エミリア編 メインシナリオ(その2)

レンの家

ディスペアを脱出したエミリアはアニーたちと別れ、一旦、レンの家へと戻ります。
家に帰ればまたレンが笑顔で出迎えてくれるような気がしたのかもしれません。
  全ては出来の悪い悪夢だったのだと、そう思いたかったのです。

――しかし、辿り着いた場所はあの日のまま、
恋人を失った“事件現場”のままでした。

エミリア 「これから私、どうしたら良いの……。レン……」

すると、そこに再び現れる仮面の男、“ジョーカー”。

エミリア 「――!?」

ジョーカーは素早くエミリアの方へ近づいてくると彼女の腕を掴み、どこかへ連れ去ろうとします。

ジョーカー 「来い!」

エミリア 「何よ! 離して!?」


ルーファス 「 諸手突きッ!

突如現れた謎のサングラス男によって救われるエミリア

ルーファス 「事件現場に、しかもパトロールの家に再び現れるとは、
大胆な奴だな、ジョーカーよ」

ジョーカー 「それはお互いさまだろう、ルーファス。
だが、ここは一先ず立ち去るとしよう…」


エミリア 「 ……… 」

ルーファス 「さて、ここにいても何も良いことはない。
再び捕まりたくなければ付いてこい。
食事くらいは御馳走しよう」

エミリア 「ふふっ、口説いてるつもり…?」

ルーファス 「どうだろうな…」


クーロン

連れてこられたのはクーロンのイタ飯屋。

エミリア 「じゃあねー、えっとねー、
玉ねぎたっぷりカルパッチョとー、
生ハムとアンチョビのピッツァとー、」

ルーファス 「食事は後だ。こっちへ来い」

エミリア「嘘つき! ごはん食べさせてくれるって言ったじゃない! ( TT)ガオー 」
はらぺこエミリアちゃん、激おこw

エミリアはイタ飯屋の従業員通路へと案内されます。
そこには射撃訓練場や兵器庫など、明らかに飲食店とは思えない地下施設へと繋がっていました。

そこでエミリアは懐かしい顔と出会います。

アニー 「よぅ、元気にしてた?」

ライザ 「迎えが遅くなってごめんなさいね。
ルーファスったら、融通が効かないもんだから」

エミリア 「貴方たち…、 どういうこと!?
ここはいったい何なの!?」


ルーファス 「俺達は『グラディウス』。いわゆる裏の組織だ」

エミリア 「裏…? 犯罪者の集団ってわけ?」

ルーファス 「いや、殺しはやらない」

エミリア 「それ以外なら何でもするってことでしょう?」

アニー 「そうね。ディスペアの案内とか、
武王の古墳の案内とか、自然洞窟の案内とか……」

エミリア 「……ん? 観光ガイドの人たちですか? (~ー~;) 」

アニー 「そうそうw ちょうど今、バカラのガイドができる人を探してて――」

ルーファス 「おい、誰かそこのバカ女をつまみ出せ (#`Д´)ノ 」


ルーファス 「俺達は犯罪組織ではない。
むろん、その必要があるときは手段を選ばないが」

ルーファス 「だからパトロールにできないことをするのが俺達の役目だ。
例えば――、そう、『ジョーカー』
俺たちは奴を追っている」

エミリア 「――!!」

ルーファス 「パトロールが当てにならないことは既に実感しただろう。
しかし、俺たちなら奴を追える。
どうだ? 少しは話を聞きたくなったか?」



エミリア 「ジョーカーも、貴方たちも…、どうして私につきまとうの?」

ルーファス 「あの晩、ジョーカーは君の恋人を殺したが、
なぜか君のことは殺さなかった。
そしてついさっきも、ジョーカーは再び君の前に現れた。
殺すためではなく、連れ去るために。
何か思い当たる節はないか?」

エミリア 「ちょっと待って。そう言えば貴方、
さっきは随分タイミング良く現れたわね?
貴方まさか私を監視して、あいつが現れるのを待ってたってこと!?」

ルーファス 「奴がもう一度君の前に現れるか確認する必要があった。
それによって、俺たちの今後の作戦も大きく変わってくるからな」

エミリア 「こ、こいつ――!! Σ(`皿´#)ノ 」

アニー 「はーい、エミリア、たまねぎたっぷりカルパッチョだよ。
抑えて、抑えて (;~▽~)ノシ 」

ルーファスは幾つかの情報をエミリアに与えた。

ジョーカーは『キューブ』と呼ばれるアイテムを探しているらしい。
キューブとは超古代文明の遺物で、凄まじいエネルギーを発生させる装置だと言われている。
もちろん、そのエネルギーを悪用すれば都市やリージョンを破壊することもできるだろう。危険な物体だ。

