振り(血)

変形前後ともバクステ弱は動作が速く、終了後も通常の弱攻撃にスムーズに繋がる。
ただし同系統のアクションである後ステ攻撃と比較すると、同じスタミナ消費だが威力がやや低い設定となっているため、威力を重視するならバクステ弱よりも後ステ攻撃の方が良い。
そのかわりバクステ弱には攻撃範囲が広いという長所があり、千景にとっては非常に貴重な手早く出せる広範囲攻撃となっている。
バクステで敵の攻撃を避けることもできるため、集団戦を乗り切るのに役立つだろう。

また、バクステ強も性能の傾向は変形前後でほぼ共通。
威力が高く、動作後の硬直も比較的短めで性能自体は悪くないものの、それ以上にバクステ弱や後ステ攻撃の性能が安定して使いやすいため、結果的にバクステ強の長所は威力の高さしかない状態となっている。
スタミナ消費もやや大きめなので、どうしても一発のダメージを重視したいとき以外は出番がないだろう。
 
 
☆変形攻撃
<変形前>
 変形前→後(モ142・攻496・ス35) 抜刀横振り

<変形後>
 変形後→前(モ  95・攻367・ス20) 横振り(血)


変形前→後攻撃は、動作もそこそこ速く、攻撃範囲も広め。
さらに威力もかなり高く、スタミナ消費も少ないという非常に優秀な技。
ジャンプ攻撃とほぼ同等の威力があるので、前ステ→変形攻撃と入力すればジャンプ攻撃の代用として使うこともでき、その方がスタミナの効率も良い。

ちなみにこの技はモーションが変形後の強攻撃や強溜め・変形R1攻撃などに似た、いわゆる”抜刀術”であり、強攻撃などと同じく振り抜いた刀に血しぶきが舞うエフェクトが付いているのだが、
しかし実はこれらの抜刀アクションの中で唯一この技だけが”血属性ではなく物理属性”(血の攻撃力ではなく物理攻撃力でダメージ計算される)となっている。
見た目はどう見ても血属性っぽいためスタッフの設定ミスやバグを疑わなければ納得できないレベルなのだが、上記のとおり血属性ではなく物理属性。
そのため他の抜刀アクションとは異なり、血の攻撃力を高める血晶石では威力が強化されないので注意しておこう。

また、この変形前→後攻撃自体は非常に優秀な技なのだが、
千景には変形絡みのアクションとして他にも変形R1攻撃や、変形強攻撃、変形強溜めなどがあり、
変形前→後攻撃はこれら4つのアクションの中では残念ながら最も威力が低く(と言うより他3つの威力が高すぎる)、実際のところ使う機会は非常に少ない。
それどころか他の変形R1攻撃などを使う際に誤って変形前→後攻撃に化けてしまうことがあるため、ともすれば”出したくないのに出てしまう技”という不名誉な印象すら持たれがちなのが可哀相なところだ。
(特に前述のとおり血の攻撃力を高める血晶石を使っている場合、変形R1などの攻撃力は大幅に上がるが、この変形前→後攻撃の攻撃力だけ全く上がらないため、ダメージ的にも極端な差が付く完全な地雷暴発技になってしまう)


変形後→前攻撃は刀に帯びた血を振り払うような横振り。こんな見た目でもこちらはちゃんと血属性。
威力は変形後の弱攻撃1発目と同じでやや控えめだが、スタミナ消費が少なくコスパはかなり良い。
動作前後の硬直も短め。
上記のとおり威力は弱攻撃レベルなのでダメージを稼ぐというよりは、コンボの最後に使用して武器を変形前の状態に戻すというのが主な役割となる。
千景は主力アクションが変形R1攻撃や変形強溜めなど変形前の状態から攻撃開始するパターンを基本としているため、コンボが1セット終わるごとにしっかりと武器を変形前に戻すことが大切なのだ。
またそのようにコンボ終了時に武器を変形前に戻すというのをセットプレーとして決めておけば、自傷ダメージを最小限に抑えることにも繋がるし、頻繁に変形状態が切り替わることによるプレイ中の混乱や操作ミスを防ぐこともできるだろう。
 
☆変形R1攻撃
<変形前>
 変形前→後(モ132・攻510・ス20) 抜刀横振り(血)

