ステージ攻略「谷3」 マップ付き(デモンズソウル攻略)

腐れ谷(3)  不潔な巨像の要石

デーモン「不潔な巨像」の残した要石

毒クラゲと大ナメクジの住む沼の奥には
すべての不浄を飲み込む地溝があり
デーモンを奉る腐れ木の神殿が作られていた

貧しき人々は、そこで進んでソウルを献じ
苦痛をもたらす思考から自由になる


腐れ谷の最終ステージ。
腐れ谷の最深部であり、あらゆる穢れの流れつく場所であるとされる。

第2ステージと同様、沼地が広がるが、
その毒性は第2ステージよりも遥かに重たくなっており、
沼地の中では回避ローリングはもちろん走ることさえも不可能。強制的に歩き状態になる
また、発症する状態異常も毒ではなく「疫病」になっており、沼に触れてからの発症も早く、
発症すれば10分間ものあいだ、毎秒18ダメージという凄まじいHP減少を受けてしまう。

このステージを訪れる際は必ず、疫病の治療アイテムである「寡婦のロートス」を準備しておこう。


また、厄介なのは地形と、沼地の中に潜む「赤子」という敵。

基本的に沼地の中にはほぼ入らなくてもステージ攻略自体はできる。
しかし一度でも沼地側に転落してしまうと通常ルートに戻れる場所は1ヶ所しかなく、そしてそこへ行きたくても沼地の中にはプレイヤーの前進を阻む大量の「赤子」が待ち構えている。

特にボスを撃破するまでは「赤子」は無限湧き。
そのため、ボス撃破前に沼地突破して通常ルートに戻ることはほぼ不可能に近いだろう。


だが、一応万が一のときのために小技を憶えておこう。
このステージは全体がボス部屋扱いなので、メニュー画面からプロファイルロードを実行するとスタート地点傍まで戻される。

つまり、仮に沼地側に落ちてもすぐにプロファイルロードすればスタート地点傍まで戻れるというわけだ。(ただし、疫病を発症している場合、疫病は解除されない)
もちろん、奇跡「帰還」など神殿に戻るのも有効。


厄介なステージではあるが、クリアすればきっとデモンズソウルで最も記憶に残るステージの一つとなるだろう。



【有効な装備】

○物理属性の竿
 実質的にこのステージのボスとなるガル・ヴィンランドは魔法・炎に対する防御力が極めて高く、
 物理属性以外の攻撃力はほぼ役に立たない。
 現在持っている武器の中で物理攻撃力に秀でたものを選んで持っていくと良いだろう。
 特に竿武器はリーチの長さ、アクションの面でもガルとの戦いに使いやすい。

○1発耐えられる程度のHP または 一度きりの復活
 ガルの攻撃は1発は非常に痛いが、連続でヒットするということはほとんどない。
 なので、敵の攻撃に1発耐えられるHPがあればほぼ負けることはないと言って良い。

寡婦のロートス
 疫病の治療のために必須。
 ボス攻略時は最低でも1個、沼地内のアイテム回収をするならできるだけたくさん持っておきたい。

○病に耐える者の指輪
○審判者の盾、祝福強化した武器、再生者の指輪
○竿武器
 ボスを倒すだけなら気にしなくて良いが、沼地内のアイテムを回収するなら疫病対策が必要。
 病に耐える者の指輪で発症を遅らせ、また、HP回復のある装備品で疫病ダメージを中和しよう。
 また、沼地内のアイテムを取るには赤子を殲滅してしまうのが最も確実。
 リーチが長く、身体の小さな敵にも攻撃しやすい竿武器が赤子退治に役立つ。
 



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【エネミー】
(1) ガル・ヴィンランド (入手:暗銀の盾、暗銀防具一式)
(2) BOSS: 不潔な巨像 (入手:純血のデモンズソウル、真摯な祈りの指輪)