ルーファス 「俺たちはキューブが奴の手に渡るのを阻止したい。
ガキにマッチを持たせても良いことはないからな」

一方、ジョーカーがなぜエミリアを狙うのかは分かりませんでした。
エミリアがそのキューブの所在について何か知っているのではと、ルーファスは考えたのかもしれませんが、もちろんエミリアにそんな心当たりはありません。


その後、ルーファスから、
 ・グラディウスとは関わらない
 ・ここに残って彼らに協力する
の選択をするように言われます。
でも、ストーリー的にはグラディウスに残らないとイベントが進行しません

即答で返事をしても良いですが、
アニーや他のグラディウスメンバーたちと会話すれば、彼らがそれぞれ事情を抱えてここにいるという話も聞けます。
ストーリーを堪能したいなら話を聞いて回るのも良いですね。

エミリア 「アニー! 私を騙したのね!」

アニー 「まぁ、結果的にそうだね。
でも詳しい説明をしてる暇は無かったし、
まずはディスペアから助け出すのが最優先だったから。
……言い訳にしかならないけどね」

エミリア 「………。
貴方はキューブについて何か知ってるの?」

アニー 「いや、あたしは良く知らない。
あたしはお金が欲しいからここにいるの。
妹や弟を養わなきゃいけないから。あたしんち、親いないんだ」

エミリア 「貴方も大変ね」

アニー 「妹の方は養子が決まったから一安心だけど、
弟は悪ガキだから困ってるよ」(笑

  このアニーの妹が、クーン編などでヨークランドの富豪の家で病気になっていた少女です。
  また、弟の方はゲーム中には登場しませんが、企画段階ではレッド編でブラッククロスの手下に
  なっているという案があったそうです。
  もしそうなっていたら、レッド編のシュウザー基地はアニーにとってもツライ試練でしたね (~▽~;)

ライザ 「どうするの?」

エミリア 「どうするって……」

ライザ 「ディスペアのことやジョーカーから助けたことは気にしなくて良いわ。
それはこっちも思惑があってやったことだから」

エミリア 「………。
ルーファスってどんな人?」

ライザ 「彼はグラディウスの幹部。このクーロン支部の指揮官よ。
タフで、射撃も剣も腕はバツグン。頭もかなり切れるわ。
そしてご覧のとおり、情には流されない。
人としてはともかく、指揮官としては間違いなく頼りになるわね (#~ー~)

エミリア 「ラ、ライザ、なんで血管ピクピクしてんの?」

アニー 「それはね、ルーファスはライザの元カレだからだよw」

ライザ 「ルーファス、アニーがグラディウス辞めるそうよ」
ルーファス 「そうか。分かってると思うが組織のことは他言無用――」

アニー 「ごめん、ライザ! ルーファスもそんな淡々と送り出さないで! (;TT)ノ 」

  エミリア 「なんか大変な人たちと友達になってしまったわ…… (;~―~) 」


ルーファスにグラディウスに残ることを告げると、
エミリアは正式にグラディウスのメンバーとして迎え入れられます。

ルーファス 「ではまず、君には基礎訓練を受けてもらう」

エミリア 「えー、聞いてない!」

ルーファス 「質問しなかった君が悪い。
アニー、案内を頼む」

Battle  『射撃訓練
  銃で的を6回攻撃するだけ。
  (攻撃せずに防御×6でも良い。時間的には防御の方が早い)

アニー 「OK。この訓練場はいつでも使えるから。
じゃあ次は実戦行ってみようか」

エミリア 「もう行くの!?」

アニー 「なに驚いてんの。ディスペアでも散々戦ったでしょ?」(笑


クーロン 裏通り
裏通りからグラディウス基地まで戻れば訓練クリア。
 
突然、裏通りのどこかへ連れてこられるので、
「どこじゃ、ここは!?」って感じになりますが、ここは裏通りでも比較的浅い場所ですから大丈夫。

すぐ上にあるハシゴを昇ると、ヌサカーン病院のすぐ前に出ます。
あとは傍の階段を上がってクーロンの商店街(のイタ飯屋)に戻るだけです。

  敵との戦闘はアニーと2人でこなすことになりますが、
  まぁ、アニーがいれば問題ないでしょう。



ルーファス 「アニー、御苦労だった。それなりに戦えるようになったな」

ルーファス 「次の任務までは自由行動だ。好きにして構わない。
だがいつ任務が来ても良いように、準備だけはしておけよ」

アニーが一旦パーティから離れます。
また、何度かルーファスに話しかけると軍資金として500クレジット貰えます。

ここで最初の自由行動タイムです♪
次の任務(ストーリーイベント)は、1回以上戦闘(射撃訓練でも可)してから再びルーファスに話しかけると始まります。
  手っ取り早く先に進みたい場合は、射撃訓練で防御×6して戻ってくると良いです。