<変形後>
 なし

変形R1攻撃は上記の変形攻撃とは異なり、通常の変形モーションの途中でR1ボタンを押すと使用できる特殊な攻撃アクション。
この千景や教会の石槌、ルドウイークの聖剣など”鞘”を持つ一部の武器でのみ使用可能。
また、教会の石槌やルドウイークの聖剣は変形前→後・変形後→前の両方に変形R1攻撃が存在しており、さらに変形攻撃から続けて変形R1攻撃を出すこともできたが、
千景の変形R1攻撃には変形前→後のパターンしかなく、また、変形攻撃から続けて出すことはできない。

変形モーションの途中から派生する技なので、攻撃のための入力操作が一手間かかるうえに、それを敵のすぐ傍でやらなければいけないため扱いも少々難しい。
しかし使いこなした際の性能は非常に高く、通常の弱攻撃より格段に高い威力があるうえにスタミナ消費は少ない。攻撃範囲も優秀で、動作後もスムーズに弱攻撃へと繋がるなど、千景の攻撃アクションの中で最も高性能な技の一つとなっている。

変形後の強攻撃と比較しても、さすがに威力ではやや劣るが、HP消費のデメリットもなくスタミナ消費も格別に軽い。威力の差も結局は発生の速さや追撃のしやすさでカバーできるため、実質的に変形R1があれば強攻撃は必要ないと思っても良いくらいだろう。
千景の変形絡みのアクションは、通常の変形攻撃・変形強攻撃・変形強溜め・そしてこの変形R1の4種類があるわけだが、実際のところ使いやすさとコスパ最高の変形R1か、威力最強の変形強溜めの2択である。

千景を使いこなす上で必須のアクションだが上記のとおり敵の傍で変形モーションを出さなければいけないという隙の大きさが弱点。
上手く使うためには敵の攻撃を避けた直後など敵に隙ができたタイミングを狙っていきたいが、このゲームの仕様上、ステップや回避からすぐに変形ボタンを入力すると通常の変形モーションではなく変形攻撃が出てしまうというのが厄介なところだ。
この暴発を防ぐためにも回避・ステップからワンテンポ遅らせて変形ボタンを押すのが重要なテクニックとなる。適当な方向に移動レバーを入力しておけば回避・ステップが終わると同時に自キャラがそちらへ移動を始めるので、その移動を確認して変形ボタンを押せば変形モーションが変形攻撃に化けることはない。

 
☆L2攻撃
<変形後>
 L2攻撃1(モ127・攻444・ス55) 突き(刺突)
 L2攻撃2(モ127・攻491・ス55) 縦振り(血)


変形後のL2ボタンで使用できる2段攻撃。
変形後のアクションではあるが、1発目は血の攻撃力ではなく物理(刺突)攻撃力でダメージ計算される。そして2発目は変形後の他のアクションと同じく血の攻撃力で計算される。

……まぁ、癖がありつつも強力な攻撃が多い千景アクションの中でほぼ唯一、ぶっちぎりで使い道のない技がこれである。

前述のとおり1発目と2発目でダメージ計算にかかわる攻撃力が違うため、自キャラのステータスが技術・血質どちらも高くないと威力が出ない。
さらに1発目の刺突攻撃だけを見ても、変形前の強攻撃と同じ威力でしかなく、それなのにスタミナ消費が15も多いというコスパの悪さ。
2発目の方も変形R1攻撃より低威力で、スタミナ消費が非常に多いなど散々な性能。
そのためL2攻撃をしっかり2発当てたとしても実際のところ敵に与えるダメージは変形R1→弱攻撃の基本コンボとほとんど差がなく、当然ながら変形R1→弱攻撃の方がスタミナ消費は半分以下で済むうえに、動作も速いし、育成するステータスも血質のみで良いなど、どう考えてもL2攻撃より変形R1コンボの方が使いやすい。

また別の見方をすれば、スタミナ消費の合計は110ポイント。
これは強溜め2連と同じスタミナ消費なので、強溜めと同じスタミナを消費してこの程度の威力しか出せないという意味でもなかなか辛い性能と言える。

強いて言えば、変形後状態でも刺突が出せるというのが特徴ではあるが、そもそも千景は変形前の状態で敵に近付き攻撃を開始するのが基本パターンなので、だったら普通に変形前の強攻撃を使えば良い。