(3) ガル(黒ファントム) (入手:ブラムド、ヴィンランドの紋章) ※エリア傾向最白
  ※ボス撃破後、一度神殿へ戻り再度このステージを訪れると出現

(4) 結晶トカゲ
(5) 腐敗人(剣)×3
(6) 腐敗人(剣)×7
(7) 赤子×18  ※ボスを撃破するまで無限湧き

 
【入手アイテム】
(a) 寡婦のロートス×2
(b) 純粋な髄石×1
(c) 純粋な水銀石×1
(d) 伝説の勇者のソウル
(e) 儚い瞳の石
(f) 純粋な吸いつき石×1






BOSS: 乙女アストラエア & ガル・ヴィンランド 

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ステージ開始後、ハシゴを降りて進んでいき、最初の霧を抜けるとすぐにボス部屋である。

ボス部屋に入ったらまずは左手方向に進んで行こう。
  右手側には(4)結晶トカゲがいるのだが、ボス撃破前にこちらに進んでしまうと、
  ガルがアストラエアの傍まで行ってしまい、また、ガルのAIも回復を重視した倒しづらいものに
  変化してしまう。
  これを防ぐため、まずはボス撃破してステージクリアを優先。結晶トカゲやその他の敵、
  アイテム
回収などは後回しが良い


道なりに進んでいくと、主人公の前に立ちはだかる(1)ガル・ヴィンランドと出会うはずだ。

まずそんなことはないと思うが、うっかり足を踏み外して沼地側に転落してしまった場合、
沼地を突破して、ガルの向こう側(アストラエアのいる方)まで回り込まないと、元の道に戻ることはできない。
  ボスを撃破するまでは赤子が無限湧きするせいで沼地の突破はほぼ不可能だろう。
  慌てず騒がず、プロファイルロードでスタート地点まで戻れば死なずに済むので憶えておこう。


ガルは基本的にその場から動かない。まずは戦いの準備を整えよう。
ガルの傍まで来れば「盗人の指輪」を外しても良い(反対側にいる結晶トカゲが逃げることはない)

ガルとの戦い方だが、
基本的には 「敵の攻撃をバック移動で空振りさせ、動作後硬直中に2~3回反撃する」 というパターンで良い。

まずはガルに近付いて最初の1発を誘い、それをバック移動で空振りさせる。
  回避ローリングを使わなくても十分、ガルの攻撃圏外まで下がることは可能だ。
  ガルが使う大槌の攻撃は武器のリーチだけでなく、振り下ろした際の地響きにも少し攻撃判定
  がある。
  もしこの地響きでちょっとダメージを受けてしまった場合も、特に気にせず反撃して良い。
空振りしたガルには若干の硬直が発生するので、そこを反撃する。
2~3回ほど攻撃したら、またバック移動で距離をとろう。
  竿武器のリーチが活きるよう、あまり近付きすぎないのがコツだ。
すると、なぜかガルはプレイヤーがもう遠ざかっているにも関わらず、また攻撃を振り下ろしてくる。
当然、その攻撃は空振りするので、そこをまた反撃すれば良いというわけだ。

2~3回攻撃する、下がる、攻撃する、下がるの繰り返し。
非常にテンポよく、まるでパターンにハマったように気持ち良くガルを倒せるだろう。

  一応注意点として、このゲームでは会話などキャラクターのセリフが終了した直後、ほんの一瞬
  だけボタン操作が効かなくなるというバグがある。(移動は可能)
  ガルは接近した際と、最初に攻撃した際にセリフが発生するので、このセリフが終了した際には
  少しだけ気を付けておこう。




ガルを倒したら、その奥へと進む。
少しの間、沼地を渡らなければならないが、最奥にいる(2)アストラエアのところまで行こう。
アストラエアがいる場所の周囲は陸地になっているので、そこへ上がり次第、寡婦のロートスで疫病を治療すると良い。

アストラエアには、特に手出しをしなければ話しかけることができる
 
ガルを倒した状態でアストラエアと会話をすればこのボス戦は終了。
 
目の前に神殿へ戻る要石が出現するので、一旦それで神殿へと帰ろう。



ガル・ヴィンランド (黒ファントム)