また、自由行動中は基地のアニー・ライザに話しかけることで仲間にできます。

ライザがパーティにいない状態でアニーに話しかける

エミリア 「ライザってどんな人?」

アニー 「『鉄の女』よ」

エミリア 「え?」

アニー 「皆はそう言ってる」

アニー 「頭の回転は速いし、冷静だし、格闘術も達人だしね。ここでの経験も長い。
うちの支部が上手くいってるのは、全部彼女のおかげよ。
ほら、ルーファスはあんなだからさ、
ライザくらい“デキる女”がいないと、誰も彼の作戦についていけないのよ」

エミリア 「そうなんだ」

アニー 「そう。別れたけどあの2人、今でも息ピッタリなんだからw ( ノ~▽~)ヒソヒソ…」

ライザ 「ルーファス、アニーが実はジョーカーのスパイだったわ (#~ー~) 」
ルーファス 「そうか。では拷問して奴の情報を聞き出すんだ――」

アニー 「ごめん、ライザ! ルーファスももうちょっとあたしを信頼して! (;TT)ノ 」

  エミリア 「アニーったら、…… (;~―~) 」


アニーがパーティにいない状態でライザに話しかける

エミリア 「アニーってどんな人?」

ライザ 「そうね。大ざっぱで解放的に見えるけど、実はその正反対なのよ。
彼女は小さい頃、とても厳しい環境で育ってね、」

エミリア 「孤児だって言ってたわ。妹と弟がいるって」

ライザ 「えぇ、お陰で生き残る能力にとても長けているわ。
自己防衛本能が強い、って言うべきかしら…。
こういう仕事をするのには向いているけれど、本当に誰かに心を開くことはない。
そんな風に思うことがあるわね」

エミリア 「そうなの…」

ライザ 「でも貴方は彼女と年も近いし、上手くいくかもしれない。
良かったら彼女の力になってあげて。
私ではちょっと年が離れすぎているから」

エミリア 「わかったわ。ライザって優しいのね」

ライザ 「どうかしら? 私は皆に「鉄」って言われてるのよ?」

エミリア 「他の人の言うことは知らない。私がそう思ったの」

ちなみにアニーは23歳、エミリアは24歳、ライザは27歳という設定。
ライザ、ぜんぜん年離れてないと思うw
ルーファス(40歳)を口説いた女とは思えない弱腰発言ですなw

ライザ 「ルーファス、このブログ管理人が実はジョーカーの手下よ (#~ー~) 」
ルーファス 「そうか。今すぐ息の根を止めてやれ――」
 
  エミリア 「この件だけはどうしても地雷なのね…… (;~―~) 」


< 自由行動 >
挑戦可能なサブイベント
 
 
オウミ領主の館   →メサルティム
済王の古墳     →済王
生命科学研究所  →コットン
 
・スクラップの酒場  リュート  メイレン  クーン
・ルミナスorドゥヴァン →ルージュ
・ヨークランド     →サンダー
 
陰術の資質     →サイレンス
 
・秘術の資質
 「盾のカード」    →ヒューズ  朱雀
 「剣のカード」    →ゲン
・印術の資質
 「勝利のルーン」  →ルーファス
 「活力のルーン」  →フェイオン  スライム

空術の資質     麒麟
時術の資質     →時の君
 
 
 
 
*仲間集めの注意点など 
エミリア編ではやろうと思えばこの時点で全てのサブイベントに挑戦することが可能です。
・仲間も、メインシナリオ後半で仲間になるアセルス・白薔薇・ゾズマ以外は全員、仲間に加えること
 ができます。

・しかしながら、以前の記事でも書いたとおり、
 エミリア編ではストーリー冒頭で「解放のルーン」を手に入れているため、
 既に印術イベントが進行中の状態になっています。
・そのため、残りの印術イベントを全て完了しないと秘術イベントを開始することはできません。
 (=ゲン・ヒューズ・朱雀も仲間にすることができない)
・また、印術イベント進行のためにドゥヴァンで小石を貰うと、「活力のルーン」の開始条件を満た
 して
しまうので、次にクーロンからシップに乗った段階でタンザーに強制突入してしまいます。
 移動に制限がかかるので、まだしばらくは小石を貰わない方が良いです。

・さらにエミリア編ではエミリア・アニー・ライザ以外のキャラが「解放のルーン」に触れることは
 できないため、この3人以外は印術の資質を入手することができません。



メインシナリオでは、この先エミリアが単独行動する部分などもあるため、
あまり敵ランクを上げ過ぎるとクリアが難しくなります。

ルーファスは「せっかく解放のルーンを手に入れたんなら、ドゥヴァンで小石貰って他のルーンも集めてみろ」とアドバイスしてくれますが、
前述のとおり小石を貰うとタンザー送り確定なので避けた方が良いです (~ー~;)


無限資金の裏技で装備品などを買い集めたら、
さっさと次の任務(メインシナリオ)へと進みましょう。


今後、エミリアの育成は、単独でも使い勝手の良い剣技か、
二丁拳銃+曲射のコスパが高い銃技を主力にしていくと良いです。