本当にただただ性能が悪く、せめて威力がこの1.2~1.3倍はないと話にならないだろう。
なんなら技術・血質ステータスの両方を育成してようやく完成する技なのだからもっと強くても良いくらいだ。


 


《 キーポイント 》
 
その武器の性能、および立ち回りを考える上で重要なポイントをピックアップ。

縦振り: なし(リーチが短いため高い位置に届く技は少ない)
初手 : <変形前>ダッシュ攻撃、ステップ攻撃
     <変形後>変形R1攻撃
刺突属性: <変形前>強攻撃、強溜め
 
<カインの狩人証の心得>
あぁ、新たな女王の騎士の誕生ですね。
血刀はもう抜いてみましたか? ……まるで自分の命を吸われるような気がした?
あぁ、まさに貴公の言うとおりです。
……だが、そんな甘えたことを言うのはこれが最後です。
誉れ高き女王の騎士において、そんな不平を口に漏らす者は一人もいない。いや、ほとんどの者はその刀が己の血を吸う妖刀であることを憶えてすらいない。
それほど血刀は騎士の手に馴染むものであるし、そうなるまで修練を積んでこそようやく本当の騎士と呼べるものです。貴公も早くそうなるように励みなさい。

さぁ、少しばかり血刀の礼儀作法を憶えてもらいます。
貴公が野垂れ時ぬのは勝手でも、扱いも知らぬ者に血刀を与えたと言われては女王の名に傷が付く。

まずは血をまとわない変形前の刀を。
この状態ならば千景も何ら変哲のないごく普通の刀です。
ある程度の獣や怪異ならこの状態でも十分に討伐はできます。
何より大事なのは、使い心地が分かるまでしばらく振ってみるということです。
刀の間合いは実に独特。また、思いの外、己のスタミナにも負担をかける。
一見単純な武器のように見えて、当初想像していた以上に扱いづらさを感じるかもしれない。
だが、これに慣れてもらわねば困る。この状態で難なく戦えるようにならなければ、血刀を扱うなど夢のまた夢と思いなさい。

戦いの基本は弱攻撃による素早い連撃。
さらに、ダッシュ攻撃、ステップ・回避攻撃も千景の得意とするところ。そう、我らカインの騎士は決して鈍重ではないということです。
また、一撃で大きな打撃を敵に加えたいのなら、ステップからの変形前→後攻撃を使いなさい。
血の力は乗らない紛いの抜刀ではあるが、それでも威力は十分あるし、何より抜刀の練習になる。
とにかく刀を使い慣れるということが大切なのです。

それができてようやく変形後の血刀を振るう気構えができたというもの。
しかしまだ勘違いはするなよ。千景は血を纏わせたからといって即座に強くはならない。
闇雲に血刀を振り回したところで、恐らく血を帯びぬ変形前とほとんど違いは感じられないでしょう。
むしろ己ばかりが刀に血を奪われ、痩せ衰えていく。

千景の真の力を実感するには穏やかな抜刀が必要なのです。
変形前→変形後へと千景を切り替えるとき、刀を鞘に納める動作があるでしょう?
その瞬間に攻撃を繰り出すことこそ千景が最も力を発揮する真の抜刀。
弱攻撃ならば威力が劇的に向上し、強攻撃や強溜めならば自身の肉体へのダメージが大幅に軽減される。
これを使いこなせてようやく、名実ともにカインの誉れ高き騎士と呼べるというもの。

存外簡単そうだと思ったか? ならばやってみると良い。
攻撃やステップから続けざま刀を鞘に納めようとすると、勢い余って血の乗らぬ変形前→後攻撃になってしまう。それでは駄目だ。
納刀は直前の行動から一呼吸切り離して静かに、穏やかに。それを敵の目前でやるという冷血な精神が必要なのです。

一呼吸の間。
分かりにくいと思うなら、攻撃やステップの後、もう半歩踏み込むつもりで前に歩きなさい。
己の足で半歩歩いた、それを確認する冷静さがあれば納刀も落ち着いてできるはず。