ボスを撃破したあと、エリアのソウル傾向が最白状態ならば(3)ガル(黒ファントム)が出現する。
  最白状態で出現する珍しいNPC黒ファントムだ。

出現位置はボス戦で戦ったガルと同じ。
HP・攻撃力が大幅に上がってはいるが、戦い方も同じなので特に苦戦することなく勝てるだろう。
  ボス戦のガルと違い、毒・疫病が有効になっているので「毒の雲」や「死の雲」を使えば豊富な
  HPを効率良く削ることができる。
  ただしガルが暗銀の盾を構えている間は雲すら無効化されるので、雲が滞留している間に
  ガルの攻撃を誘って盾防御を解除させると良い。


黒ファントムのガルを倒すと「ヴィンランドの紋章」を入手できる。


腐れ谷(2)にいるセレン(エリア傾向最白で登場)にこの「ヴィンランドの紋章」を持っていくと、会話イベントが発生し、紋章と交換で「敬虔な祈りの指輪」が貰える。



アイテム回収
 
沼地内のアイテム回収をする前に、まずは結晶トカゲを倒しておくと良い。
なぜなら沼地内を移動する場合はやはり「盗人の指輪」を付けておかないとトカゲに見つかり逃げてしまうからだ。
先にトカゲを倒しておけば「盗人の指輪」を外して沼地探索できるため、そのぶん「病に耐える者の指輪」などを装備できる。

また、このステージに登場する腐敗人は一切攻撃してこない。特に邪魔にもならないので、無視しても良いだろう。
一応、素手のバックスタブや押し出し攻撃などで倒さないように沼地側へ突き落してやれば、赤子を引き付けるための囮として使うこともできる。


アイテム回収をする場合、まずはガルがいた場所の傍から右側に滑り落ち、
(b)純粋な髄石があるところに行くと良い。
ここは赤子と戦うのに最適なところだ。

周囲の赤子を片付けたら、沼地を渡って(c)純粋な水銀石を拾いつつ、目の前の島に上がろう。
  板が貼られて階段のようになっているところから上がることができる。

  赤子は沼地の中に潜っていることもあり、潜っている間は姿が見えずロックオンもできない。
  一見、何もいえないように見えても隠れている場合があるので決して油断しないこと。
  沼地の中で急に前に進めなくなった場合はそれは赤子が目の前にいる証拠だ。
  すぐに引き返すか、あるいは赤子が顔を出したところを攻撃して倒すか素早く決断しよう。

その島を歩いて、逆側にある(d)伝説の勇者のソウルを入手したら、ここでプロファイルロード。

プロファイルロードを利用してスタート地点に戻ったら、今度は結晶トカゲがいたあたりから島の上へ飛び降りて、
(f)純粋な吸いつき石を回収する。
  このアイテムがある場所は島の下からでは登っていくことができないので、必ず通路から飛び降り
  取りに行く必要がある。

さらに、島の突端から沼地の中に飛び降りて(e)儚い瞳の石を回収し、
そしてすぐにまたプロファイルロード。(または奇跡「帰還」)

スタート地点まで戻って神殿に帰ればアイテム回収も完了だ。




【ストーリー解説】

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デーモン「乙女アストラエア」

主人公がボーレタリアで出会うことになるデーモンの中で、最も印象的なデーモンと言って良いのが彼女である。

アストラエアは、かつては「第六聖女」と呼ばれ、その満ち溢れる慈愛により人々から崇敬と思慕を集める人物であった。
そして彼女もまた、このボーレタリアを救うため、従騎士のガル・ヴィンランドと共に旅立った英雄の一人である。


しかし、ボーレタリアを訪れて以降の彼女に関する噂は徐々に不穏さを増していく。
 腐れ谷で消息を絶った。
   彼女は闇に落ち、あるいはソウルに酔い、自らデーモンとなった。 ――といった具合に。