戦場で出会うことがあれば、手練れの騎士の立ち振る舞いを見てみると良いですよ。
彼らは血を纏わぬ変形前のまま敵に近付き、斬りかかるその瞬間に納刀と抜刀を見せ、そして最後の一撃には変形後→前攻撃で血を払って刀を変形前の状態に戻す。
つまり敵を斬るその瞬間だけにしか血を纏わず、一見するとずっと変形前で戦っているようにさえ見えます。
それは千景に奪われる血を最小限にとどめるという点でも理に適っている。
ゆえに手練れの騎士ほど忘れてしまうのです。千景が血を吸う妖刀だということを。

 

 
〈入手方法〉
「千景」 血晶石スロット:放射・放射・三角
・「カインの狩人証」入手後に狩人の夢にて購入可
  カインの狩人証はカインハースト城の最奥にて女王アンナリーゼに跪き、契約を交わすと入手
 
「異質の血刀」 血晶石スロット:放射・放射・欠損
・呪われた冒涜の(トゥメルの)汎聖杯(死臭・腐臭) ID:zv3p6izc 第1層、灯り前の脇道
 
「失われた血刀」 血晶石スロット:放射・放射・円
・トゥメル=イルの汎聖杯 ID:zwj2u9r6 第1層、灯り前の脇道
 

 
〈血晶石について〉
千景に装着する血晶石は、まずは入手もしやすい3デブ物理強化石がスタート地点。
物理強化石は物理属性・血属性どちらの攻撃力も上がるため、変形前・後どちらでも戦いやすく、
また、内臓攻撃の威力UPにも対応しているので、全てのアクションを有効に使いやすい。バランスの良さで言えばほぼ完成形と言って良いだろう。


さらに高い攻撃力を目指す場合、
候補になる血晶石の一つは、首なし獣血主の筋力補正石である。
筋力ステータスがある程度高ければ3デブ強化石よりも大きく物理攻撃力を上げることができるため、変形前の攻撃力が格段に上がる。
そのかわり、血属性攻撃力には対応していないため、変形後の火力は大幅に下がってしまうというのがデメリット。
変形後は使わず、変形前をメインに戦うのに適している。


逆に変形後の火力を重視するのであれば、
モブ敵の銃持ちデブがドロップする、血質の血晶石(血の攻撃力UP)を集めると良い。
物理属性の攻撃力は上がらないので変形前の攻撃力や内臓攻撃の威力は3デブ強化石よりも大幅に下がるが、そのぶん変形後の攻撃力が大きく上がる。
HP自傷ダメージがある変形後の状態でしかまともに戦えなくなるため上級者向きではあるが、変形後の火力の高さこそが千景の長所でもあるので、その特徴を最大限に活かすならこの血晶石を選ぶと良いだろう。

ただし、銃持ちデブがドロップする血質の血晶石は、基本的に左手銃に装備するための円型のものしか出ない。
何度も倒し続けていると極低確率(約1%)で放射or三角or欠損型になってドロップする”形状変化”が発生するので、千景のスロットを全て血質の血晶石で埋めたいのであればひたすらこの形状変化を狙って銃デブを倒し続けるしかない。

なお、恐るべきことに千景には3パターンのスロットバリエーションがあるが、どれを選んでも放射型が2個必要になる。
つまり、上記の”形状変化”は放射or三角or欠損のどれに変化するか分からないランダム要素だが、実際のところ千景にとって必要なのは放射型のみ。しかも2個。
非常に大変な収集作業になるので覚悟を決めて挑もう。。


また、他の武器では第2効果(2op)に愚者(HP最大の時に攻撃力UP)・貧者(瀕死の時に攻撃力UP)といった特定の状況で攻撃力が大きく上がる血晶石も人気の高いところだが、
千景は変形後にHP自傷ダメージを受ける性質を持っているためこれらの効果とは相性が悪い。


またさらに、血晶石の呪いデメリットにはスタミナマイナス(スタミナ消費量増加)か眷属マイナス(眷属タイプの敵に与えるダメージ減少)を選ぶのが一般的に良いとされている。
 ※スタミナマイナスは、スタミナ消費が増えると言っても数%程度
 ※眷属マイナスは、眷属タイプに該当する敵が少ない
  といった理由から、どちらもデメリットの影響が比較的少ない。
ただ、一応豆知識として、眷属タイプの敵は刺突・雷・炎ほどではないが血属性に対してもやや防御力が低い傾向がある。(眷属にとって刺突・雷が大弱点だとすれば、血属性は小弱点のような感じだ)
そのため、千景の長所を全て最大限活かしたいと思うのであれば、眷属マイナスもあまり選びたくはないところだ。