噂はボーレタリアの外にまで漏れ聞こえるようになり、
教会は聖女の真相を確かめるため、聖騎士や神職者を次々に派遣する。
もちろん、その噂が真実であった場合は、聖女を闇に葬るという意味も含めてだ。


だが、派遣された聖騎士たちは誰一人戻ってこなかった。
旅の途中で死んだ者も多いが、仮にアストラエアの元まで辿り着けたとしても、彼女を守る騎士ガル・ヴィンランドによって葬られたからである。

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沼地の奥には聖騎士たちの大量の遺体が山のように積まれている。


そう、聖女アストラエアがデーモンになったという話は真実であったのだ。

デーモンとは、人々から知性・理性ともいえるソウルを奪い、そのソウルを“古い獣”へと献上するのが役目である。
アストラエアもまた、この腐れ谷の地で、住人である腐敗人たちからソウルを抜き取り集めていた。


腐れ谷の深淵へと訪れた主人公に対し、彼女は言う。


戻ってください。デーモンを殺す者よ

ここは、神に捨てられた者たちが寄り添う場所です

あなたが奪うべき何物も、この地にはありません

お願いです、戻ってください


それでもなお、真実を確かめるため主人公が歩を前に進めれば、
次に口を開いたのは従騎士ガル・ヴィンランドだ。

やはり、戻れはしないか

どうしても彼女を害そうというのであれば、仕方ない


貴様等は、なぜ我々を害そうとする?

もとより、貴様等が捨てたものであるのに


我々は、ただひっそりと生きているだけだ


二人の言葉からは敵意は感じない。
ガルも武器を振るいこそするが、飽くまで自分たちを守るため。

「神に捨てられた者たち」、「ひっそりと生きているだけ」。
この谷に生きる人々のことを言っているのだろう。
放っておいて欲しいと彼らは訴えているのである。


しかし、主人公にも目的がある。
古い獣が目覚めたことで始まったこのボーレタリアの災厄を止めねばならない。
そのためには、古い獣へソウルを供給する元となる、このボーレタリアのデーモンをすべて倒さねばならないのだ。


主人公はガルを殺め、アストラエアの前に立つ。

あの人が斃れたのですね…

分かりました… 私の抵抗など無意味でしょう

さあ、望みのデモンズソウルをお取りなさい


そう言って、アストラエアは自ら命を絶った。


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自尽の瞬間、彼女の顔は一瞬、白骨化する。

それが彼女の、本当の姿だったのだろうか。




【ストーリー解説】

「聖女アストラアエの真意」


彼女がデーモンと化した理由は、簡潔に言って腐れ谷に住む人々を救うためである。

彼女は聖女として数々の奇跡を身に付けていた。
恐らくは病を治癒する奇跡も並大抵の神職者の比ではないほどに優れていただろう。

だが、その聖女アストラエアをもってしても、腐れ谷の病は癒すことができなかったのである。
谷の毒が濃すぎるせいか、
あるいは、この谷に救いを差し伸べる手がもっと多ければ、解決する問題だったのかもしれない。
しかしそのような援助すらないことがこの土地の最大の悲劇なのだ。

彼らは「見捨てられた者たち」。
誰も彼らが救われることを望んではいないのである。
彼女が信じていた神の力は、この谷の奥深くでは無力だった。


そこで聖女アストラエアは、彼らの病を癒すことを諦めた。心が折れたと言っても良い。

病を癒すのではなく、「忘れさせる」ことにしたのである。


ソウルとは思考の力。
ソウルを奪われたものは頭がぼうっとして意識が朦朧と酩酊し始める。

身体は病に侵されたままでも、心が病を認識しなくなるのだ。


こうしてアストラエアは腐敗人たちに“偽りの安息”を与えることにした。
腐敗人たちにとってもそれは偽りとはいえ心の救いであり、思考を失えば己が不幸であるということさえ忘れられた。
腐敗人たちはアストラエアを崇め、喜んで彼女にソウルを委ねるようになったのだ。


ソウルを奪い続けるアストラエアの身体が、そして魂が、いつしかデーモンと化していくのは当然の成り行きであった。