以下に記載している攻撃力は関連ステータス99、武器強化最大、
ダメージサンプルは全属性防御100の敵(ほぼヤーナム市民)を想定したものです。
計算によって算出した数字なのでゲーム中で実際に表示される攻撃力・ダメージとは1~2ポイント程度ズレる可能性があります。(小数点以下の処理による誤差)

血晶石の入手にかかる所要時間は使用武器の攻撃力や、プレイヤーの得手・不得手によって個人差が大きいと思いますので、飽くまで参考程度に考えて下さい。
概ね、ボスからのドロップについては1回倒すのに4分(2層以下に登場するボスについてはボス部屋前でのセーブデータをバックアップ保存し、目的の血晶石が出なかった場合はバックアップから復元するリセマラ方式です)、モブ敵からのドロップについては血晶石を1個落とすのに2分くらいのマラソンになることを想定して計算しています。

 
○基本パターン(3デブ物理乗算)  基本攻撃力720  血795
放射「物理強化+27.2% スタミナ呪い」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:4.27%  所要時間:約1.6時間
放射「物理強化+27.2% スタミナ呪い」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:4.27%  所要時間:約1.6時間
三角「物理強化+27.2% スタミナ呪い」(イズ ID: nkdye4zx 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:3.49%  所要時間:約2時間
合計5時間(毎日2時間プレイして約3日)
ダメージサンプル
<変形前> 弱攻撃:645  強攻撃:  823  強溜め:1198  内臓攻撃:3758
<変形後> 弱攻撃:678  強攻撃:1074  強溜め:1610  内臓攻撃:3758

物理属性武器の基本パターン。入手も容易で、効果も高い。
物理強化は血の攻撃力にも対応しているので、物理属性である変形前と血属性である変形後の両方をしっかりと強化できる。
変形前後のどちらでも戦いやすい、最もバランスの良い組み合わせと言えるだろう。

 
○変形前重視パターン(首なし獣血主 重い深淵) 基本攻撃力774  血640
放射「筋力補正+65 物理加算+15 スタミナ呪い」
(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第3層ボス"獣血の主(首なし)"より入手)
  入手率:0.76%  所要時間:約9時間
放射「物理強化+27.2% スタミナ呪い」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:4.27%  所要時間:約1.6時間
三角「物理強化+27.2% スタミナ呪い」(イズ ID: nkdye4zx 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:3.49%  所要時間:約2時間
合計14時間(毎日2時間プレイして約7日)
ダメージサンプル
<変形前> 弱攻撃:696  強攻撃:881  強溜め:1277  内臓攻撃:3819
<変形後> 弱攻撃:533  強攻撃:858  強溜め:1280  内臓攻撃:3819

筋力補正+65と物理強化+〇%を比較すると、
千景の場合、筋・技99なら1つ目の筋力補正+65は物理強化+34.2%に匹敵する効果がある。
また、仮に2つ以上の筋力補正+65を付けるとしたら、2つ目は物理強化+25.5%に相当。3デブ産の強化石より大幅に効果が低くなってしまうので、筋力補正石は1つだけで良い。

筋力ステータスがある程度以上高い場合、筋力補正石は3デブの強化石よりも物理属性の攻撃力を大幅に上げてくれる。HPスリップのない変形前状態をメインに考えるなら有効な血晶石だ。

しかし、筋力補正石は血の攻撃力には対応しないため、血属性である変形後の攻撃力は基本パターンより一気に下がる。
変形後の火力が高いという千景の特徴を潰すことにもなるので、よほど変形前での戦いを重視していない限りは3デブ強化石の方が千景の特徴を活かしやすい。

 
○特効パターン  基本攻撃力641 血708
放射「物理強化+23.1% 獣or眷属特効+5% スタミナ呪い」
(イズ ID: f7qmn8ps 第1層スタート地点傍の"獣憑き"からワープ罠の先"ノコギリ槍狩人"より入手)
  入手率:0.044%  所要時間:約77時間
放射「物理強化+23.1% 獣or眷属特効+5% スタミナ呪い」
(イズ ID: f7qmn8ps 第1層スタート地点傍モブ"獣憑き"より入手)
  入手率:0.044%  所要時間:約77時間
欠損「物理強化+21% 獣or眷属特効+11.3% スタミナ呪い」
(ローラン ID: pw8ykpcr 第1層スタート地点傍モブ"狂気者(通称貞子)"より入手)
  入手率:0.026%  所要時間:約127時間
合計281時間(毎日2時間プレイして141日)
ダメージサンプル(特攻あり)
<変形前> 弱攻撃:695  強攻撃:  899  強溜め:1310  内臓攻撃:4096
<変形後> 弱攻撃:734  強攻撃:1174  強溜め:1760  内臓攻撃:4096

ダメージサンプル(特攻なし)
<変形前> 弱攻撃:566  強攻撃:733  強溜め:1067  内臓攻撃:3338
<変形後> 弱攻撃:599  強攻撃:957  強溜め:1435  内臓攻撃:3338

2op特効効果を持つ物理強化の血晶石で固めたパターン。
特効は獣や眷属など条件が合う相手に対して大幅なダメージアップを得られる。それ以外の敵には3デブ強化石を使う基本パターンより弱くなってしまうが、特定のボスなど条件が合うことが分かっている場面では確実に効果を得られるため使いやすい。
愚者・貧者効果が扱いづらい千景にとっては貴重な火力ブースト効果だと言える。

 

 
○血刀特化パターン  基本攻撃力350 血879
形状変化 円→放射or三角or欠損「血の攻撃力+31.5% スタミナ呪い」
(トゥメル ID: uawkp27j 第3層スタート地点傍エレベーター穴の奥"銃デブ"より入手)
  入手率:0.028%  所要時間:約120時間
(1つ形状変化を入手するのに、毎日2時間プレイして約60日)

ダメージサンプル
<変形前> 弱攻撃:268  強攻撃:  362  強溜め:  572  内臓攻撃:1795
<変形後> 弱攻撃:752  強攻撃:1186  強溜め:1779  内臓攻撃:1795

モブ敵「残酷な守り人」(通称デブ)のうち銃を所持しているものは、倒すと”血の攻撃力強化”または”血質補正アップ”の円型の血晶石をドロップする。
円型は本来、左手銃に装着できる形状のため右手武器に装着することはできないのだが、約1%の確率で起こる形状変化を利用すれば放射型などの右手武器にも付けられる形状で入手が可能だ。

血の攻撃力強化は血属性である変形後の攻撃のみを特化的に強化。
弱攻撃で約50ポイント、強攻撃で約100ポイント、強溜めで約150ポイントもの大幅ダメージアップとなる。

ただし、血属性以外には全く効果がないため、変形前の攻撃や内臓攻撃の威力は非常に弱い。
変形後の攻撃も一部は血属性ではなく刺突属性になっている場合もあるため注意。

変形後の血属性攻撃が強いという千景の特徴をさらに特化させた血晶石となるが、変形前攻撃がほとんど使い物にならないほど弱くなるため扱いが非常に難しい。内臓攻撃でもダメージを稼ぎにくくなるのがさらに辛い。
当然、変形後状態をメインに戦うことになるが、変形後はスリップダメージによって自分のHPを削りながらの戦いとなるためまさに上級者向けといったところだろう。

 
○血刀特化パターン改  基本攻撃力350 血901
放射「血の攻撃力+32.6% スタミナ呪い」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:0.00047%  所要時間:約14286時間
放射「血の攻撃力+32.6% スタミナ呪い」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:0.00047%  所要時間:約14286時間
三角「血の攻撃力+32.6% スタミナ呪い」(イズ ID: nkdye4zx 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:0.00014%  所要時間:約46154時間
合計74125時間(毎日2時間プレイして約102年)
ダメージサンプル
<変形前> 弱攻撃:268  強攻撃:  362  強溜め:  572  内臓攻撃:1795
<変形後> 弱攻撃:770  強攻撃:1216  強溜め:1824  内臓攻撃:1795

物理強化の血晶石を入手したのと同じボス「3デブ」から入手する血の攻撃力アップの血晶石。
モブ銃デブの血晶石より1ランク高い血晶石が出るのでさらなる攻撃力アップを見込める。
しかし上記のとおりその入手確率は恐ろしく低く、非現実的どころの騒ぎではない。

 

 
○劇毒血刀パターン  基本攻撃力350 血386
放射「劇毒+20.2~21.7 HPマイナス呪い以外」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:0.042%  所要時間:約157時間
放射「劇毒+20.2~21.7 HPマイナス呪い以外」(トゥメル ID: 9kv8xiyi 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:0.042%  所要時間:約157時間
三角「劇毒+21.7 HPマイナス呪い以外」(イズ ID: nkdye4zx 第1層ボス"3デブ"より入手)
  入手率:3.49%  所要時間:約16時間
合計333時間(毎日2時間プレイして約167日)

ダメージサンプル
<変形前> 弱攻撃:268  強攻撃:362  強溜め:572  内臓攻撃:1795
<変形後> 弱攻撃:285  強攻撃:503  強溜め:782  内臓攻撃:1795

千景の変形後、血属性攻撃にはデフォルトで劇毒+30の効果が付与されている。
(劇毒は状態異常の一種。劇毒値が一定量蓄積すると発症し、最大HPに応じた割合ダメージが発生する)
血晶石によってさらに劇毒効果を上乗せし、劇毒による割合ダメージで敵のHPを奪うパターン。

血晶石をドロップするのは物理強化石を落とすのと同じ、お馴染みの3デブ。
劇毒などの状態異常は時間経過によっても蓄積値が回復するため、小さな効果値で時間をかけてコツコツと蓄積させるよりも、大きな効果値によって一気に発症を狙わなければならない。
そのため、効果値の高い血晶石を落とす3デブからの入手が最適。
トゥメル放射型では劇毒の出現率がかなり低いのだが、それでも3デブ産は出現さえしてくれれば最低ランクでも効果値が20を超える。3デブ以外から手に入る劇毒血晶石は最高でも+20未満なのでほぼ選択の余地はないだろう。
また、呪いデメリットはHPマイナス以外なら何でも良い(もちろんスタミナ呪いがベストだが)。劇毒血晶石は武器の攻撃力自体は全く強化できないため、武器攻撃によるダメージは非常に小さい。そのため全攻撃力マイナスや獣・眷属マイナスでさらにダメージが減っても比較的影響は小さいと言える。また、武器が壊れても劇毒の効果は変わらないため耐久度マイナスも許容できる。
ここまで条件を妥協できるので、出現率が低いトゥメル放射型でも比較的現実的な範囲で入手できるだろう。物理強化石を狙うついでに入手できることも多いはずだ。
また、イズ三角型では比較的入手がしやすいので、ここは間違いなく最高値の+21.7を狙いたい。

劇毒に対する耐性は敵によって大きく異なり、この血晶石が有効に働くかどうかはまさに敵との相性次第。
劇毒血晶石は攻撃力自体は全く強化されないため、劇毒が効きづらい敵にはほとんど使い物にならないという欠点がある。

また、千景に劇毒血晶石を付けるのは変形後状態にデフォルトで劇毒+30の効果があるからこそだが、
変形後状態で戦うのであれば先に紹介した「血の攻撃力を高める」血刀特化パターンで攻撃力そのものを上げた方がダメージ効率が良い可能性が高い。
あるいは変形前後を問わず積極的に攻撃できる基本パターンもやはり劇毒狙いよりダメージ効率が良くなる場合は多い。
ソウルシリーズではお馴染みのことだが、こういった割合ダメージは自キャラのステータスが低く通常の武器攻撃で十分なダメージを与えづらい時にこそ役立つが、自キャラが育って通常攻撃でも安定して大きなダメージを与えられるようになると今一つ見劣りする印象だ。

さらに、同じく劇毒血晶石を使った武器を作るなら、多段hit攻撃の多いローゲリウスの車輪が強力なライバルとなる。
千景はデフォルトで劇毒+30。これに血晶石の効果+60を加えて、1回の攻撃で約90の劇毒値を蓄積させる。
それに対しローゲリウスの車輪は、デフォルトでの劇毒効果はないため血晶石の効果+60だけだが、1動作で3hit・4hitするアクションを複数持っているため、1回の攻撃で約180・240もの劇毒値を敵に与えることができる。
千景には自傷ダメージのデメリットもあるため、劇毒武器としての使いやすさはローゲリウスの車輪の方が上だろう。